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崖の下にいってみよう|ある土地での物語#5

この秘密基地には急斜面があり、その下は崖のようになっていて、その下には竹林と沢があることを以前確認している。

▲写真ではちょっと分かりづらいのですが、杉の木の根元あたりから、ガクンと地面がなくなっていて、竹がうっそうと生えている。その奥に沢がある。

そこがどうなっているのか。

そして3月はタケノコの時期。竹林へタケノコ探しに行きたい!

まずは鎌で即席の階段を作って、杉の根元まで行けるようにした。

段々にして、あとは踏み固めるしかない

そこへ4歳息子と下りてみることに。
大丈夫か?と思いますよね。
しかし息子は、自然豊かなの保育園でかなり鍛えられて、身体能力も知恵も度胸も尊敬するレベルのお方なのだ。

このなかで大丈夫じゃないとしたら、わたしです。。
息子に心配されながら、なんとか杉の木の根元までは下りた。

こうして見ると結構な急斜面なのが分かるでしょうか

そこから先はほぼ崖になっていて、夫が脚立を設置してくれたものの、うまく使いこなせず、すこしパニックになりながらもなんとか下りた。。

崖の下についた!

そこは、こんな風になっていた。

古い竹が密集していくつも倒れて朽ちて、荒れているのがわかる。間伐などの管理がされず、放置竹林と言われるような状態だった。

もっと光の入る美しい竹林にできたらと思った。
やり方を調べて、少しずつやってみよう。タスクが一つできた。

竹林の奥には沢が細々と流れていた。

沢の存在は、国土地理院の地図や地形図を見ても載っていないし、たぶんもう何十年も誰も足を踏み入れていない。

枯草や朽ちた竹、ゴミなどが堆積して流れをせき止めているようだった。

わたしは、安全に向こう岸に渡れるよう、朽ち過ぎていなそうな竹を運んできて橋をつくったのだが、建設した橋は一歩踏み出しただけで陥落した笑

そしてまた流れをせき止めている笑

そんなことをしている母親は放っておいて、師匠(息子)は岩を飛び越え難なく向こう岸へ渡っていた。

わたしも出来ることを探して、何十年も前の持ち主が捨てていったであろうコカ・コーラの缶や肥料袋などのゴミを集めた。(以前ここに田んぼを作ろうとしたことを聞いていたのでその時のものだと思う)

生き物発見

師匠(息子)は、沢の中や岩の裏などを隈なく観察していた。

そして、生き物を見つけてはすぐに教えてくれた。
沢蟹2匹、ヤドカリ1匹、アメンボ、ミミズみたいなの、貝類

教えてもらっても、目を凝らしてジッと見ないと分からない。
こんな小さな生き物たちをよく見つけるなぁと感心した。

生き物を見つける天才である。

生き物がいることが嬉しかった。

ここの堆積物を除いていくのも、かなり時間がかかりそうだと思った。
タスクがどんどん増えてくる。

今のところ、ほとんどの土日は二日とも秘密基地へ来て、少しずつ整備を進めている最中。

次回から降りるのが憂鬱だと思っていた崖には、夫がロープをつけてくれた。

師匠(息子)もさらにスイスイと上り下りしていて、本当に尊敬しています。

竹林と沢の整備は、お見せできるほど進捗したらまた続きを書きたいと思います。

ちなみにタケノコはまだのよう。
他で竹林をされている方に、日の入りが悪いと生えてこないのか聞いたら「あいつらはそんなの関係ねぇ」とのことだったので、諦めず毎週見に行ってみよう。

さて、いよいよ小屋作りのための、資材集めだ!

(つづく)



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