見出し画像

コロナ前とこれから スポーツ栄養サポートがどのように変わっていくか?

30,000人以上、個人指導・教育をしている公認スポーツ栄養士 松田幸子です。

今回はコロナ前と現在で、私の仕事で何が起こっていたのか、選手サポートの部分だけ抜き出してお話します。


画像3

個人選手サポート

ご存知の通り、2019年度末の時点で様々な試合が無くなりました。私は年度末にある競泳ジュニアオリンピックに出場する選手のサポート対応をしていましたが、この状況下では中止になるのではと思いながら業務をしていました。

中止が決まってから、何が出来たか

それは ”選手と家族のこころのケア” でした。

なぜそこに注力したかと言うと、こころと食事はつながっているからです。つまり、この全国大会中止はその後のコンディション大きく左右するため、できるだけ早くケアをする必要があったからです。

普段は栄養士が意識しないメンタルケア。
これを自分のスキルとして持っているかいないかで、選手対応が本当に変わったと思います。


画像4

▼心理学・コミュニケーション・メンタルケアに興味がある人のスタート勉強会はこちら。

画像5


私の事務所兼コンディショニングルームもスポーツ施設の扱いになります。そのため、休業を余儀なくされました。そこでやっていたのはオンラインでのやりとりです。

オンライン飲み会が流行り、ZoomやLINEをつかってやった人も多いでしょう。私はそれを使って、選手たちやご家族とやりとりをしていました。近距離の選手でもオンラインを利用し、なるべく接触をさけるようにしました。

ただ、先行きが見えない状況下で、選手のモチベーションの維持をすることは正直、私も経験が無く、相当苦労しました。

選手サポートをしっかりしている栄養士の皆さんは、今年はかなり苦労したと思います。

自粛中における、いろいろなカテゴリーの選手サポート話を聞く機会があり、どれだけスポーツ栄養学の基本を知っていて応用・展開力があるかどうかをスポーツ栄養士が試された年だと感じています。


画像8

チームサポート

チームサポートについてはTWCスポーツ栄養サポートチームを例にしましょう。

▼日本工学院スポーツカレッジ テニス部 成績
 2013年からスポーツ栄養サポート開始し、翌年の2014年から全国大会 男子団体 6連覇中です。


TWCスポーツ栄養サポートチーム では

・選手が勝つこと
・体を健やかに保つこと
・選手が人として成長すること

を視野にいれたスポーツ栄養サポートの方法を学び実践しています。


専門学校は2年でほぼ選手が入れ替わります。そのため、実質選手として大会に出場出来るのは2年ありません。多くの選手が1回の全国大会出場出来るかを賭けている状態です。

栄養士スタッフも全国大会男子団体7連覇を目指してスケジュールを組み、指導者とも連携をとっていた矢先に全てを覆されることになりました。

学校自体が閉鎖。学校の運営も手探り状態の中、はじまったサポートでした。今年は1ヶ月ほど遅い5月から。それでも、5月というのはかなり早い時期からスタート出来たと思います。

このスタートに至るまで、どのような連携をとってきたか。

そして5ヶ月経った今、まだ、校内への立ち入りが出来ない状態で、ステップアップしたサポートが出来るようになりました。

これも、関係各所との連携方法を作り、試行錯誤していった証です。

このマイナスからゼロを作り上げ、ステップアップしたサポートの内容を11月29日(日)にお話します。


画像6

11月29日(日)10時~13時 
若手栄養士の挑戦と軌跡2020
〜現場にススメ!サポートから得た学びと気付き~

で実際のチームサポートの現場対応・、チーム・学校・スタッフなど多くの関係者とスピーディーに連携した方法などをお話しします。

参加者全員に夢を叶えるコーチングBOOKプレゼント!

下やじるし

画像7


今年はサポートでも使っているオンラインでの講座になります。


実は

TWCスポーツ栄養サポートチームでは立ち上げ翌年から、オンラインミーティングをしていました。そのため、今回のサポートの対応もスピーディーになったのです。

いずれ、オフラインとオンラインが共存するだろうと考えて、オンラインミーティングを始めて7年。

こんな形でプラスに働くとは思いませんでした。


画像9

今後のスポーツ栄養士のサポートについて

前に書いたとおり、オフラインとオンラインが共存することになるでしょう。そのため、スポーツ栄養学を学んでいるだけでは活動が狭まることになると考えられます。

また、SNSやアプリは若い世代はすぐに使いこなせますが、ある一定の年齢以上の人は積極的に自分から動く必要があります。

ただ、オンラインが出来るからと安心しているのは既に波に乗り遅れています。

AIでの栄養指導は加速していくでしょう。これは2020年の現状から捉えて、予定より早くきていると考えます。

つまり、AIに栄養士が仕事を奪われてしまうことも遠くはありません。既に献立作成などではAI化が進んでいます。これからスポーツ選手に関してのデータが集まれば、献立作成のベースはAIで出来てしまうでしょう。また調理もオートメーション化出来れば、調理人数も格段に少なくて運営出来ます。

その時期がすぐそこに来ていてもおかしくありません。

ですが人間には人間の魅力というものがあります。
AIと人間の違い=魅力をどのように見いだすのかが近未来の課題になるでしょう。


スポーツ栄養士としてのあなたの魅力は?


それが発信できるように、11月28日 若手栄養士の挑戦と軌跡2020でプレゼントするセルフコーチングBOOKを活用してもらえたらうれしいです。


画像2


▼栄養士として転職・就職・キャリアの道筋を決める相談。オンライン可。

▼仕事に直結するスキルを個別で伝える。オンライン可。


ここから先は

0字
『勉強すれば信頼されるは勘違い!”継続して信頼される”のはここが違う!』今まで”セミナー参加の栄養士だけ”に話していた「現場スキル」「現場の本音」「現場で使えるコネタ」などをざっくばらんに更新します。月に2本必ず更新。それ以外にマル秘スキルを音声更新するかも?!そのため、定期購読がオススメです。

スポーツ栄養士を目指す、栄養士・学生・高校生が知りたい「どうしたらなれるのか?」という疑問から「実力をつける勉強方法や視点」などを現場で働…

この記事が気に入った、もっと読んでみたくなったという方はぜひこちらを😄。