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目標に「利他の視点」を加える

第二次大戦が終わって80年。戦後に作られた世界的な体制が古くなり、さまざまなものが変わっていきます。新しい体制を準備しなくてはなりません。

変わって行く時代に「守るべき本質」は何か。これをどうやったら見極めることができるのか。資格試験予備校伊藤塾の伊藤真さんは、そのために必要なのは、「利他の視点」ではないかと書いています。

(引用はじめ)
個人としての人間は、いつか死んで、この世からいなくなります。どんなにお金を設けた人でも、どんなに偉大な業績を残した人でも、全員が死に向かって進んでいる。そして、生きている間にどれほどの利益を得ても、それをあの世まで持っていくことはできません。

しかし、私たちは、死ねば自分に何も残らないことを知りながら、より良い人生を送ろうと一生懸命に努力します。それは、個人の利益を越えたところに、何か大切なものがあると信じているからです。その確信がなければ、生きることは、唯一確実な死に向かうだけの、むなしい道のりにすぎません。
(伊藤真、続ける力)

ビジネスの目標や人生の目標をたてるとき、できるだけ高い目標を立てるといいでしょう。100億円を売り上げるとか、ハワイに別荘を持ってゆったり暮らすとか、そういう目標もいいでしょう。

もっとも、そのような目標を立てて動き出しても、実は、なかなか続けられないことに気付くかもしれません。そのようなとき、「利他の視点」を加えてみるといいでしょう。個人の利益を越えたところにある、何か大切なものを目標の中に織り込んでみるのです。

目標の中に利他の視点を加えてみると、続ける力はより強くなるでしょう。また、目標はより高いものになるでしょう。そして、支えてくれる人が増えるでしょう。

生きることは、より幸せな道のりになるでしょう。

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