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#1病気の原因は気質・色彩のズレでした

1.自律神経失調症・適応障害・抑うつ状態
 
 まず初めに医師に付けられた病名の順番こんな感じです。
 
「自律神経失調症→適応障害→抑うつ状態」
 
 病名については色々聞いたことが有ると思いますがこれらの病気の原因を医師やカウンセラーとかそういう人たちに聞いたところ、口を揃えて言われたのが「仕事上のストレスである」と。だから解決するためには休んでそしてストレスを発散しなさい。と言われました。
 
 病気になったのが2014年くらいです。そこからごちゃごちゃと復職と休職を繰り返していきましたが2019年に病気は治らず、そのまま会社を辞めざるを得なくなりました。私がもっとも苦しんだのは病気の原因を突き止めることが出来なかったことです。
 
基本的に
 
・自律神経失調症を改善するには生活リズムを改善
・適応障害を改善するためには部署や職種の異動、会社を辞めること
・抑うつ状態を改善するためには趣味や運動をすること

 
 みたいなことを言われて様々なことをやったのですが、それでも病気の原因に辿り着くことが出来なかったです。私の場合ですが精神的なことが原因でうまく生活が出来ないのでそれを助けるための投薬を行いました。
 
 簡単にいえば抗不安剤とか睡眠薬ですね。これらを用いて生活リズムをある程度強制することで改善に向かわせよう、というものです。現実的にこれで成功し、病気が治って、環境を変えて自分の人生を楽しくしていけた。という人が数多く存在します。なので、投薬に関して私が何か「いけない!危ない!」とかそういうのを言うつもりは有りません。医者でもないですし。
 
 ですが、現実問題として投薬をしてもカウンセリングを受けても私の病気は治りませんでした。

 それが私にとって一番の問題です。で、その一番の問題を解決するためにはどうしたらいいか?という話になるのですが、それは「病気になった原因を見つける」ということです。

 いろいろ探したのですが原因らしい原因が見つからず、会社を辞めてこれから何かしようと若干途方に暮れかけている時、大学の時に知り合った先輩から連絡が入ります。そこからこの物語はスタートしていきます。
 
2.気質と色彩と私
 
 連絡をくれた時「やってみよう」と誘ってきたのは農業を学ぶことだったのですが、ようするに先輩は私に「もう一度、気質と色彩を学びなおせ」と言いたかったのかもしれません。というかそうです。私にとって農業は直接的にはあまりどうこうって話じゃないですから。気質と色彩は大学の時に出会いました。少しだけこれについて説明しますね。
 
 気質は古代ギリシアが起源とされる「4大元素論」というものがスタートラインだと言われています。火、土、水、風(空気)ってやつです。RPGゲームとかに出てくるウンディーネとかシルフとかそういうのですね。そいでそこから発展して医学の父と言われるヒポクラテスがあることを提唱します。「人は4つの液体によって出来ている」という物です。
 
 その4つの液体というのは黄胆汁、黒胆汁、体液(リンパ液)、血液です。そしてこれらの液体のバランスが崩れることで人は病気になるという「体液病理説」を提唱しました。昔の医学のことを調べると「病気になったから血を抜く」とかそういうのを聞いたことがあると思います。つまりこれは4つの液体のバランスを取ろうとして血液を抜いたりするってことですね。

アルケー、4大元素論、4体液説の歴史的流れ

 あとは体を温める飲み物、食べ物とか反対に冷やす物も聞いたことが有ると思います。これらは基本的に4つの液体のバランスを整えるために外から飲んだり食べたりすることで病気を良くしていこう!という考え方でもあります。  

 で、そこから発展し、「ルドルフ・シュタイナー」が気質による教育。シュタイナー教育という物を提案します。このシュタイナーは教育において、特に生徒である子供の性格、性質、特性を見極めるときにこの4つの液体を元にして考えられた4つの気質の概念を取り入ています。4つの液体と4つ気質の適応表は図で見るとこんな感じです。

4大元素論、4体液それぞれの気質

 簡単に言えば人はこの4つの気質のうちどれかが強く出ているため、その強く出ている物に対して適切な対応を大人たちが行って子供に教育していくという物です。

それぞれの気質の大まかな特徴

 そしてこれを見るときにもっとも注意しなければいけないのはこの中の気質のうち、必ず人はどこかに属しているのですが、4つの体液を元にして考えられているため、この4つの気質を全部人は持っています。この部分を勘違いしてしまうとそこから気質の認識がズレてしまいます。気質は血液や星座のように固定されている物ではありません。図や言葉だけを見て「私はどの気質にあてはまるなぁ」というのは当たり前です。問題なのは自分がどの気質がメインであるか?という話になります。

 人の気質は年齢や環境によって見える部分は変化します。なので例え自分が胆汁質だとしても、粘液質や憂鬱質が表に出ている時もあります。その見極めを行うために最も適しているのが今の自分を見ることではなく、過去の自分、つまり自分史を描くことなのですが今回はそこを省略します。詳しく知りたい方は彩方技研の記事を読んでみてください。

 そしてその属している人が気質の特性をもった世界を作っていきます。

  すごくわかりやすく言うと、今の世の中というのは黄色と赤色。つまり多血質と胆汁質の人たちが作った世界になります。 「多血質と胆汁質が作ったから多血質と胆汁質の世界になってる」ってことです。 

 特徴的に胆汁質、赤の人たちというのは人を自然に引っ張ることが出来ます。会社を作ったり、組織を作ったり、何かを強制させたりすることができる人たちです。そして多血質、黄色の人たちはその赤が作った波にうまく乗ることが出来る人たちです。 多くの場合1人の胆汁質を元にして作られ、そこに追従する人たちがいるという図が会社の組織構造になるのですが、その中で人よりもルールを優先したり、新人に理不尽なことを求めたり、他人と同じことを求めたりするのもまさに胆汁質の特徴です。  

 そしてそういう社会に適応するために作られているのが同じく胆汁と多血が作り上げる学校という組織になります。「社会にでて立派な大人になるためにはきちんと学校に通うべき」という意見は私からしたら胆汁質と多血質だけの意見でしかありません。粘液質や憂鬱質の意見ではありません。自分たちの作った世界に適応できる人を育てる機関が学校なのですからそんなの当たり前なんですよね。     

次回に続きます。この話はこれから先、とっても大事なことなのでマガジンに収めたいと思います。次回は「どうして黄色と赤の世界なのか?」と「ズレていると辛い」ってことを書きます。


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