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メモ 日記

メモ 日記

大学図書館に行くと、己の人生を全うするために刻苦勉励する学生が大勢おり、「もう少しゆっくりすればええじゃないの」と声を掛けたくなるが、睨まれそうなので今日は県立図書館に逃げてきた。こちらは、人生をすでに全うされた老人が書物を読み、堀川を眺めながら余生を過ごされている。やはり、我の性に合うのは県立図書館だなぁ。とか、ぷつぷつ考える日々である。

「下半身資本論」文章構成

「下半身資本論」文章構成

下半身資本論 文章構成(案)

はじめに
第一章 「下半身資本論」編集部
第二章 「構成派」と「実証派」
第三章 「実証派」のコペルニクス的展開
第四章 下ネタ言説空間
 第一節 学生研究室
 第二節 T村荘
 第三節 師の車
第五章 恋愛定義論争
第六章 総括
おわりに

エッセイ 小生、夢を語る

エッセイ 小生、夢を語る

今日は私の夢を語るとしよう。

え?アナタに夢とかあったのですか?と聞くのは無粋である。

確かに、小学校時代にやっていた野球ではキャプテンというなかなかにめんどくさい肩書きを背負うも、実際は監督に怒られてばかりいたせいで、どうやったら監督に怒られずに済むかといったことしか考えずに野球をしていた私が夢などあるものか馬鹿野郎。

小学校の卒アルでは、将来の夢は矮小な世間体を気にして、「プロ野球選手」

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詩 白煙

夜12時半。
眠気が襲う中、音が鳴った。

「遅くなってごめん」

もうダメかと思っていた。
だけど、忘れずに連絡してくれた。
アナタが知らせてくれなかったら、どうなっていたのだろう。

この音だけで、どんなに私の不安が和らいだことか。このまま、覆い隠してくれないかな。
白い煙のように。

だけど、その音はだんだん鼓動する心臓のように、私に強く訴えかける。

「早く手に取って」と。

手に取った瞬

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左脳は詩人、右脳はロックンローラー

この時間帯を待っていた。
静寂な空気が頭の中の雑音を鎮めてくれる。日中、左脳では詩人となり、右脳ではロックンローラーとなっていた私の脳たちはこの時間帯になると、阿吽の呼吸の如く、静まり返って、安寧の舞台を整えてくれる。日中の心のざわめきは形容しがたいもので、語彙を求めて左脳を動かし、情熱を求めて右脳を動かすものの、やはりどちらも別の意思を持った生き物みたいなものなので、私が飼い慣らすことは到底でき

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「大学受験イデオロギーと戦時下における総力戦体制ー「地方進学校」を事例にー」

大学受験私怨学会 報告

「大学受験イデオロギーと戦時下における総力戦体制ー「地方進学校」を事例にー」

はじめに

本稿では、頭の中で構築されつつある理論を文章に起こすことで、大学受験イデオロギー=「受験は団体戦」の論理を解明することを目的とする。その中で今回取り扱う「受験は団体戦」の論理を、教室内で学生が1つの目標に向かう「総力戦体制」と捉えることを試みたい。無論、第2次世界大戦期の日本でよく

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