見出し画像

イチゴのグローバルマーケット

1.中央ヨーロッパへの主たる供給者であるスペインは、当初昨年の30%減で出遅れたが、徐々に供給は安定してきた。
2.オランダからの供給も増えており、それに伴って価格も下落傾向にある。特に、ドイツへの供給が増えている。
3.中国では白イチゴの人気が継続的に上がっている。丹東地区のイチゴの輸出は、東南アジア、ロシアや香港、さらにタイやインドネシアなどの新規マーケットが加わり、昨年に比べて30%以上増加している。
4.北アメリカでは、供給元がフロリダとメキシコのシーズンが終わり、カリフォルニアへ移行している。カリフォルニアでの栽培は、雨が多かったにもかかわらず、比較的温暖だったこともあり順調。価格は、フロリダや中央メキシコからの供給過剰で下落傾向にあったが、それらの地域での栽培が止まったことにより、需要と供給のバランスが取れてきて安定傾向にある。
5.メキシコは、エルニーニョ現象などの気候の不順により生産は思わしくない。一部の生産者は、今までより安定した生産活動をできないので、その生産を止めるところも出てきている。


いただいたサポートは研究費の一部に使わせていただきます。