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心が優しくなれる飲食店

ご覧いただきありがとうございます。

飲食店に行って、注文したものと
違ったものが出てきたら
あなたはどうしますか?

即クレーム? 怒る? SNS拡散?


知っている方も多いと思いますが、
こんなお店が日本にあります。

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実際にある、お店の店名がこれです。

**ここで働く従業員さんたちは、

みんな認知症の方**

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公式ホームページより

注文と違うものが出てきても、
お客様も笑顔。

認知症を患っているスタッフも笑顔

そもそも、店の看板に
「注文を間違える料理店」って書いてあるから、
間違えて当たり前

何が出てくるか、お楽しみで
ワクワク感さえしてきます

こうした、認知症の方や
高齢者、障がい者の方などが
生き生き働ける職場って素敵です。


聴覚、発生障害を持ったアルバイト

僕がエリアマネージャーだったころ
エリア内にいた店長の話です。

大繁盛店の店長をしていました

スタッフの一人に、
聞こえない、話せないアルバイトがいました。
便宜上サオリ(仮名)としておきます。

彼女には、やはり調理の仕事は難しく
洗い物を中心に作業をしてもらいます。

洗い終わった食器は、調理エリアに
持っていくのですが、スタッフの
後ろを通る際、よく接触して食器を落としてしまいます

盛付け用の食器が不足してくると
「サオリ!食器持ってきて!」
と言っても彼女には聞こえません。

そこで、店長は僕に相談に来ました。

「サオリに分かるように、厨房内に信号を設置したいのですが…いいですか?」

「どういうこと?」

「調理場と洗い場に、信号をつけて
青は、サオリが食器を運ぶサイン
黄は、調理場を見てというサイン
赤は、サオリが用事があるサイン
にしたいのです」

僕は即答OK

数日後信号が設置されました。

サオリが食器を運ぶ前に、青信号を点灯させます
すると、作業していたスタッフは
サオリが通り過ぎるのを見守ります
それ以降、食器を落とすことも無くなりました

調理場で食器が少なくなると、
黄色を点灯させ、サオリが調理場に目をやります。
すると、持ってきてほしい食器を
片手に持ち上げ、合図を送ります

トイレに行きたい場合や、
機械のトラブルがあった時には
赤信号で合図を送ります

信号が設置されてからは、サオリは
通常スタッフと変わらぬ能力を
発揮できるようになりました。

スタッフも少し手話を勉強したりして、職場に優しい風が吹いて来ました。

たった一人のために、
しかもアルバイトのために
数万円の費用をかけて信号を作った、この店長を僕は誇らしく思います

ツカエナイと言って
切り捨てる事は簡単

認知症でも、障がい者でも、
高齢者でも生き生き働ける環境を
創っていくことが、五体満足の人に
課せられた責任だと思います。

ありがとうございます。100円で、6本増やせます。 あ、増毛の話です。