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【スポーツ栄養士になりたい人・ジュニア選手の家族】理想を現実にする考え方 出来ていますか?

公認スポーツ栄養士 ジュニアアスリート子育て塾の松田幸子です。


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▼栄養士向け 実力をつけるヒントマガジン


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ここ数日、ジュニアのサポートをしていて、思いついたことを今日は書き起こしておこうと思います。これは

ジュニアアスリートのご家族
これからスポーツ栄養士になろうという学生・栄養士
今、スポーツ現場にいる栄養士

の皆さんに読んで欲しいと望んでいます。


私がアスリートサポートをしてきて、ずっと感じていた違和感があります。それは

栄養士・学生、またジュニアアスリートのご家族が

「全国大会にチャレンジするレベル以上の人にスポーツ栄養学を使うもの」

とまだまだ考えていることです。これを覆した先に見えるものが大きいので、ぜひそれを知って下さい。


栄養士・学生のあなたへ

スポーツ栄養士になりたいと思うと、「トップアスリートサポートをやりたい」気持ちが芽生えます。私も昔はそう思ったことがありました。最近ではジュニアチームサポートをやりたいという人も増え、スポーツ食育に目がいくようになったんだなと思っていました。

ですが、そのジュニアサポートでも実際に栄養士の目がいっているのが、ある一定レベルの選手やチームです。例えば、後、「もう少しで都大会に出られそう」「全国大会も見えてきた」というような具合。

でも必要な人たちはもっといて、そこまでまだいっていない人たちは一定レベルの人たちよりもたくさんいます。

実は私にはこんなことがありました。
以前、競泳をやっていた甥っ子が都大会に出場出来たと喜んでいたのです。そこで、ハッと気がついたのです。

私は自分が選手の時も、当時、みている選手も都大会に出るのは当たり前で、その先を見据えた行動・サポートをしていました。自分の視野が狭かったことに、落ち込んだのが正直なところです。

全国大会を目標にしている選手と都大会に出ることを目標にしている子どもを比べたとき、サポートはレベルが高い方が難しいと思われますが、そうではありません。レベルやカテゴリーが下の方が非常に難しいことが多々あります。ですが、サポートを行うことで、ジュニア選手も人として、成長できることにつながります。

現在、ジュニア向けに発信している栄養士の内容をみると、レベルが上の選手向けなのが気にかかります。栄養士側が、もっとジュニア選手の現状を知った上で、発信する必要があると感じています。

もし、あなたが栄養士や学生で、これからジュニア選手サポートを考えているなら、ぜひ、いろいろなレベルのジュニア選手の現状を知る努力をして欲しいと思います。

使えるスキルだけをしっかり学びたい方は、一度、まつだスキルを目の当たりにしてください。なにをどう話すのかだけでも、知ると勉強方法が変わります。

トップアスリートをやりたいと、勉強しても経験や結果はついてきません。



ジュニア選手のご家族へ

相談依頼のメールに「大きな大会に出ていないけど、サポートしてもらえますか?」ということがあった場合、「もちろんです」と私は返信します。

大きな大会に出ている、出ていない関わらず、サポートする私としては、スポーツをする子どもは同じように対応します。

目の前の子どもがどうなっていきたいか

にフォーカスしています。ですから、ご家族が引け目を感じたり、メールを送るのを躊躇してほしくないと思っています。

きっと、ご家族は子どものために何かしてあげたいと思っているはずです。

スポーツをしている子どもの体について悩んでいるご家族に1つ、私が言えるのは

選手として食事を整え、体をつくる生活をするのに早いことはない


ということ。

小学生だと、早いと言う声も聴きます。

でも、小学生ですでに競技をしていることを早いとは言いませんよね。すでに立派な選手なんです。

そして成長期という、体にとって今後を左右する時期を乗り切っていく重要な時期でもあります。

私が選手の40年近く前(小学生の時)、食意識の高いコーチだったことで、そのクラブは大きなケガをする選手がおらず、単独クラブでもとても成績がよかったです。

それをとっても、決して早いことはありません。

子どもが頑張ろうと努力しているときが、そのタイミングです。

またジュニアアスリートは特にメンタルと体のコンディションや食事量は密接に関係します。そのため、片手落ちにならないよう、ジュニアアスリートサポートでは「メンタル・コンディショニング・食事」をトータルでサポートしています。


時には、私が子どもに対し、ご家族が不思議に思う対応をするかも知れませんが、それは

目の前の子どもがどうなっていきたいか、それを実現するため

に手を替え品を替え行うサポートスキルです。

子ども1人1人、個性があり、習熟度も発育も違います。でも始めるのに早いということだけは決してありません。

ご家族も、その認識を変えていただけたらと思います。


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結果を出すジュニアサポートを密にやろうとすると、エネルギーのいるもので、チームの年間サポートに関しては、4年前からお引き受けしていません。

今だから、言いますが、私は、現在20歳の大学生を中学・高校とサポートしていたとき、大学進学をもってジュニア選手のサポートをすべて辞めるつもりでした。(大学に行くと、また、サポートについて、いろいろあるんです・・・)

ですが、個人でのご依頼がいくつもあり、個人サポートのみ、現在は行っています。これも、いつまでと決めてはいませんが、エネルギーが持続する状態が続くまでかなと思います。

また、そのエネルギーを出してもよい、アツくなれると思えるチームがあれば、レベル・カテゴリー問わず、チームサポートをお引き受けするかも知れません。

若い栄養士や学生のみんながそのくらいの熱量をもって、現場に出ていけるよう学んでくれたら、私は嬉しいです。

そうすれば、きっと、子どもたちも大きく育つでしょうから。


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