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又吉秋香|カクヨムとアルファポリスで執筆中
2020年8月19日 19:41
本書は突然の逮捕から留置されていた時に官本として読んで本である。こんな本もあるのかと思った次第。内容は銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取する計画を大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企てた大胆不敵な金塊強奪計画。ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムを突破するために変電所を爆破したりと、随所にドラマが用意されている。やたら人が死ぬのも特徴的。やっぱり、これは主人公が犯罪者側だったか
2020年9月11日 07:27
好きな小説家を3名に絞れと言われれば私は間違いなくカズオイシグロ氏を挙げる。「日の名残り」は何度も読み返している愛読書となっている。今回は、そんなカズオイシグロ氏の代表作のひとつ「わたしを離さないで」を紹介したい。本作の主人公は、優秀な介護人キャシー・H。彼女は「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇
2020年9月10日 20:37
好きな小説家ベスト3に入るノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロ氏の代表作である。本書の内容は、品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスが、短い旅に出る話だ。しかし、これは大英帝国の栄光が失せた今日のイギリスを風刺しているようだった。執事という制度は日本ではあまり馴染みがなく、映画で知るのみだが、スティーブンスの執事としての姿に敬服するばかりだ。父であり執事でもあるウィリアムとの話
2020年8月30日 11:38
留置場の官本からの紹介。2004年10月30日に映画公開された「いま、会いにゆきます」を、竹内結子演じる主人公の恋人・澪の視点で描いたもうひとつの感泣ストーリーとなっている。いつも隣にいた大好きなあなたと結婚し、ふたりの間には佑司というかわいい男の子が生まれた。二十九歳のわたしは、あなたと佑司とともに幸せな時を過ごしていた。 穏やかで優しい日々を送っていた澪が、やがて知ってしまう哀しい運命
2020年8月24日 16:00
あなたはこの世界で、ゆるされているとか世界と調和していると感じたことがあるだろうか。感じることが出来るとしたら、どんなに素晴らしいことだろうか。言葉で伝えきれない思いは、音で表せるようになればいい。代替ではなく、プラスアルファなのだ。それが音の世界。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村はピアノを弾くわけではない。ピアノ調律師というくらいだから、サ