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自動運転車に乗ったら何でもしていいの?寝ていいの?酒飲んでいいの?[23]

どうも、阿蘓です。
有用な自動運転関連の技術・ビジネス・ニュースを1日1回1分程度で読める記事にして配信する「1日1分自動運転ブログ」
今回は、自動運転に乗ってできること
#自動運転  #AI #電気自動車 #IoT #エンジニア

自動運転に対する道路交通法改正案

2019年3月に、自動運転車の公道での走行が可能になるための道路交通法の改正案が国会で閣議決定しました。実際それで何ができるようになるの?を簡単にまとめます。

対象自動運転レベル

今回閣議決定した改正案の対象自動運転車は、レベル3の車になります。レベル3ってどのくらいなのって人に簡単に説明すると、「レベル3の自動運転車は、定められた環境下でシステムが責任持ち運転のすべてを行いますが、対応できない場合はドライバーがすぐに介入する必要がある」レベルです。

例えば、高速道路の渋滞の際に、低速で前方の車にくっついて走行してくれたりする自動運転機能はレベル3に相当します。渋滞時の機能ですので渋滞が終わり80キロでまた走り始める際は、ドライバーが運転を再開する必要があります。

このような、限定的ではあるものの、一定時間システムが責任を持ち運転できるレベルですので、その間は、ドライバーは何をしていても大丈夫なわけです。

できること

・スマートフォンで通話やメール
運転中のスマートフォンの操作は、厳しく禁止されている項目でしたがレベル3であれば、可能になります。
・車載テレビで番組を見る
現在のカーナビですと走行時にはテレビは見れませんでしたが、見ても問題ないようになります。

禁止されていないこと

・弁当を食べる
ドライバーが介入しなければならない時に、瞬時に介入できるか分からない部分もあることから、「できること」として明記されてはいない。が、理論上可能ではありますね。
・パソコンで仕事の資料を作成
こちらも、同じく「できること」として明記されていない。

できないこと

・睡眠
例えば、渋滞が終わりドライバーが介入する必要がある場合に、すぐにそれができない可能性があるので禁止されています。
・飲食
こちらも、家から仕事場まで自動で運転してくれるシステムではないので禁止ですね。

今回の改正案は、レベル3を対象にした案なので、グーグルなどが開発しているレベル5相当のクルマは含まれていません。ですので、もしレベル5相当のクルマを対象にした場合、睡眠や飲酒もできることとして挙げられるのではないかと思われます。

まとめ

現段階で、レベル3の自動運転車では、睡眠と飲酒は残念ながらできません。ですが、レベル4、レベル5に対しても改正案を引き続き検討する方向で動いているので、今後どんな内容になるのか注目しなければなりませんね!


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