59日目 鍛えよ左手、さすればきっとおいしいHBG
昨日、浮かれて歩き過ぎた。左の足首、ひざ、ふくらはぎ、関節が痛い。筋肉痛なのか、弱ってるところに負担がかかっての痛みなのか、そのどちらもなのか。早歩きもできちゃう!と調子に乗ると、ダメなのだ。
朝食は食パンやハムソテー。洗顔、歯磨き、朝ドラ鑑賞などのいつもの流れを済ませると、整形外科の回診と救急科の回診で先生方がたくさんやって来る。退院日の仮約束が交わされた。とうとうきた。
午前中OTさんが迎えに来て、一緒に歩いてリハビリテーションルームに移動する。左の脚全体が痛い・・・。はじめのうちは仕方がない。OTさんと家族の話、しまなみ海道や瀬戸大橋の話、島の話をする。話しをしている間はOTさんに左手首をマッサージしてもらう。痛いがよくなるためなら苦ではない。いくらマッサージしてもらっても、それだけでは可動域は広がらない。自分の力、左腕の筋肉を使って動かさないことには、回復はあり得ない。日常の訓練が必要なことは、この1カ月で思い知った。
ベッドに戻る。これまでのようにベッドに座ってばっかりでいることはなくなった。使っていい足があるのだ。使わずにはいられない。屈伸してみたりしちゃったりして。明後日の退院に向けて荷物の整理をはじめよう。
昼食後は理学療法リハビリ。PTさんと病院内を7分歩く。たった7分と思うなかれ。歩くという動きに慣れていない身体で、歩き続けるのは結構なトレーニングなのだ。7分の間に外にも出た。雨上がりなのかジメジメとした空気だ。長居せずにさっさと中に戻ることに、反対する理由はなかった。
ベッドに戻って、テレビカードを使い切るためにテレビを見る。ハンバーグの作り方を見ながら手のリハビリをする。牛肉100%に氷を入れる。玉ねぎみじん切りは細かく。焦げ目付けた後は蒸し焼きにする。指で弾力を確かめる。このポイントをおさえると、ジュワ―っと肉汁溢れるハンバーグになるらしい。(私が料理ができるようになるのは、いつだろう。とにかく左手首を鍛えるべし。)
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