小学校に教育ICTがやってきた

ついに、兄の通う公立小学校にもICTの扉が開かれるようだ。プリントに記載されたQRコードからアプリをダウンロードし、付与されたIDパスを入力すると、クラスルームにログインできる。今日の宿題はここへログインし、先生からのお題を提出することだった。お題はカンタン。「今日一番楽しかった授業は何ですか?」まずはログインできるか。そして文字が入力できるか、画面の指示通り提出できるか、というあたりを確認しているのだろう。

画面では、クラス全員のナンバーが振られたボックスが表示されており、匿名になっている。だが提出すると色が変わる仕組みになっているので、提出率は一目瞭然。これは子どもをせっつくのにいい表示だなと思った。個別の提出よりやる気が出そう。兄もログインした際、すでに3分の1ほどの子が提出を終えていたので、「先に終わっている子がいるからやらなきゃ」とせっせと入力していた。

このアプリのことを調べてみると、すでに全国2000校以上で使用されている、授業支援クラウドとのこと。資料のやりとり、意見共有などができ、オンライン授業もできる。この「マルチプラットフォーム対応」が売りのようだ。休校中は課題の受け渡しのためだけに登校する日があり、出席番号が遅い兄は登校時間が夕方だったりもして、不自由に感じていた。次に同じようなシチュエーションになったときには、このルームで課題を受け渡しできるだろうし、おそらくオンライン授業も見据えているだろう。そこそこの人口が住む自治体なので、夏前に準備を整えてくれたことには感謝しかない。第2波に片足を突っ込む今に、心強いニュースだった。

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