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現在北米駐在中の私が”勝手に”考える駐在員という立場での海外生活を実現する現実的方法


こんにちは。日本は緊急事態宣言で大変のようですね。因みにこちらはずっと緊急事態宣言が続いており自宅勤務も既に10か月目ですのでもうこの状況に慣れてしまいました。。。

あと、ふと思ったこととして私はnoteを本格的に初めて今日で二週間目なのですがこれまでSNS等の投稿を殆どしたことが無かった為「スキ」や「フォロー」を貰えるということは思った以上に嬉しいものなんだなと最近気づきました。継続して良いトピックを立てられるよう頑張ろうと思います。

はじめに


さて今日は現在、日本で働かれている社会人の方向けに、私、及び私がこちらで出会った駐在員の友人たちの経験談を元に如何にして海外駐在員になるか(正確には駐在員というポジションでの海外異動の可能性を如何に高めるか)という点をお話ししようと思います。

先ず最初にお伝えしたいこととして、企業からの人事命令で海外に派遣される駐在員は

①ワークライフバランスが良好

②駐在手当てがしっかりと付く為、かなり高給

③殆どの場合で職位が日本より上がり権限が増える為、やりがいも大きい。

と三拍子揃っており、会社員として働くにはかなり理想的なポジションだと断言できます。従い、今後、海外生活を数年間経験してみたい方には駐在員のポジションを狙う事はかなりお薦めな方法です。因みに、概ね3~5年程度の駐在期間となる人が多いようです。


但し、昨年初頭までは良いこと尽くめの駐在員生活でしたが、現在はコロナ禍の為、残念ながら今は北米での生活に若干の不自由さを感じています。

しかし、現状をぼやいても仕方がないので、コロナ禍がワクチン接種により早期鎮静化することを願いつつ、本トピックでは駐在員として選抜される手法をわかりやすくお伝えしようと思います。
(駐在員のメリットとデメリットは後日、別トピックで詳しくお伝えしようと思います)

それでは今回は駐在員のポジションを勝ち取る為に取り組むべきことを3つに分けてご説明していきます。

取り組むべきこと① 現在働いている会社(部署)の社内評価で上位2~3割に入る。


いきなりハードルが高い!と思われた方も多いかもしれませんが、社会人として同僚より遥かに恵まれたポジションを得る為には一定の努力が必要という点はご理解ください。。
少しフォローしますと例えば三菱商事や三井物産のようないわゆる超一流のサラリーマンばかりいる会社でなければ、日々の業務に加え少し頑張ることで上位三割の評価を得ることはそこまで難しくないと考えています。なぜなら殆ど社会人は自主的な勉強もしないですし、指示された業務以上のことのみに取り組む人が大半だからです。


尚、ご参考までに具体例を下記に少し挙げておきますがこれらを念頭に業務に取り組めば、(よほどエース揃いの部署で無い限り)ほぼ間違いなく上位2割に入れるはずです。

また、このことは日本の会社文化の良くない点だとは思うのですが、私の感覚として海外駐在員は9割以上が男性ですので、男性はその時点でかなり有利です。。只、駐在員の職種として理系出身の技術職や体力が必要な営業系人材が多い為、男女半々とは言わずとも2~3割は女性が占めても良い筈と個人的には思っています。

(尚、コロナ前はセミナー等で女性の海外赴任について学生から質問されることがよくありましたので、後日、別トピックでどのようなタイプの女性が駐在員として赴任してきているか、いわゆる傾向と対策について触れてみようと思っています)

少し話が脇にそれましたが以下が社内評価を挙げる行動の具体例です。

1)毎月決まった締め切りがある業務を持っていれば締め切りを前倒しにして提出する。(単純な話ではありますが、締切り管理はする側にとって億劫な業務であり、その心配をしないでよい部下はそれだけでもとてもありがたい存在となります。更に信頼度が増すため重要な仕事も振り易くなる為、是非一度試してみてください。)
2)上司からの指示事項+αの仕事をする。
(具体例としてデータ纏めの指示を受けた際は只、表にするだけでなくグラフを添付したり、そのデータに関連する添付資料をつけたり上司の理解を深める+αの仕事を心掛けてください)
3)上司が取り組んでいる業務を把握し、その業務に関連する雑務を引き受ける等、指示されていなくとも率先してサポートを申し出る。(もしかすると初めはトンチンカンなことをしてしまうかもしれませんが、上司から都度、フィードバックを貰いながら半年程頑張れば確実に上司からの評価は上がりますし、また社会人としての仕事力もアップしている筈です)

尚、実際のところ、駐在員の友人たちの殆どはお酒を飲んでバカ騒ぎもしますし、社会人経験を聞くと色々とやんちゃしている人も多いです。しかし、付き合ってみると常に話が理路整然としていたり、周りを巻き込む能力に優れていたりと何かしらの社会人として有能なんだろうなと思わせる人が殆どですので先ずは日々の業務の質を上げることに注力してください。

取り組むべきこと② 周囲に海外異動希望だとアピールし、TOEICは少なくとも800点は取る。


本項目は当たり前と思われる方も多いと思いますが、周囲に海外希望だと言い続けることは非常に重要です。特に最近は海外異動を希望しない社会人も多く、社内の誰を駐在員として選抜するか検討する際に、最も適任だが海外異動を希望しない社員より、求めるスペックには至ってはいないが異動を強く希望する社員を選ぶこともあったりするからです。
従い、人事面談での意思表明は勿論のこと、同僚とキャリアの話をする際等には折に触れて自らの希望をそれとなく伝え、駐在員として検討の俎上に上がるように努力してください。

尚、一点注意して頂きたい点があり、機会があれば自らの直接の上司より一つ上のポジション(例えば部長)の方に自らの海外異動の希望が伝わっているか確認してみてください。理由として上司があなたを部下として重宝している場合、他部署に取られたくないが故に、異動希望をそっと自らの胸にしまい込むという事態が起きるからです。

尚、TOEICは最低でも800点は取ってください。理由として言わずもがなですが、いくらアピールしても業務の土台となる英語力だ無ければ、口だけの人物だと逆に軽んじられます。TOEICスコアをあげるのに時間が掛かりそうな方は少なくともアピールする際に英語の勉強は頑張っていると伝えましょう。但し、異動の内示後、フィリピン等へ短期留学等で英語力を一気に上げて帳尻を合わす方法も無いですし、現地に行けば話さざるを得ない為、英語力はあまり気にされないでいいと思います。私も未だに間違えまくりますが気にせず話しています。

※別トピックでTOEIC対策を記載しているのでよければ一読してみてください。

https://note.com/masawata/n/n1a6b58b99153

取り組むべきこと③ 具体的に狙っているポジションがあれば、あらゆるツテを辿って現任者にコンタクトし、海外異動できた経緯や必要なスペックを聞き出す。


本項は駐在ポジションを勝ち取る為にはかなり有効な手法ですので可能であれば是非試してみてください。理由としては、現任者にコンタクトすることで、そのポジションにおける最も必要な能力を正確に把握できますし、そのようなことをするライバルはあまりいない為、上手くいけば当の駐在員から応援して貰えたり、運が良ければ後任として指名してもらえる可能性も出てくるからです。特に帰国前の駐在員は数年間日本を離れることから社内事情に疎く、後任の候補者を挙げることが難しいことがあるため、直接連絡を取ってくる人物を後任として育てようと思うことは十分にあり得ることです。


従い、自らが狙うべきポジションに就いている本人を知らなくとも、本人にたどり着けるコネをもつ人物を自分の周りで探してみてください。繰り返しになりますが、駐在員の立場からすると本手法は駐在員のポジションを獲得する為には極めて有効な手法だと断言できます。

(諸刃の剣の荒業)どうしても海外異動を早期実現したい方は転職先を確保した上で直談判しましょう。


本手法は友人駐在員が実際に取った手法であり、切れ味鋭くはあるのですが将来に禍根を残す可能性があるので強くはお勧めしません。特に今働いている会社で今後も長期的にキャリアを積んでいきたいと思っている場合は間違いなく社内で危険人物(会社に弓を引くことを厭わない人物)として認識され、帰国後にどんなに能力があっても責任あるポジションを任せられない可能性がある為、細心の注意をもってこの選択肢をとるか検討してください。


但し、個人的にはこの手法は全然ありだと思っています。なぜならこのご時世、どんなに優良企業であっても10年先、20年先のことは分からないですし、駐在を経験した能力ある社員を冷遇する会社なんてこちらから願い下げだと思うからです。

また、結局のところ、キャリアとは単に自分を幸せにする手段以上の何物でもなく、将来起こるか分からないことを心配するよりも、今、自分が目指したい方向に一直線に向かう人がもっと沢山いても良い筈だと私は考えます。


更に、転職エージェントから聞いた話なのですが、海外駐在から日本へ帰任した人の中で、4人に1人は数年以内に転職を選択するとのことであり、もし社内で不遇をかこった場合はさっさと転職するという手段があるということも考慮に入れてください。

本トピックまとめ


今回は少し過激な内容も書きましたが、最後にお伝えしたいこととして海外で生活し始めると、周りの生活スタイルから如何に日本人が会社を自らの人生の中心に据えているかという点に否が応でも気付かされます。そして、考えを深める中で会社中心ではなく自らの気持ちを優先することが人生においてどれだけ重要かということを再認識させられる為、少しでも希望される方は一度本気で海外駐在の可能性を模索してみてください。

最後になりますが本トピックについて質問や疑問がある方は下記メールアドレスまでお気軽にメール頂ければと思います。(宛先 石田旺助)

(メールアドレス:farwestravens@gmail.com)

それではここまでお読み頂きありがとうございました。


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