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漫画家こしのりょう物語を探る読書会

どうも、まさまさです。
エジプト海外初一人旅のネタ以外のnoteを久しぶりに書く。

僕は、7月末まで医療機関で仕事をしていた。
Nsあおいを読みながら、医療現場での葛藤や理不尽さ(僕の解釈ね)みたいなものを思い出していた。
あおいの職場での奮闘とプライベートに戻ったあとの疲弊感、あおいの抱える傷などに自分を重ねながら、ググッと引き込まれた。

この度、こしのりょう物語を探る読書会と題し「Nsあおい」を題材にした読書会に参加してきた。

スケジュールは…。

・ワークショップ
・著者こしのりょうさんへ質問
・Nsあおいもしくはこしのりょう物語のコピーを考えよう
・懇親会

席に着くと…。

めくってみると、1巻の最初のシーンが印刷されている。

このシーンの詳細は4巻に…。

次をめくってみると、質問が…。

1:あなたはこの時どうするか?
2:あなたにとって正しいとはなにか?
3:組織の中でどう生きていきたいか?

自分の正しさと医療者としての正しさっていうのは、違う。
医療従事者フィルターがものすごくかかっている自分に気づく。

「医療者としての正しさ=自分の正しさ」ではないはず。
「理学療法士として組織でどう生きていきたいか?=自分は組織でどう生きていきたいか?」ではないはず。

医療者の視点と自分の視点が混ざっていることを見つめている自分がいる。
嬉しい。
やっと少しは、自分自身というものを大切にしようとしているんだ…と感じている。

安全が設計されると、ワークショップが対話の場になる。
自分語りを聴くことで相手を知りながら、自分を振り返り、相対化の中で自分自身に触れていく。
それが心地よい。

こしのりょうさんへの質問タイム

がきた。(印象に残った話しを抜粋)

Nsあおいという作品は、こしのさんが漫画家になる前の職場での体験が元になっている。

登場人物は、すべて当時のこしのりょうさんの分身
例えば、客の前でいい顔をしている自分は、後輩の前では偉そうな顔をしているかもしれない…その様子を増長していくと「田所先生」になる。
「亜美ちゃん」なんか、自分そのままだよ…とこしのさんは笑って語ってくれた。

もう自分の中にあるもの、自分しか描いてないと言っていたことがすごく印象的だっった。

僕は、あおいを見ていて
自分の正しさに純粋で組織の正しさに屈しない姿は、暗黙の了解なるものに問題提起しているように見えた。
ヒヤヒヤさせられるも、あおいに憧れを感じ応援したくなる。

そんな存在だった。

そんなあおいを描くことが、最初5巻まですごく難しかったという。
あおいの行動を描く時、「自分はそんなにすごくないし…」という感情が恥ずかしかったそうだ。しかし、自分の中にもあおいがいることを少しずつ感じ、嬉しくなり描くことが楽しめだしたそうだ。

話しすぎて、コピーをつける時間がなく、懇親会へ移行。

今日の会場は、江古田駅徒歩5分ほどのJYONNOBIさん

こしのさんの弟さんが営んでいる店。

バイトくんがコースメニューを紹介してくれる。

あおいの彩りサラダ
秋鮭のソテー江藤先生の黒いソース
大月主任のバブルピザ
小峰さんのハンバーグ
泉田師長の怒りん坊ソースのペンネ
白衣の天使カルボナーラ
ノロさんのお土産アップルタルト&亜美ちゃんのツインテールアイス

Nsあおいの登場人物メニューだ。
さらに、バックミュージックは、ドラマNsあおいで使用されていた曲だったなぁ。そしてどれもこれも美味い。

時間がなくてできなかったNsあおいのコピーもしくはこしのりょう物語のコピーを書いてこのnoteは終わりにしよう。

若かれしこしのりょうの分身〜憧れと保身〜

こしのさんは、今Nsあおいを見て「若いなぁ」ってつぶやいていた。
まるで、昔の自分の写真を眺めるように…。
当時の自分の中にあった感情を振り返りながらつぶやいていたのかな…。

そんなこしのさんの最新作はコチラ

僕もこれから1巻を読んで見る。

最後に、Nsあおい読んでみたいなって思った人はコチラにどうぞ。



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