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室内で効率的に開発できるロボット収穫

太陽光と人口光の環境の違い
一般的な露地は、太陽光の下での収穫作業になります。
これをロボットで行うとなると膨大なデータ処理が発生します。
というもの太陽光は、朝、昼、夕と角度が変わります。また雲の厚さや雨などでも変わるだけでなく、経度・経度などでも変わる可能性があります。
これに対し、人工光の下であれば、一定の光の条件となるため、処理する情報量がかなり限定的になります。

色づきを考える必要のある作物
収穫する作物は2つのパターンに分けられると考えます。
(1)色が変わって熟する作物(例:イチゴやトマト)
(2)色の変化はなく、大きさなどで見るもの(例:ピーマン、きゅうり)

(1)の場合、前述の光の違いによって、その困難さは天井知らずに難しくなり、人工光の下で行う方が有利だと考えます。
(2)の場合は、形で認識するので(1)よりは有利ですが、これも少なからず光の影響を受けざるを得ないと感じます。

閉鎖型&人工光が自動収穫の開発には一番有利
一年中、環境が変化せず、安定した栽培環境が実現している閉鎖型植物工場で収穫ロボットを開発し、その運用実績を積み上げていくのが、将来的な露地栽培での自動収穫ロボットに繋がっていくと感じます。

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