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耕作放棄地に対する誤った認識

耕作放棄地に利用について、様々なアプローチが語られています。
しかしこの多くは行政だったり、農業従事者以外の人からの見解が多いように感じます。

農業従事者から見ると意外と耕作放棄地に対して冷めた見方をしているケースがあります。

なぜ耕作放棄地に対して農業従事者は魅力を感じにくいのか

1つ目に、耕作放棄地は農地として利用するには不便な場所であるケースが多く、移動に有利な場所は使われ続けているのがほとんどとなる。
わざわざ不便な場所にある耕作放棄地を使うよりも便利な場所を交渉して利用するほうが合理性が高い
2つ目に、耕作放棄されて3年も経つと風や鳥の糞などで運ばれてきた種子が育っており、その処理が手間になる。それだけでなくそこで育った草木の種がその耕作放棄地にばら撒かれているので、土壌自体が営農できるように回復させるまで時間を要する状態になっている。

耕作放棄地と営農ができる農地とは全く別物で、回復させるには時間もお金もかかるため、農業をしている人にとっては、あまり魅力を感じない一面があるようです。

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