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村上春樹「木野」名前の秘密
「木野」の意味についてのメモです。(多分)後で清書します。
①kinoは、英語のスラングで「超最高傑作な映画」という意味
②kinoは、ドイツ語で映画を意味する:元はギリシャ語で「動く」という意味のkinein(木野の移動を彷彿)
③木野という名前は熊本県の木野村が起源:元は城野という字
木野=城野を更に深堀
・神田をカミタと読むように城野を読むと「しろの」となる
→「しろ」→「白」→「(ウ
村上春樹で、タイトルが一番長いのはどの作品?
村上春樹作品といえば、『1Q84』『騎士団殺し』『ねじまき鳥クロニクル』などページ数が長い作品はわりに有名です。
一方でタイトルが長いのはどの作品だと思いますか?パッと思いつくところでは、『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』でしょうか。文字数32文字。長いです。ハルキストを自認するぼくでも、一字一句間違えずに読める自信がないです。それはさておき。ちょっと気になった
村上春樹はどのくらい読まれているのか?
まず、個人的見解。私は積読は正義だと思っています。よって本を読了するかどうかは、読書体験において必ずしも重要視される指標ではない。
ただ、とはいえ実際みんなどこまで読んでるの?ってちょっと気になったりはします。
そんな読了率を推し量る指標を友人から教えて貰いました。その名もホーキングインデックス。由来や計算方法は英文記事ですが、こちらです。
Sorry James Joyce, the Peo
村上春樹「一人称単数」読み解き
村上春樹さんの短編集「一人称単数」に仕掛けられた謎の読み解きに挑戦します。便宜的に「一人称単数」を短編作品としての呼称、『一人称単数』を短編集の呼称とします。読めば読むほど、考えれば考えるほど、新しい謎が出てきますが、本記事2つの側面からアプローチします。
①『一人称単数』のテーマ『一人称単数』には、表題の「一人称単数」という短編を含めて、以下8つの短編が収録されています。
石のまくらに
クリ
村上春樹エッセイ『猫を捨てる』と小説
村上春樹さんのエッセイ『猫を捨てる』。
まるで小説の創作の舞台裏を覗き見てしまったような読後感でした。あぁ、あの人物やエピソードには実在のモデルがあったのかと。
ざっくりとではありますが、エッセイを元に主な人物とエピソードがどの小説に対応するかを纏めてみました。
●村上弁識 | 春樹さんの祖父 ⇒ 井戸掘り職人(1973年のピンボール)
台風で激しい雨が降る中、電車にはねられて亡くなる(猫
村上春樹の短編「バースデイ・ガール」に隠された秘密。
村上春樹さんの短編小説、「バースデイ・ガール」。そこに隠された秘密を探っていきたいと思います。※ネタバレを多分に含んだ内容です。
この小説の主人公は、イタリアンレストランでアルバイトをする女の子。二十歳の誕生日に、お店のオーナーである不思議な老人から願い事を叶えてあげる、と言われます。
| 隠された数字 604・1117小説中では明らかにされていない彼女の願いごとは何なのか?物語の中に仕込まれ
村上春樹のパラレル・リアリティ(NEW YORKERインタビュー翻訳)
Haruki Murakami on Parallel Realities
By Deborah Treisman
村上春樹のパラレル・リアリティ
原文
https://www.newyorker.com/books/this-week-in-fiction/haruki-murakami-2018-09-03
NEW YORKERに掲載された村上春樹さんのインタビュー記事の翻訳です。
「騎士