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犬になりたい

突然で申し訳ないのだが、犬になりたい。本気である。 自己紹介をする。私は3歳だ。失礼、人間界の年齢で言うと、齢25歳"メス"、失礼、25歳女である。 大の"大人"の"女"が、開口一番「犬になりたい」というのはいかがなものか。そんなことはお構いなく私の話を続けよう。 最近ある映画を見た。仕事帰り、1人で映画館へ向かった。 行きのバスに揺られる間、私はさっき飲み干したアイスコーヒーの事で頭がいっぱいだった。 バスに乗る前に"袋"が欲しくて、コンビニで買い物をした。 何を隠

    • 夢で逢えたら。

      祖母の家の近くのコンビニに行った。 そこで、元恋人に話しかけられて、びっくりして、「なんでこんな田舎のコンビニにいるんだ」と聞くと、 元恋人は「会いたくて。あと、あなたと別れた後に作った曲があって、それを聴かせたくて、ここで待ってた。」 そう言った。 そこで目が覚めた。 なんだ、夢だったのか。元恋人に会えて、私のために曲を聴かせてくれると言う展開で、曲を聴けずに、目が覚めてしまったのか。 もう2度と会えないだろう元恋人が作った曲。聴きたいに決まってる。 なんだろう

      • 誰のためでもなく自分のために

        備忘録としてここに記す。 海の底を這いつくばってるような体調が続いていた。平日は休み休み仕事をして、土日はほとんど泥のように眠って。何とか、何とかやり過ごした。 そして、今。 何とか、水面が見えてきた。心からホッとした。 思えばこの2ヶ月弱の海底は深く、暗く、厄介だった。 健康診断に引っかかったこともあり、減薬を余儀なくされて1ヶ月。よくこの量の薬だけで、生き延びられたと思う。 今回の経験で気づいたことは、今暗くてしんどい場所にいたとしても、時間が、そう時間が解決し

        • 何も間違いではないと言うこと

          私の大事な友人が私に贈ってくれた言葉をここに。 辛かった。前回の退院から1年経つこともなく、また入院してしまった自分を無意識に責めていたことに。 でも、それも間違いじゃないってこと。 責めなくていい。自分が居心地がいいところが仮に閉鎖病棟だとしても、それでもいいじゃんって。 そんなこと言える友人はもしかして、仏様なのかなと思う。 私の人生は間違いじゃない。 ここを出る日が刻一刻と近づいていって、不安も募るけれど、自分が楽しい方へ楽しい方へと進んで行きたいと思う。 そ

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        犬になりたい

          それでも生きてゆく

          好きな芸能人が亡くなった。 絶句した。 SNSで見かける、最近の彼は以前より表情が苦しいような、笑顔が少し疲れてるような気はしていた。 彼と言っていいのか彼女と言った方がいいのか分からないけれど、あなたのこと、好きでした。 あなたが紡いだ言葉に、そして生き方に、勇気づけられた人は沢山いて。そのみんなが今泣いています。この世界に戻ってきてくれないかな。辛いよ。 一番辛いのはあなただったはず。 ファンの私は携帯越しや、メディア越しでしか、あなたのこと知らなくて。何もできな

          それでも生きてゆく

          麦茶は私にやさしい

          謎のタイトルですが。 飲み物依存症の私は1日に4リットル近く 水分を摂る。 向精神薬で増した食欲や果糖が多く入ったジュースを飲みまくったせいで、この10年で20キロ近く体重が増えた。 仕事を休み、入院して療養生活をしていると、あれだけかぶがぶ飲んでいた「やさしい麦茶」の消費量が減った。 やさしい麦茶はとてもやさしい味がする。 私の血液はやさしい麦茶でできてるような気がするくらい飲んでいる。 そして、今日病院の売店で買った「アーモンド効果 3種のナッツ」が美味しくて、今

          麦茶は私にやさしい

          同じことの繰り返し

          起きて簡単な身支度をして仕事へ向かい疲れて帰ってきてシャワーとご飯をすぐに済ませて翌日のために早く眠るそしてまた起きて。 同じことの繰り返し。 そして、ストレスばかり溜めてお金は貯まらない。 明らかにおかしな衝動を抑えながら、10日過ごしたけど、おかしいと医者から言われて、また仕事を休むことになった。 「あなたのせいじゃない。あなたの細胞がストレスによって、異常をきたしてるだけ。あなたはよく頑張っている。」 休んでも仕事のことを考えてしまう。 みんなからどう思われてる

          同じことの繰り返し

          春風の便りが

          28回目の誕生日が来た。 この記事を書いて、丸一年経ったということだ。 今年もまた桜は咲いた。 私は春が嫌いだった。 嫌いな春の象徴である、"サクラ"も。 でも、奇しくも私の誕生日が「桜の日」だと知って、諦めがついたのが数年前。 それからは春も悪くないと思うようになった。 今年もまた桜は咲いた。 春風の便りが来た。別れと、出会いの季節、春。 春爛漫へのカウントダウンと共に、 28歳も、一歩ずつ進んで行こう。

          春風の便りが

          あの頃。

          小さな箱で、観ていたバンドが解散するという文字列を起き抜けのTwitterで知る。 あの頃、小さなライブハウスに入り浸っていた。 お金もないし仕事もないのに、ライブハウスに入り浸る生活。あの頃は私の遅れてきた青春だった。 解散ライブがあると言うが、迷ったけれど、行かないことにする。 あの頃のまま、私の青春に留めておきたいと思った。 あの頃、あの場所で出会った人達。 紛れもなくキラキラと光っていた。もう戻れなくても、消えない。キラキラひかる時間だったのだ。 ありがとう青

          あの頃。

          いのちについて考える

          精神科に入院して2ヶ月。今日が最後の夜だ。 この2ヶ月間色んなことがあった。 気分が上がって、壮大な未来の計画を立てたり、人に話したり。そして、気分が沈んで、なんでそんな計画を言って回ったりしたんだろうと、落ち込んだりした。 まあそんなこんなで色んなことがあったけれど、生きている。 今朝、芸能の仕事をしている若い男の子が事故死したというニュースが目に入った。 私は亡くなった男の子と違う点は、今生きている、という事だ。 いつ死ぬか分からない。それも、私の場合は自ら死ぬ

          いのちについて考える

          閉鎖病棟の朝

          精神科閉鎖病棟からお送りしております。 今日で入院して30日目。 この環境にも慣れて来ました。 入院への経緯は希死念慮が高まっていたから。あの時、電車で帰っていたら、フラッと電車に飛び込んで死んでいたかもしれない。 命が守られて良かったと思う。 思えば、私は私の命を大事にしてこなかった。 自分に厳しくて、自分を追い込む性格。 先生は命の恩人だ。 ありがとう、F先生。 30日が経ち、希死念慮も殆ど薄れてきて、前を向いて歩いている。 仕事には穴を開けたけれど、仕事中に躁

          閉鎖病棟の朝

          夜明けの空

          現在AM4:21 精神科の閉鎖病棟からこれを書いています。 ここに来て10日が経ちました。 最初に来た日からだいぶ回復しました。 この5年間で、オランザピンで30キロ太ったけど、今はオランザピンを通常からすると7.5mg増やしても体重は増えていない。 なぜなら、食べるのを我慢していたり、間食も栄養補助食品しか食べていないから。 嗜好品が食べられなくなって、どのくらい経つだろうか。ご飯はモリモリ食べられるのに、おやつが食べられない身体になってしまった。 ここを退院する時

          夜明けの空

          そのいのち

          眠る前に書いておきたいことがある。 今日お別れをした。 関係性が変わり、お互い楽になった。 これで良かったと思っている。 大切なことは健康だと思うから。 今はただ、ありがとう。 私はまた1人になったけれど、あなたと出会う前より自信がついたし、自分のことを好きになれたと思う。 さよならだけが人生とは言う。 喪失感がないと言ったら嘘だけれど、きらきらひかる思い出として、心の中に大切にしまっておこうと思う。 ありがとう。 出会えて良かったです。

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          いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

          私の敬愛している坂元裕二さんに読んでもらえたらなと思って、筆をとっている。 私は坂元裕二さんの作品の長らくのファンである。 大人になってから、ふと、小さい頃から好んで見てきたドラマを片っ端からググってみた。すると、全て坂元裕二さん脚本のドラマだったことが判明。 それからというもの、筋金入りのファンである。この文章を何かのきっかけで読んで頂けたらこの上ない喜びである。 彼の作品に総じて言えるのは"誰も取り残さない"と言う思想だ。 この社会は色んな人がいる。彼の作品の中

          いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

          君と羊と青

          おはよう、世界。 私は最近、早寝早起き、朝洗濯人間と化してる。 私は音楽が好きだ。 最近のマイブームはRADWIMPS。 彼らの曲をじっくり聴くようになったのはここ最近のこと。 RADを知ったきっかけは上の姉が中学生の時に好きだったから。その当時はニッチな層に受け入れられていたが、「君の名は」をきっかけに、瞬く間にメジャーになった彼ら。 メジャーになってからの楽曲も、私が小学生の時に聴いていた楽曲も、どれもいい意味で新しく、なんと表現していいのか分からないが、とにかく聴

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          ヘルシーな恋愛

          私の主治医がこう言ってたのを思い出した。 27歳の夏、私は恋をしている。 それも、"ヘルシーな恋愛"である。 彼と出会ってから、私は早寝早起きになり、食生活も気をつけるようになり、みるみる健康になっていく。 冒頭の主治医の言葉は「不健康になる恋愛はやめて、貴方が健康的になる恋愛をしなさい。」ということだと思うし、その言葉を今噛み締める日々。 私の健康を1番に考えてくれる人と出会えて、穏やかで幸せな日々を送っている。長い夜の時代、ひとりぼっちの時代を生き延びて、私にも朝

          ヘルシーな恋愛