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#肢体不自由教育
定番中の定番教材「スライディングブロックスイッチ」の作成
今回は、特別支援学校外部専門家 視能訓練士 釣井ひとみ氏(平和眼科)監修、「方向性のある手の動きを引き出す」ための定番中の定番教材スラインディングブロックにスイッチをつけたものを作ります。スイッチをつけることによりブロックを終点まで動かした時のフィードバックを音、光、振動など対象の方のニーズに合わせて色々に変えることができます。
釣井氏は、それまでPT・OT・STが主だった特別支援学校の外部専門
ひもスイッチの作成<常につながっていることが分かりやすい手がかりになる>
スイッチの定番、引っ張ることで操作するひもスイッチ。常につながっていることが分かりやすい手がかりになること、そして、大きな動きで操作できることが特徴です。思い起こせば17年前、当時の勤務校で行われた夏季スイッチ講習会で先輩教員からつくり方を初めて教わりました。以来、ニーズも多くたくさん作ってきましたが、今回はどっちもクリップにもはさめる薄型ひもスイッチの作り方を紹介します。
では行きます。
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ボコボコチェーンミニの作成
ボコボコチェーンシリーズ第2弾。グリップが細く思わず握ってしまうボコボコチェーンミニ。麻痺がある方の手にゴムバンドでグリップを固定し、反対側の手でチェーンを引っ張ることが可能で、今まで両手の協応の経験を諦めていた方にも使えます。もちろん、支援者がグリップを握って、ご本人に片手で引っ張ってもらうボコボコチェーンのような使い方も可能です。
では行きます!
■ 材料
・二重リング
・4mmチェー
石けり入れの作成〜手首を回す動作を引き出す教材〜
手による外界への探索の土台となる手首を回す動作を引き出す教材です。
詳しくはこちら。
程よい大きさと重さのある石けりと吸い込まれるように入っていく溝が心地よい教材です。作り方はいたってシンプルですが、くれぐれも手を切らないように注意して下さい。
今回は、彫刻刀やホットカッターなど、いろいろな切り方を試した中でもっとも簡単だった方法をお伝えします。
■ 材料
・石けり
→ なかなか売って
書見台作成②〜上面ボード〜
書見台は、姿勢作りや見ること、空間認知を支えるための最重要アイテムです(詳しくはこちら)。先にゲージ(提示物のストッパー、上写真の棒の部分)の作り方と書見台ベース部分を投稿しましたが、今回の上面ボードで完結です。どのようにマグネット対応にするか悩んだ末、辿り着いたコスパの良い方法もご紹介しますので最後までご覧ください。
では、早速始めます。
■ 材料
・ホワイトボード(写真はダイソーのもの
書見台作成①〜ベース部分〜
書見台は、姿勢作りや見ること、空間認知を支えるための最重要アイテムです(詳しくはこちら)。先にゲージ(提示物のストッパー、上写真の棒の部分)の作り方を投稿しましたが、いよいよ書見台本体の作り方です。子どもたちと使う中で、市販の書見台では「ちょっと使い勝手が・・・・」と思う部分を改良しホームセンターやネットで手に入る部品、道具で工夫して作成したものです。すでにいくつかのご家庭に納品し、使いやすいと大
もっとみる教材作成備忘録 “文字盤”
「SHJ学びサポート」の生徒さんに以前から枠付きの指でポインティングできる文字盤を作成していましたが、今回は車椅子をリニューアルするのに伴い文字盤もリニューアルすることになりました。この方は、やり取りするのに主に「指差し文字盤」とトーキングエイドを使用しています。
今まで納品してきた歴代文字盤は以下の通りです。枠により「ここ」という場所が明確になり空間が捉えやすくなります。具体的には、目標場所が