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湧き水|わたしの豊かさ#23

熊本へ移住して感動したことの一つが湧き水であると書いたことがあるのですが、熊本は県内に、特に阿蘇を含め1000か所以上の湧水地があるそうです。

我が家では週末に12リットル+ペットボトル何本か分の湧き水を汲みに行って、飲料や炊飯、料理に使用する水はすべて湧き水にしています。

水への関心は昔からあって、東京にいた頃は鳥取県の白山命水という美味しい水を購入していました。20リットル3000円くらいするお水でした。

左端の青色のタンクに汲んで出窓に置いています

いくつかの水源を回って、場所が違えば水の味も変わることが分かったので、湧水地を巡るのも楽しみで、行った先に汲み場があれば寄るようにしています。

南阿蘇にある吉田城御献上汲場では水がポコポコしている様子が見えるのですが、1分間に5トンの水が噴出していると書かれていました。

吉田城にご献上されていた水

わたしの住む菊池市は「菊池の湧水群」と呼ばれる多くの湧水地があるエリアがあって、その内のある水源の水が心底気に入ってしまいました。
他の水源の水だと3日も常温で置いておくと独特のすこし土っぽい味がしてくるのですが、そこの水は冬場なら1週間経っても美味しいです。
一番美味しいのは汲みたてで甘さすら感じますが、ある程度時間が経っても美味しい水は他に見つけられていないです。

水源に行くと湧き出るところが美しくて、思わず手を合わせてしまいます

移住当時、都市での生活に慣れていたわたしは湧水が無料で飲めることに罪悪感すら抱いていました。
自然がこんなにも与えてくれていることが信じ難く思っていたのですが、お構いなく与え続けてくれるので、本来誰のものでもない土地や自然に対する権益に浸かっていた気持ちもいつの間にか洗い流され、罪悪感を抱くことこそ傲慢だったと気付いてからは、より自然の恩恵を素直に受け取ることができるようになったと思います。

水についての想いは以下の記事でも書きましたが、わたしにとって水への関心は絶えず続いていくと思います。
今年はまた少し進んで、水の流れを作っていくこと、水を浄化すること、水についての学びを深めていきたいと思い実践していることがあるので、いずれその事も書いていきたいと思います。

この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
3.美味しいものを補完する:湧き水を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼

次回は3.美味しいものの最終話:#24【手作りのもの】について書きます。

土日は投稿をおやすみしているので、次回は月曜に書きたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!


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