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The Indian Detective に学ぶ、ムンバイで緊急入院した父親のもとへはるばるカナダから駆けつけた息子への女医さんの対応 👩‍⚕️

禁断の英語学習帳 8

The Indian Detective

Season 1  Episode 1

DOUG  (hurrying) Excuse me!  Uh, Stanley D'mello? 

DOCTOR  Are you immediate family? 

DOUG  Yeah, I'm his son. 

DOCTOR  (apologetically) I'm so sorry, sir.  Your father is no longer with us. 

DOUG  He's gone? 

DOCTOR  Yes, sir. 

(appearing upset, DOUG looks off to the side)

DOUG  How...  How did he die? 

DOCTOR  Who said he died? 


主人公 DOUG を演じている Russell Peters は、スタンドアップコメディアンとして有名なトロント生まれのインド系カナダ人です。

お母さんによると、子どもの頃はジャマイカ系カナダ人の友だちとよくつるんでいたそうです。🍔🍟🥤

His friends, most of them were Jamaican, grew up with him.  He had a lot of Filipino friends.  He had a few Indian friends.  Like, he had all nationalities.  But basically, they were a lot of Jamaican friends. 

カナダでインドとジャマイカと言われてもすぐにはピンとこないと思いますが、いずれもかつては大英帝国の植民地で現在も Commonwealth of Nations(イギリス連邦)に加盟しています。🇮🇳 🇯🇲

カナダは世界でも有数の移民受け入れ国で、インドにもジャマイカにも英語を話せる人が多いことなどから移民しやすい条件がそろっているようです。

フィリピンはアメリカの植民地でしたが、フィリピン語と共に英語が公用語になっています。🇵🇭

ちなみに1997年までイギリスの植民地だった香港でも、カナダは有力な移民先のひとつです。🇭🇰

こちらは日本人なのになぜかすっかり香港人で、カナダへの移民を実践中の Sophie さんによる、Metro Vancouver(メトロバンクーバー) The City of Burnaby にある Chinese Market を紹介したビデオです。

あたりまえのように広東語でしゃべっていますが、英語の字幕もついているので大丈夫です。(^^;

カナダでは日本語はあまり使われてないのかな…

じつはブルース・リー・クラブの幹部でいらっしゃる Sophie さん。

ジョン・ウー監督作品『マンハント』やマレーシア・ロケが行われた日本映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』にも出演した女優さんでもあります。(本職は通訳者・翻訳者&コーディネーターらしい)

日本カナダ学会編『現代カナダを知るための60章[第2版](電子書籍版)』明石書店(2021年)によると、カナダでは「移民申請者の年齢、学歴、職歴、公用語能力などを数値化し、その合計ポイントで移民申請の可否を判定するシステム」になっていて、「近年の移民出身国上位も、フィリピン、インド、中国などが占めている」そうです。

2016年国勢調査によると、約250万の人口を擁するヴァンクーヴァー都市圏はトロントに次いで多文化・多言語的であり、ヴィジブル・マイノリティや非公用語を母語とする人口が半数近くを占めるに至っている。非公用語のうち最も多いのは中国語話者であり、ヴァンクーヴァー都市圏では広い範囲で漢字表記が普通にみられる。

「中国語話者」となっていますが、ここで言う「中国語」は一種類ではありません。ヴァンクーヴァー都市圏でもカナダ全土でも広東語(Cantonese)と標準中国語(Mandarin)が「二大中国語」で大半を占めますが、閩南語、呉語、客家語、閩東語などを母語とする人もおられます。

Sophie さんは香港人なので、広東語の方が得意なんですね。(母語は日本語のはずです)

Russell Peters の話に戻りますと、小さい頃から手のつけられない悪ガキで、学校の授業を放り出して知らず知らずのうちにスタンドアップコメディアンとしての素養を磨いていました。🥊

They gave up when I was a teenager.  They did.  I mean my only rule when I'd leave the house was...I'm like, "Dad, I'm going to the mall."  "Okey.  Son, oh, don't die."  That was it.  That was their only rule. 

英語圏のスタンドアップコメディではヤバイ話題が平気で取り上げられて、政治、人種、宗教などと共に、下ネタがセールスポイントのひとつになっています。(^0^;)

刺激が強すぎて私は観ないのですが、エッチな方には楽しんでいただけるのではないかと思います。(キャ~!)

いえ、このTVシリーズのギャグは悲鳴をあげるほど露骨じゃないのでご安心ください。(ガッカリ…)

インドのムンバイが舞台になっているのですが、残念ながら撮影は南アフリカで行われたということです。🇿🇦

その代りと言ってはなんですが、場面転換の際にムンバイの細切れ映像が使われています。ムンバイ好きの方ならコマ送りで一時停止しながら、「あっ、あそこだ!」と場所を当てられるかもしれません。

あと Star TrekCaptain James T. Kirk 役で知られる William Shatner が貫禄十分の悪役として登場しています。モントリオール出身のカナダ人だったんですね。🇨🇦

DOUG のお父さんが美人弁護士の PRIYA に息子自慢をして、DOUGThe Order of Canada(カナダ勲章)を授与されたと嘘をついていたシーンがありますが、William Shatner は本当に、3ランクあるうち2番目の The Officer of the Order of Canada を受勲しています。🏅


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