Masumi Kobayashi

家具や雑貨が好きな建築士&インテリアコーディネーター。日々を楽しく丁寧に!

Masumi Kobayashi

家具や雑貨が好きな建築士&インテリアコーディネーター。日々を楽しく丁寧に!

マガジン

  • room 201

    家具や雑貨が好きな建築士&インテリアコーディネーターが、自宅の愛すべき品々について語ります。

最近の記事

No.14 リヨン ラグ グレー

前の家からずっと使っている付き合いの長いラグ。 引っ越したばかりの時は、ラグを敷いていなかった。 時期が冬だったこともあり、天井むき出しの工場のような前の部屋は、冷え性の私には厳しかった。 フローリングに直で座るなんてしんどすぎる! 体温高めの夫は、ラグの必要性をたいして感じていなかったので、1人黙々とラグ探しを始めた。 本当はボブファンデーションのポップアップブックラグが欲しかった。 そこに寝転んで本を読みたい。 可愛すぎる。 でも、先に決まっていたカーテ

    • No.13 フィンランド アンティークランプ

      赤いペンダントライトがずっと欲しかった。 これはかもめ食堂の影響だと思う。 大好きな映画ベスト3に入る名作。 もう何度見たか分からない。 白い壁にくすんだライトブルーの腰壁。 シンプルなキッチンの中で映えるメタリックなシェードのペンダントライト。 そこに時々ピッと効いた赤。 それはフィネルのコーヒーポットだったり、コーヒーミルだったり、まさこさんのエプロンだったり。 その色の組み合わせと分量が絶妙過ぎて、あれ以上のインテリアコーディネートって自分にできるんだ

      • No.12 フレンステッドモビール フローイングリズム レッド

        ゆ〜ったりと動いて、見ているとなぜかほっとするオブジェ。 絶妙なバランスで、計算されつくした無駄のないデザイン。 きっと何度も試行錯誤しながら作られたんだろう。 モビール自体はデンマークの伝統工芸らしい。 それをフレンステッド夫妻が、今の時代に合うようにアレンジしたそうだ。 これは、前のアパートに引っ越した後に手に入れた。 倉庫っぽい建物をリノベーションした物件だったので、天井が貼られておらず、グレーの鉄骨表しのスケルトンだった。 ベッドに寝て、天井を見上げ

        • No.11 イギリス ビンテージペンダントライト

          灯りをつけると、電球が乳白色のシェードからオレンジ色に透けて見えるペンダントライト。 出会ったのは、初めて福岡の家具展示会に行った時のことだった。 会場に行く途中で、寄り道して連れて行ってもらったお店。 ビルの駐車場奥の小さなスペースで、一見お店だと分からない。 でも入った瞬間に、異空間に来たような、時が止まっているような不思議な感覚。 元ボイラー室をリノベーションしたらしい。 中には、木や鉄でできた古い工具や玩具、謎のプレートなどが丁寧に展示してあっ

        No.14 リヨン ラグ グレー

        マガジン

        • room 201
          14本

        記事

          No.10 ネイヴ スモールブックケース

          本棚だけど、食器棚として愛用中。 希望サイズぴったりの収納。 前の家で使っていたのは無印のパルプボードボックス。 横にも縦にも置いて、上には食器や調味料。 中にはダンボール引出しや100均のカゴを入れて、乾物を整理。 そんな感じでゆる〜く使ってた。 シンプルだし、これはこれで便利だった。 引っ越してからもしばらくは使っていたけど、前よりコンパクトな家になった分、ボックスの数を減らして置くしかなかった。 すると、1番下の床に近い部分に食器を入れざるを得ない。 脚が付

          No.10 ネイヴ スモールブックケース

          No.9 P.F.S. ブルーブラック ランプシェード

          琺瑯の照明って言われたらイメージできるような、形はシンプルなペンダントライト。 でも見て欲しい!このカラー‼︎ 手に入れたのは、引っ越してすぐのことだった。 パシフィックファニチャーサービスさんオリジナルのスイッチプレートが欲しくて、夫を誘って出掛けた。 お目当のプレートはすぐに見つかり、その他もろもろ物色中に出会ってしまった。 黒いけど微妙に色が違う? そんな気がするだけ? 店内がやや暗いので、よーく目を凝らしてみた。 隣のPOPにブラックと書いてある。

          No.9 P.F.S. ブルーブラック ランプシェード

          No.8 ネルソン プラットホームベンチ

          1946年にジョージ・ネルソンにデザインされたもの。 ベンチとしても、ガラス天板を置けばリビングテーブルとしても使える。 と紹介されているけど、自宅ではTVボードとして活躍中の懐の深い家具。 前の家の時に、夫がパソコン用にベンチが欲しいと言っていた。 座りながら、隣にコーヒーを置いたり、本を置いたりできる。 作業しやすいから、ベンチがいいんじゃないかと。 実際にはそんな使い方ができるスペースのゆとりはなく、床に座ってパソコンをするためのデスクになった。 引っ

          No.8 ネルソン プラットホームベンチ

          No.7 レ・クリント 172A

          北欧の冬の夜に浮かぶ灯の写真が印象的だった、存在感のあるペンダントライト。 これは店舗で使われていて、薄汚れて破棄される直前に引き取ったもの。 ホコリだらけで、コードも黒ずんでいて、持って帰ってくるにも抵抗があるくらいだった。 簡単に手の届かない高さにあったから仕方がない。 コードも元々は1.5mあるものを短くカットされていた。 だけど名作。 キレイになればカッコよくなるんじゃないか。 そんな期待を持って連れて帰ってきた。 最初はお掃除。 全部の溝を磨き上げ

          No.7 レ・クリント 172A

          No.6 ボールクロック

          ポップになりすぎない鈍いマルチカラーが好き! ジョージネルソンが1948年にデザインした、ウォールクロック。 中央の本体に厚みがあって壁から浮いて見えるのもいい。 光が当たった時にボールの影が壁に映る。 これが1つあるだけで、楽しい雰囲気になるパワーのある時計だと思う。 いずれ壁掛け時計をつけられる機会があったら、真っ先にこれを選ぼうと、チャンスを待っていた。 前回の引越しの時は、ちょうどいい壁がなかった。 間仕切りとして使っていたカラーボックス群の背

          No.6 ボールクロック

          No.5 シューメーカーチェア No.49

          木なのにこのフィット感はすごい。 座り心地にやられたスツール。 元々は牛の乳搾り用として使われていたフラットな座面の3本脚スツール。 それを、靴職人がお尻の形に合わせて、座り心地を良くするために削り出したのがきっかけとのこと。 前に勤めさせてもらっていたインテリアショップを退職する時に、記念として買ったもの。 すでにスツール60を持ってるし、またスツール?それも同じ3本脚?とも思ったけど、49㎝の絶妙な高さはやみつきになる。 1番高い所の寸法表記なので、お尻

          No.5 シューメーカーチェア No.49

          No.4 スツール60

          言わずと知れた名作スツール。 1933年に建築家であるアルヴァ・アアルトが、ヴィープリ図書館のために設計したもの。 ずーっと気になっていた。 自分で1番最初に手に入れるデザイナーの家具は、これだと思っていた。 軽くてスタッキングできる。 フラットな座面は座るだけでなく、サイドテーブルとしても使え、物を置いてもサマになる。 L-レッグの削ぎ落とされたデザインもキレイ。 でも実家の私の部屋は和室だし、今はスツールが必要ないよな。 バーチ材の色がナチュラルすぎるか

          No.4 スツール60

          No.3 ボラス ロック ブラック

          引っ越す前の家からのお付き合いのカーテン。 北欧スウェーデンのBORAS社の生地。 ROCKという柄で、カラーはブラック。 こんなにインパクトがある柄なのに、実は決めるのに全く迷いがなかった。 というのも、数百種類のカーテン生地を見まくったにも関わらず、これしか合う気がしなかったから。 大柄で、あまり生地量が増えてもにぎやかになり過ぎてしまうので、ヒダを取らず、フラットカーテンで製作してもらった。 綿100%の生地で少し薄め。 寝室のカーテンとしても使うため、ライ

          No.3 ボラス ロック ブラック

          No.2 リポーゾソファ

          ソファって難しい。 インテリアを見るのが趣味だった頃から、ソファだけは、自分の家に置きたいのはどれなのか決まらなかった。 住宅設計をしていて、ソファサイズやレイアウトは十分把握していても、自分に置き換えると答えが出ない。 販売員として店頭に立っていた時も、結構いいお値段のソファに囲まれて、なぜいいのかのポイントはたくさん分かったし、座ってみた気持ち良さは抜群だったけど、自分の部屋に置くには空気感が違う気がしていた。 リポーゾソファに出会ったのは、今の事務所に

          No.2 リポーゾソファ

          No.1 ショコラトブレ

          フランスのポスター画家、レイモン・サヴィニャックの1988年の作品。 サイズは680×680mm。 手に入れたのは10年以上前。 当時大学病院で看護師、助産師をやっていた私の、自分への退職祝いとして購入したもの。 これから学校に行きなおして、趣味のインテリアを仕事にして生きていこうと思っていた時のことだ。 ちはるさんの著書「love home」に載っていた、ご自宅リビングのソファ上に飾られていたポスターが忘れられなかった。 大好きなチョコレート、それをかじっ

          No.1 ショコラトブレ