松田祐樹@MD-Farm

イチゴの通年大量栽培を実現する植物工場システム開発を進めているスタートアップ代表です。…

松田祐樹@MD-Farm

イチゴの通年大量栽培を実現する植物工場システム開発を進めているスタートアップ代表です。 『いつでも、どこでも、だれでも』栽培が可能でSDGsな農業を目指しています。 農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業採択事業者 matsuda@md.farm

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    スタートアップをやっている上で感じることを、スタートアップ目線でお話します。

  • イチゴの植物工場の技術公開

    イチゴの植物工場の技術に関する有料記事をまとめたマガジンです。 約10年に渡る実証、研究での成果の一部を有料で公開する記事をまとめています。

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【 公開 】 植物工場で、ハチを使って受粉する方法

イチゴなど実をつける植物を植物工場で栽培すると、受粉が問題となります。 受粉には一般的に、人の手による方法か、ハチを使う方法があります。 人の手の場合、耳かきの後ろにある梵天のようなもので、手作業で行うことになりますが、手間がかかり、どの花に受粉したかを把握した上で行わないと、過受粉で奇形の原因にもなり、現実的ではありません。 ハチの場合、閉鎖型環境、特にLEDを利用した栽培環境では、ハチは屋外と同じように受粉せず、受粉は上手く行われないというが通説となっています。

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    • 風邪、老化、動脈硬化、がんの予防に、イチゴが力を発揮する!?

      • 米どころ新潟、災害級の猛暑でコシヒカリの一等級比率が平年70%→昨年5%に

        お米への猛暑の影響が心配されていますが、お米だけでなく、他の作物も大きな影響が出てきている、またはこれから更に深刻になるという話を各方面から聞いています。

        • 「100億円企業」へ税制優遇 中小の成長支援―経産省要望

          投資額全額を費用計上できる「即時償却」が適用される租税特別措置が実施されると大きい。

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          超一流の投資家から出資を受けるとはどういうことか

          投資先の見方の一つとして、勉強になります。

          超一流の投資家から出資を受けるとはどういうことか

          イチゴビジネスの先駆者が伝授する 成長フェーズ別戦略の立て方【岩佐と紐解く戦略的農業#01】

          イチゴビジネスの先駆者が伝授する 成長フェーズ別戦略の立て方【岩佐と紐解く戦略的農業#01】

          食中毒を減らせば、大きな医療費削減になるのでは?

          日本では食中毒で亡くなる人は、年間を通してもごく少数だと思います。 これは諸外国に比べ、流通や鮮度管理がしっかりしていることもありますが、水の安全性が高いことも理由はの一つです。 海外を見てみると、アメリカで食中毒の年間患者数7,600万人、入院患者数32.5万人、死亡者数は5,000人というデータがあります。イギリスでも年間50人以上が食中毒が原因と思われる死亡者があるそうです。 これらの要因は、いくつかありますが、日本ほど鮮度を保ち、かつ信頼性のおける流通網を整備してい

          食中毒を減らせば、大きな医療費削減になるのでは?

          上から目線の研究機関と大学の農学部

          約10年ほど前にLEDを使ったの1季なりイチゴの通年栽培の実証をするので、県庁に相談に行ったところ、県の研究センターの関係者を集めて意見交換する場を作ってもらえました。 私としては、初めての試みなので知識や経験など含めて情報交換できたり、今後の開発のバックアップがしてもらえればと期待をしていました。 挨拶が終わったところ、もうケチョンケチョン… 「素人が誰もやったこともない栽培実証して上手くいく訳がない!」 「そんな夢のようなことができる理由がない!」 「我々だってできな

          上から目線の研究機関と大学の農学部

          【スタートアップの中の人】バッターボックスでホームランを狙え!

          あるベンチャーキャピタルの人に、初めて会った時に最初に言われた言葉が強く印象に残っています。 「バッターボックスに立って、ホームランを狙う気持ちはあるの?」 その人は続けて話してくれました。 「ベンチャーキャピタルが10社に投資した場合、5~6社がぜんぜんダメ、3~4社が収支まずまず、1社が当たりが相場となる。その1社で他の9社の損失を取り戻し、かつ大きく利益を出さなければならない。 その1社が、大きな利益を出してくれるには、バッターボックスに立った時に、ホームランを打って

          【スタートアップの中の人】バッターボックスでホームランを狙え!

          大企業の新規事業としての植物工場の落とし穴

          大企業が農業を成長分野と見て、進出する場合に植物工場が選択されることが多いと感じます。 特に葉物、多くはレタル類の植物工場を選択します。 この多くが、失敗につながっているように感じます。 まず第一に、農業の生産をシステムで解決できるのだと考えてしまい、その労務管理のポイントや流通などを安易に見てしまう傾向が挙げられます。 ここで大きなポイントとなるのが、“補助金”の存在です。 特に原発立地地域や過疎地での植物工場立地には大きな補助金が設定されています。 これが収支計画上は

          大企業の新規事業としての植物工場の落とし穴

          耕作放棄地に対する誤った認識

          耕作放棄地に利用について、様々なアプローチが語られています。 しかしこの多くは行政だったり、農業従事者以外の人からの見解が多いように感じます。 農業従事者から見ると意外と耕作放棄地に対して冷めた見方をしているケースがあります。 なぜ耕作放棄地に対して農業従事者は魅力を感じにくいのか 1つ目に、耕作放棄地は農地として利用するには不便な場所であるケースが多く、移動に有利な場所は使われ続けているのがほとんどとなる。 わざわざ不便な場所にある耕作放棄地を使うよりも便利な場所を交

          耕作放棄地に対する誤った認識

          食の安心・安全・新鮮をスマート農業で未来につなぐ

          本来、イチゴは初夏の食べ物でした。 酸っぱく硬いイチゴに砂糖とミルクを加え、スプーンで潰して食べた記憶がある方もいると思います。 栽培技術が進歩しクリスマスにイチゴを投入するため、イチゴのシーズンは冬から春先になり、甘くて大きく、美味しくなりました。 近年、気候の高温化と農家の高齢化がイチゴに大きな変化をもたらしています。 高温化の影響で、栽培に障害が出たり、高齢化に伴い、栽培者が減少しており、イチゴの出荷量も年々減少しています。 そもそもイチゴは、病気や害虫に弱く、農薬

          食の安心・安全・新鮮をスマート農業で未来につなぐ

          9月10日の午後、山形大学工学部で講義をさせていただきます。

          9月10日に山形大学で行われる「ソーシャル・イノベーションDX」寄附講座でゲスト講師として、イチゴの閉鎖型植物工場でのAI、DX事例のお話をさせていただきます。

          9月10日の午後、山形大学工学部で講義をさせていただきます。

          完全閉鎖型植物工場への言及をしたのは高市さんが初めての印象です。

          完全閉鎖型植物工場への言及をしたのは高市さんが初めての印象です。

          実験室で育てる「培養肉」は本物の牛肉の最大25倍も環境に悪いことが判明、安価かつ低エネルギーで培養する技術に課題

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          【スタートアップの中の人】日韓スタートアップ育成に1億ドル共同ファンド設立

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