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農業のソフトウェア化

モノを輸出する農業から、ノウハウを提供する農業へ
今までの農業では、海外への輸出を拡大しようとしていました。
これには、“海”を超え、“検疫”を通過するというハードルがあり、どうしても時間とコストが掛かってしまいます。
これからの日本の農業は、日本で開発された品種や栽培方法・管理などをソフトウェ化し、それを知的財産として管理し、輸出するモデルに移行すべきと考えています。
MD-Farmでは、自動車産業のように、消費者のいる対象国の国内で栽培し、海を超える輸送も、それぞれのお国事情で変わる検疫も関係のない生産体制を構築することが、日本の新しい農業を創造すると考えます。

規格統一した生産工場をクラウドでコントロール
MD-Farmでは、同一のユニット化した閉鎖型植物工場を展開し、その工場をクラウド経由で、適切な栽培環境になるようにコントロールできるようにシステム構築をしています。

砂漠でも北極圏でも栽培が可能
閉鎖型植物工場では、外部の自然環境とは一切隔離し、安定した環境を構築できることが5年以上の開発を通して、実証確認できています。
冬場でも夏場でも、環境の変化を出さないことが確認されており、室内の空間も一定化することに成功しています。
つまり、場所を問わず設置でき、かつ室内で理想の栽培環境を実現できるようになりました。
暑さに弱いイチゴが赤道直下の国で栽培でき、また北欧のような北極圏を有するような国でも栽培できます。寒さの厳しい地域でも化石燃料による加温は一切必要なく、工場からのCo2の排出もありません。

栽培ノウハウのある人材の育成に頼らない
日本の栽培方法において、イチゴ栽培者として一人前になるには一般的に5~10年の修行と経験が必要と言われています。
イチゴの需要が大きくても、容易に規模拡大ができない理由の一つがこれです。
MD-Farmのシステムでは、イチゴ栽培経験者は必要なく、事業拡大が容易なのも特徴の一つです。

栽培ノウハウのソフトウェア化は新しい輸出産業
栽培ノウハウは、ある意味、アナログ的な経験と勘の世界です。
MD-Farmでは、この栽培ノウハウを実証経験を元にデジタルに翻訳をしました。
ただデジタル化しても安定的な再現性は取れません。
MD-Farmでは、それを同一の閉鎖型の栽培環境によって実現しています。
これからを合わせることによって、栽培ノウハウのソフトウェア化の実現がなされます。


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