留学経験なく海外駐在員になれた著者が伝えるTOEICの点数を確実に上げる方法(初級編)
はじめに
こんにちは、本日は私がOB訪問や企業セミナー等でたまに質問を頂くTOEICの勉強法について私の個人的な経験談からですが、確実な点数UP法をお伝えしようと思います。
只、本トピックは書店やWeb広告によくあるような「2週間で100点スコアアップ」や「毎日15分の勉強で900点達成!」のような魔法のような手法は残念ながら全く記載してません。。
寧ろ地道な努力が必要な勉強法を切々とお伝えすることになる為、そんな説教じみた方法論は要らない!とお考えの方はそっと本トピックをお閉じください。。
但し、下記に記した手法を継続すれば、スコアは確実に上がりますのでよければ一読ください(尚、私のTOEIC最高点は900点弱ですので、本トピックをお読みの方がゆくゆくはその点数を取れるよう今後、中級・上級編まで記載していこうと思っています)
それでは早速ですが具体的な手法について記載していきます。
具体的な点数アップ手法について
まず、大前提なのですが、本トピックをお読み頂いている方は、これ以上、TOEICの点数を上げるノウハウ本や記事を除くことは極力、我慢するようにしてください。なぜかと言いますと当の私が20代の頃はテクニックや効率の良い勉強法を求めて膨大な時間を無駄にしてしまった為、これから英語の勉強に打ち込もうと思う方に同じような失敗をして欲しくないからです。(先ほど、Kindleを確かめたら英語学習法の本だけで10冊以上持っていました。当時の私にさっさと勉強しろ!と説教したいです。。)
そして、当たり前なのですが、いくら勉強法を調べ上げてもコツコツと勉強しないと点数はあがりません。そして、ありとあらゆるノウハウ本を読んできた私が断言しますが、残念ながら英語学習に魔法のような勉強法はありません。
とはいえ、努力は必要なものの効率のよい勉強法は存在しますので今回は5つのパートに分けて勉強法をご紹介したいと思います。
1、模試を解いて苦手分野を把握する。
まずTOEICを受けたことが無い方、暫く受験から遠ざかっていた方は書店等で買える実践模試を2回ほど受けてください(1回でも可)。そして、テスト結果から比較的スコアが取れていない箇所を把握し、そのPartに特化した参考書を買うなりして先ずは苦手Part対策を集中してください。
理由は簡単で点数が低いPartの中には少し勉強すればすぐに正答率があがる問題が多く残っている可能性が高く、勉強の効果がすぐに表れやすいからです。TOEIC勉強はモチベーション維持も重要な為、すぐに効果がでるPartから勉強することを強くお薦めします。また試験になれるという意味でもどのPartで何分時間を使うかなどの時間配分の感覚を得る為にも定期的に実践模試を解くことはスコアを上げる為には必須とお考えください。
2、リスニングは移動時間や隙間時間を活用する。
次にリスニング対策ですが、得意不得意関わらず、リスニングパートは、”ながら勉強”や短時間学習がおすすめです。理由としてTOEICのリスニングは内容が退屈なものが多く、机に座って勉強していてもすぐに飽きてしまうからです。従い、移動時間や昼休みのご飯を食べた後の空き時間等、ちょっとした隙間時間を活用して勉強してみてください。時間が区切られていると集中力も高まりますし、効果的に勉強できる筈です。
(因みに私は携帯に問題集の音声をいれ、問題集をポケットに入るくらい薄くちぎって常に持ち歩いていました。そうすると電車を待つ数分や、外食時の注文待ちの時間等だけでも勉強が出来、まとまった時間を取れない時でも勉強を続けることができましたのでなるべく早くスコアを上げたい方は試してみてください。私の場合、朝の始業前と昼休みでの勉強を習慣化していましたが徐々に、勉強に集中している人という認識が社内で伝わり飲み会等も断りやすくなるという副次効果がありました。)
3、文法対策は参考書一冊のみで充分
本項目は上述した勉強法に通じる点がありますが、文法対策はあれこれ参考書に悩まず、友人のお勧めやKindleの高評価のモノをさっさと買い、とにかくその一冊を覚える気持ちで勉強に取り組んでください。理由は(出版社の方には大変申し訳ないのですが)文法の参考書はどれを選んでも大差なく一冊やれば十分だからです。そして問題集や模試等で間違えた箇所については間違いノートを作成し、定期的に見返すことで確実にスコアがあがりますので是非試してみてください。
4、長文(Part7)が苦手な方は先ずは単語をたくさん覚える。
この勉強法は賛否両論あると思いますが私はある程度単語を覚えることが出来れば文法力があまりなかったとしても、ある程度(TOEIC750~800点前後)まではスコアを伸ばすことが出来ると考えています。理由としては長文問題は文章のおおよその意味を取ることが重要である為、単語力が文法力をカバーしてくれるからです。因みにどれだけ文法力があっても単語の意味がわからなければ途中でなにを述べている文章なのか分からなくなってしまう為、スコアアップに単語力は必須です。最近は便利なアプリも出ているようですのでスマホを単語帳代わりに使う事もお薦めです。(どのアプリがよいか、後日調べてみようと思いますので少々お時間をください)
5、読書スピードが遅い方はスキミングを試してみる。
上記に加え長文問題の正答率を上げるためにスキミングは非常にお薦めです。尚、「スキミングとは何?」とお考えの方にざっくりとご説明するとスキミングとは重要な箇所を集中的に読むことで早めに文章の大意をつかむ手法です。具体的には
①先ず結論が書いてある第1段落と最終段落を読む
②その上で各段落の第1文目を意識して読む
というだけのシンプルなテクニックですが、スキミングを行う事でその文章の内容をいち早く理解できる為、制限時間が足らないまま試験が終わる受験生が圧倒的に多いTOEIC試験では極めて有効なテクニックになります。
特にTOEICに出てくる文章は(と言うよりは英語の文章全般に言えますが)
第1段落 ⇒ 結論
第2~最終段落手前 ⇒ 結論に関係する具体例・理由の記載
最終段落 ⇒ 再度結論を異なる言い回しで表現
という構成が圧倒的に多くスキミングを使う事で文章の理解スピードは飛躍的にあがる為、まだ試したことが無い方は一度試してみてください。その際、スキミング直後に問題文をざっと見るというテクニックも有効ですので併せて使うとより効果的です。
従い、上記のテクニックを纏めるとPart7 の長文問題では
①スキミングで何がどこに書いてあるか把握。
②問題をみて答えるべき内容を理解
③文章に戻り解答を探す。
というやり方がお勧めの解答手法となり、私としてはこのやり方が最も効率的で確実に点数を上げる手法と考えています。
本トピックまとめ
いかがだったでしょうか?
あくまで英語教育のプロではない私の経験談に基づく攻略法ですので間違いやもっと効率的な勉強方法があるかもしれませんが、それなりには使えるテクニックだと思いますのでよければ試してみてください。
尚、最後になりますが一点重要なことをお伝えさせてください。
それはTOEIC学習に限りませんが現代において勉強の最大の敵はスマホですので、短期間で絶対にスコアを上げたい方は一時的にスマホからSNSを消すことを強くお勧めします(若しくは妥協案として通知音オフ)。理由としては言わずもがなですが、これまでSNSのチェックで費やしてきた時間を勉強に充てれば絶対に短期間で成果が出ますし、スマホの音が鳴るたびに集中力が途切れやすくなり非効率な勉強となってしまう為、一度スマホとの距離を見直してみて貰えると幸いです。
最後になりますが本トピックについて質問や疑問がある方は下記メールアドレスまでお気軽にメール頂ければと思います。(宛先 石田旺助)
(メールアドレス:farwestravens@gmail.com)
それではここまでお読み頂きありがとうございました。
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