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【適応障害休職中】出産×転職×PMS×更年期...?ホルモンがああ忙しい

若い世代の方にも、興味があれば読んで頂きたい…だって、いつかは通る道だもの…

(確率的には、月経のある女性の70~80%が何らかの症状があるらしい!更年期合わせれば、今回の話は女性で少しでも関係がある方は9割にも上るのでは…!?)

本記事、女性のバイオリズムにかなり触れます。抵抗感ある方は、そっと別の記事に移動して頂きますよう、お願いいたします…


疑惑のはじまり


おととい、精神科の定期受診。

図らずも、生理前になるとやってくる目の奥の痛み、起床時のダルさ(「もっと寝ていたい…」と感じる)、イライラなどの情緒不安定が発生していた矢先のこと。

いわゆる、「いつものヤツ」だ。

加えて、不正出血もあった。(今日で3日続いている)

少量だったが、月経周期にしては早すぎるし、なにより、やっとこさ正常を取り戻しつつあった基礎体温の波形を見ても、明らかに異常。

昨日の晩から、娘とのやりとりで、イライラが止まらない…頭では、半分理性が残ったままの脳みそでは、「なんでそんなことで!」「どこがモンテッソーリ教育やねん!」という冷静なツッコミが入っているのに…

イライラ、不機嫌が止まらない。いやはや困った。

無邪気にふるまう合間にも、娘が私の方をじーっと観察している。

大人になれ。鎮まれ、私のイライラ。鋭いナイフのようでいても許された青春時代(そんな時代はそもそもなかったけれど)は、もうとうの昔に過ぎ去ったのだ。さあ、わが子と目を合わせて、ニッコリ微笑んで抱きしめて、「大丈夫だよ。怒ってないよ」と、耳元で優しくささやくのだ!


娘 「……まま、ごめんなしゃい」

!!!(どうしようもない、最悪な自己嫌悪…)

「いいよ、今度は気をつけてね」(まだ言うかぁーーーーーーーーー!)


はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………

ため息をどれだけ長くついても消えないぐらいの罪悪感があるのに、私のイライラがなかなか収まってくれないのなぜなのか?

娘が先に(しかも状況を完全に理解していないはずなのに)、未熟な自己制御機能を目いっぱい働かせて(しかも彼女の経験値と発達段階では相当混乱していただろうに…)歩み寄ろうとしてくれたのに、いい年した大人の私がそれを出来ないのは一体なぜなのか…?


女ふたりの間に挟まれて、冷静にそこにいてフォローしてくれていた夫に向けて、ポツリ。

「私、やっぱりピル飲もうと思う…」


そもそもの話


というわけで、今日は目に見えない「ホルモン」というものについて知りたい、今の私の状況について解明してみたいと思った。

なぜか?

現在は適応障害で、20代ぐらいからうつ的症状(診断は受けなかったけど)や、皮膚の荒れや無月経、その他不定愁訴に悩まされてきた。(現在は皮膚、無月経の症状は軽快) 

不妊治療から、一時は完全に子どもは持てない生活だ(排卵がなかったしなぁ)と諦め、仕事に打ち込んだりもした。それが、漢方のおかげなのか、それまでの生活改善がじんわり効いてきたのか、一時的なマクロビオティック的生活が功を奏したのか(太っていたのでね)、ストレスが軽減したせいなのか、とにかく「妊娠の可能性がある」と主治医に告げられ、初期流産を2度経験し、三度目で出産に至る。(緊急帝王切開になって、一瞬「死ぬかも」と思ったりもしたけど)

30代前半までは、自分が望めば、とか、努力すれば、子どもをもてたり、仕事でも成功を出来るし、ハッピーになれると考えていたふしがある。(バカだ…いや、字面で見ると本当にバカだわ…) でも、本当に、たぶん、そう信じていたんだと思う。

(「努力」とか、ダイエットに10キロ成功してその意味をはき違えた話とか、その辺りの詳細はコチラ↓)


だって、若かったから。

(※もちろん、若くても聡明な人はたくさんいるし、そういう人もたくさん知ってますw)

自分(自助)ではどうにもならない部分があるのだということに、私はもっと早い段階で、謙虚に気づくべきだった、と今では思う。そりゃ、ある程度は、友人知人に相談したり、当時は借りたくなかった親も頼っていたし、もちろん夫は昔も今も最大のパートナーで、私も関わる人たちの支えにはなっていた(共助)だろう。

けれど、「若さ」、そして「親からとにかく離れたい」という、偏った自立心(平たく言えばこれも若さ特有のとがりか…)がおそらく、「公助」へ目を向けさせることまではしなかった。

(ここ、論点ずれそうなので、下記ご参考まで。自助、共助、公助についてなど↓)

若さゆえに、リミッターがなく、思考でも行動レベルでも抑制装置が作動していなかったのだと思う。

将来的なキャリアの青写真(理想通りに行くということはまずないのだろうけど)、そのために“いま、この瞬間”に何に時間と労力を投入すべきなのか、そのためにする「必要なガマン」は何か、逆に無駄な時間と労力のかけ方をしてはいないか…?

長期的なスパンで、良い意味で打算的に、戦略を持って生活をすることは、当時の私にはなかなか難しかった。若いし、漠然と時間は“たくさん”あるように感じていた。逆説的に言うとすれば、「若い今にしか出来ないこと」を最優先かつ最重要として認識していたのか、というと、私は決してそれを理解していなかっただろう。


堂々巡って、はじめの話に戻るのだけれど、当時はスピリチュアルに系統していた(?)くせに、「目には見えないもの」をないがしろにしていたのかもしれない、と反省している。

ホルモンしかり、「運」しかり。(テーマ回収!!)


科学的根拠のある話として、妊娠→出産は、年齢が低い方が不安なく通過出来る確率は上がるし、妊娠期から出産後まで合併症等含むリスクは下がり、選択肢も多い(病院/助産院、普通分娩/帝王切開など)のは、私自身経験済みだ。

仕事においても、体力がある時だから出来る働き方(肉体労働や、少し無理を効かせた長時間労働、シフト勤務など)もあるだろうし、キャリア選択の積み重ねが、結局は壮年期の仕事の仕方や自由度につながっていく。転職するにしても、若い頃と出産後のアラフォー目前の今では、結局は健康面でも経済的な面でもリスクの大小が異なる。

特に動物である人間は、ホルモンという目の見えない、けれども確実に一生を左右するほど強力な物質に影響され続けるし、特に女性は重大なライフイベントの度、ホルモンの大きな変化のストレスに晒される。これは、仕事だけではなく、家事や育児、趣味やライフワーク、人間関係全般において影響を及ばさないわけがない。

これは精神論とかでなく、一般的事実で、しかも私個人としても実感のある話である。私の場合、


・10代後半~三十路まで続くうつ的症状の繰り返し+仕事続かない(←自助努力以降は、運と、ホルモンの影響もあったかなぁ)

・無月経10年以上かつ不定愁訴(←たぶんホルモンのせい)

・不妊治療うまく行かず(←バリバリホルモンのせい)

・え、排卵してるの!(←ホルモンのいたずら)

・妊娠→出産→転職→適応障害?更年期?PMS?(←ホルモンの神秘&いじわる+運もあったかなぁ)

という、まさに「目に見えないものに踊らされている」のを絵に描いたような人生!!という実感…(苦笑)

リミッターも抑制装置もなかった時代、(今よりももっと)ストレス耐性もなく、仕事も人間関係も他のことも、自由にリセットしていたように思う(悩みや葛藤、罪悪感はあったけれどね、、、)

ここにきてやっと、マルチ・ポテンシャライトだとか、HSS型HSPだとか、自分のことを前よりずっと理解して(いる気がするし)、自己肯定感も持てるようになった(気がする)

それでも、と思うのは…


出産後、転職先でザックリと“うまくいくイメージ”を持っていた自分に一言いいたい。

「メンタル不調がやってくるぞー!」

「適応障害になるぞー!」

「もしかしたら、PMSかもしれないっ!」

「更年期も、合わせ技でやってきたかも…1本とられるぞぉーーーー!!」

これはねぇ、もう、「自助」とか「努力」とかで何とかなる類いのクライシスではないですよ…お姉さん。(遠い目)

もちろん、自助努力は前提として、なかなかやってきましたとも、一応「マジメ」で通ってきた者ですから。仕事ではもちろん、食事に運動、メンタルの領域に及ぶまで、まずは自力でお金かけないようにやってきましたとも、ハイ。

それでもねぇ、、、

時々、ふと思うんですの、ワタシ。私の人生、運とホルモン任せ。私の意志や望みで選択してきたこともたくさんあるし、それが快適な環境を作ってくれたこともあったのかも知れないですわね。でもね、結局はその選択だって、結果は運任せ。今となっては結局ホルモン任せ。ホルモンちゃんのご機嫌わ損ねようもんなら、ほらご覧なさい、仕事も家事も二の次になっちゃう。結局はホルモンちゃんのご機嫌取りながら、この先だって顔色伺いながら何とかうまくやっていくしかないんじゃないかって思うんですのよ、ワタシ。

はじめとかなり文体が変わってしまったが、要するに、これが今日伝えたかったことだ。人生は、自助や共助、公助など、自分ひとりを支えるにも様々な要素や手段がある。それに加えて、運や体の中にあるメカニズムなど、目には見えない要素にもかなり大きな影響を受けていることわ忘れたくないと思った。

良くも悪くも、私を構成する要素はひとつではないのだから、1つの分野で最悪に落ちたときでも、過度にそれを気に病むことはない(それにフォーカスし続ければ、本当に病んでしまう)

若かりし頃の自分への苦言として、また、これから先(たぶん)長く続く人生の備忘録として。


想像以上に長くなったので、ここまで読んで下さったら、そっとスキ♥️を押して、閉じて下さっても。この後は、ただの知識のメモ帳ですので。


PMS(月経前症候群)とは


下記、日本産婦人科学会のHPより、抜粋させて頂く。

私自身の備忘録として、かつ素人が勝手な自己診断をする危険性を排除するため、原文のままに残しておく。

☑月経前症候群とは?

月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。

☑原因は?

原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。この黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、PMSの原因と考えられています。しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスなどの影響を受けるため、PMSは女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こるといわれています。

☑どんな症状がある?

精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。とくに精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害(premenstrual dyspholic disorder : PMDD)の場合もあります。

☑診断方法は?

上記症状が月経前に毎月現れ、月経開始後には和らぐことが特徴的です。出現症状を記録し、月経周期との関連を確認します。また、症状が似ているPMDDやうつ病など精神神経疾患でないことを確認します。
日本では月経のある女性の約70~80%が月経前に何らかの症状があります。生活に困難を感じるほど強いPMSを示す女性の割合は5.4%程度と言われています。思春期の女性ではPMSがより多いとの報告もあります。

☑治療方法は?

1.薬によらない治療法
まず、症状日記をつけ病状を理解し把握することで、対処しやすくなります。PMSの症状と付き合うために、自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間をつくったり、自分が心地良いと思えるようなセルフケアを探してみることをお勧めします。また、カルシウムやマグネシウムを積極的に摂取し、カフェイン、アルコール、喫煙は控えたほうがよいと言われています。症状が重い場合には、仕事の負担を減らすことが治療になる場合もあります。
2.薬による治療
排卵抑制療法(排卵を抑える治療法)
排卵が起こり女性ホルモンの大きな変動があることがそもそもの原因なので、排卵を止め女性ホルモンの変動をなくすことで症状が軽快します。低用量経口避妊薬(OC、低用量ピル)や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)は少ないホルモン量で排卵を止めます。これらの薬は副作用が少なく、服用している期間だけ一時的に排卵を止めるものなので、服用を止めるとすぐに排卵が回復します。その後の妊娠には影響を与えません。
症状に対する治療法
痛みに対しては鎮痛剤、むくみなどの水分貯留症状に対しては利尿剤や抗アルドステロン療法(尿量を増やす治療法)、精神神経症状や自律神経症状に対しては精神安定剤や選択的セロトニン再取り込み阻害薬物療法(脳内の活性物質セロトニンを維持する治療法)を使用します。
漢方療法
個人の証(症状や体質)に合わせて、漢方薬を使用します。当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、桃核承気湯、女神散、抑肝散などがよく選択されています。

3 更年期障害とは


「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいいます。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。更年期障害の主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していくことですが(図1)、その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられています。

☑どんな症状?

①血管の拡張と放熱に関係する症状
ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗など
②その他のさまざまな身体症状
めまい、動悸、胸が締め付けられるような感じ、頭痛、肩こり、腰や背中の痛み、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなど
③精神症状
気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など
更年期障害の特徴の一つは症状が多彩なことですが、これらが他の病気による症状ではないことを確認する必要があります。

☑治療法は?

更年期障害は身体的因子・心理的因子・社会的因子が複雑に関与して発症しますので、まず十分な問診を行うことが必要です。その上で生活習慣の改善や心理療法を試み、それでも改善しない症状に対して薬物療法を行います。
更年期障害の薬物療法は大きく3つに分けられます。
①ホルモン補充療法(HRT)
更年期障害の主な原因がエストロゲンのゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。HRTは、ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状に特に有効ですが、その他の症状にも有効であることがわかっています。エストロゲン単独では子宮内膜増殖症のリスクが上昇するため、子宮のある方には黄体ホルモンを併用します(エストロゲン・黄体ホルモン併用療法)。手術で子宮を摘出した方には、黄体ホルモンを併用する必要はありません(エストロゲン単独療法)。HRTに用いるホルモン剤には飲み薬、貼り薬、塗り薬などいくつかのタイプがあり、またその投与法もさまざまです(図2)。よく話し合いながら、その人に合った最適な治療法を選択していきます。HRTに関しては、一時乳がんなどのまれな副作用が強調される傾向にありました。しかし最近になって、更年期にHRTを開始した人では心臓・血管の病気や骨粗鬆症など老年期に起こる疾患が予防できるという利点が、再び見直され始めています。
②漢方薬
漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、全体的な心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。多彩な症状を訴える更年期女性に対しては、「婦人科三大処方」とも呼ばれる当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸を中心に、さまざまな処方が用いられます。比較的体力が低下しており、冷え症で貧血傾向がある方に対しては当帰芍薬散を、比較的体質虚弱で疲労しやすく、不安・不眠などの精神症状を訴える方に対しては加味逍遥散を、体力中等度以上でのぼせ傾向にあり、下腹部に抵抗・圧痛を訴える方に対しては桂枝茯苓丸を、それぞれ処方します。
③向精神薬
気分の落ち込み・意欲の低下・イライラ・情緒不安定・不眠などの精神症状が最もつらい症状である場合には、抗うつ薬・抗不安薬・催眠鎮静薬などの向精神薬も用いられます。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などの新規抗うつ薬は副作用も少なく、またほてり・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状にも有効であることが知られています。


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