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No.13 フィンランド アンティークランプ

赤いペンダントライトがずっと欲しかった。
これはかもめ食堂の影響だと思う。

大好きな映画ベスト3に入る名作。
もう何度見たか分からない。
白い壁にくすんだライトブルーの腰壁。
シンプルなキッチンの中で映えるメタリックなシェードのペンダントライト。

そこに時々ピッと効いた赤。
それはフィネルのコーヒーポットだったり、コーヒーミルだったり、まさこさんのエプロンだったり。

その色の組み合わせと分量が絶妙過ぎて、あれ以上のインテリアコーディネートって自分にできるんだろうかと、未だにドキドキしてしまう。

さりげなくて、決して押し付けがましくない。
でも記憶に強烈に残る、これ以上でも以下でもないさじ加減。

食器も雑貨も家具も、こだわり抜いていて、何度見てもため息が出てしまう。

映画の中では、赤い照明は出てこないのだけど、自分の家で赤を入れるならペンダントライトだと、何となく思っていた。

機会があるごとに探していた。
朱色までいってしまうと好みじゃない。
自分でも呆れてしまうけれど、この微妙な色の違いは大問題だった。

このライトと出会ったのは去年。
長野の友人宅に遊びに行った後。
泊めてくれた友人が具合が悪く、お子様も小さく、旦那さんも夜勤明けで申し訳なさすぎて、早朝に家を出た。

このまま帰ろうかな…。
その時ひらめいた。

そうだ!せっかく長野に来たのだから、ハルタ アンデルンドに行こう‼︎
ずっと行ってみたかったお店を思い出した。

調べたところ、営業日も少なく、最寄駅からも遠いらしい。
でもたまたまその日は市のイベントと重なり、オープンしてる!
ラッキー‼︎

電車を乗り継いで、1時間に1本のバスに乗り、最寄のバス停で降りた。

…近いはずなのに、全然見つからない。
人に聞きたくても誰もいない。
グーグルマップをフル活用してるのに、入り口が分からない。

お店というより、4000坪の敷地の中にある倉庫。
完全に迷子になったところでようやく辿り着いた。

そんな状況だったにも関わらず、最初のお客だったようで、膨大な家具の量に圧倒されながらじっくり見て回った。

照明があったのは、端っこにあったラックのところだ。
メンテナンス前のもので溢れていて、お世辞にもキレイとは言えない状況だった。

赤いペンダントは1灯だけあり、コードも珍しく赤みたいだ。
遠目に見て気になったけど、何しろ床置きのダンボールに阻まれて近づけない。
ホコリだらけで正直よく分からなかった。

朱色っぽいし、違うかな。
金額も高いのかな。
色々考えて、悩む時はやめるルールを実行。
その日はそのまま帰ってきた。

後からオンラインショップを見てみたが、掲載していなかった。
写真を拡大し、何度も何度も見直したが、やっぱりどうしても気になる。
お店に画像を送って問い合わせてみた。

親切な店員さんの対応により、これはフィンランドの照明だと判明。
φ260×H200、コード長1400で¥8,000‼︎

コードカットもしてくれるとのことだった。
でも今後自分がどう使うのかも分からない。
せっかくの出会いだし、そのままにしてもらうことにして購入した。

そんな経緯で今ウチのキッチンを照らしてくれています。
ワクワクする大好きな色の組み合わせです。

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