見出し画像

ばくばく、むしゃむしゃ。

お腹が空いていた。
自分の予想をはるかに上回っていた。

空腹状態で食べるものは、本当に美味しくてたまらなくて
「よく噛まなきゃ」と思う気持ちとは裏腹に
ばくばく、むしゃむしゃと食べてしまった、最近の食事のこと。


食欲 VS 理性


規模は小さいけれど
“食欲”と“理性”との壮絶な戦いだった。

最近食べたものの中でも
サラダ、おにぎり、そうめん。
これらの戦いは特に印象に残っている。


サラダの“一口目”

「美味しい…!」
なんだか涙が溢れそうだった。
同時に、自分がこんなにも空腹状態だったことに気づく。

特にサラダを食べた日。
まだシャキシャキと野菜が音を立てているのに、さらに二口目を放り込んでいた。


おにぎりの“二口目”

一口目の幸福感が、再びやってくる。

特におにぎりを食べた日。
二口目から具に突入し、三口目が待ちきれなくなった。


そうめんの“三口目”

「美味しい、美味しい」で頭が支配されている。

特にそうめんを食べた日。
もはや飲み物のように、飲む勢いで食べてしまう。ネギを入れていたおかげで、噛んで味わうことを意識できた。


…こんな感じで、一口に時間をかけることなく
それはもうばくばく、むしゃむしゃと食べている自分を、どこか冷静に見ている自分もいて、「まるで獣のようだ」と思った。


暑い日は、
そうめんや冷やし中華などの“麺類”
桃やスイカなどの“フルーツ”
ウナギやお肉など“元気が出るもの”

私はおそらくこのあたりが、ばくばく、むしゃむしゃに繋がりやすい。
…気をつけよう。


暑い日が続いていたため、水分補給には気を使っていたせいか、お腹は膨れているような感覚だったのだ。


私は理性との戦いに盛大に負けたと思っていたけれど、こうして振り返ると

毎度一口に幸福を感じ
「どんな味か、何を食べているのか」に関しては集中し、味わって食べることはできていたという発見があった。

ただ黙々と、闇雲に食べて、味がよくわからなかった。では残念だけれど
一応味わって、幸せを感じながら食べることができたのはよかった。


何よりも
“食欲があること”と、“「美味しい」と感じられること”がどんなに幸せか、忘れないでいたい。


…しかし
その後の胃の膨れ具合や消化のことを思うと、やはりもう少しお腹に優しい食べ方をしよう、と反省している。

暑いと、冷たいものを常に飲んだり食べたりしてしまいがちだ。
冷やさず、よく噛んで、お腹を労るぞ。




2024.7.11

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?