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自己超越欲求とは?

もうすでに、
今更感が強いと思いますが、

アメリカの心理学者、
アブラハム・マズローの5段階欲求

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これは、有名ですよね。

特に説明は省きます。

今どき、第3段階の社会的欲求までを
満たしていない人は、ほぼいないのでは
ないでしょうか?
少なくとも、このnoteのなかには。

それを前提に、書き進めていきます。

内的に満たされたい

そう思う人がほとんどだと思います。

それならば、今後考えるべきことは
上の2つだけでいいじゃないですか。

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でも、マズローは
第5段階目の自己実現欲求の先に、
第6段階の欲求があることは
ご存知でしたか?

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それが、自己超越欲求ですね。

検索すると、上図のように
自己実現欲求の上に、逆三角形が乗った
形で表現されてることが多いです。

この自己超越欲求って、
一体どんな欲求なのでしょうか?

気になり虫が騒ぎ出しました。


◆自己超越欲求って、なんだ?

自分の限界を超える欲求?
潜在意識とか、第六感的なこと?

言葉の解釈だけでは、どうも
腑に落ちませんでしたので、
色々と調べて、自分なりに解釈してみました。

とりあえず、WIKIだと、

マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表した。それが、自己超越 (Self-transcendence) の段階である。 自己超越者 (Transcenders) の特徴は
「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている
「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている
統合された意識を持つ
落ち着いていて、瞑想的な認知をする
深い洞察を得た経験が、今までにある
他者の不幸に罪悪感を抱く
創造的である
謙虚である
聡明である
多視点的な思考ができる
外見は普通である (Very normal on the outside)
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%ほどであり、子供でこの段階に達することは不可能である。 マズローは、自身が超越者だと考えた12人について調査し、この研究を深めた。

と、ありますが、
よく分かりませんね。😅

色々と調べた結果、僕なりの解釈では
自己超越とは、一言で表すと、

「他者や自己を超えた存在に向けて奉仕をすること」

だと、たどり着きました。


◆実は、誰もが到達できてる自己超越欲求

そうやって解釈すると、
マズローが言うように、
一段階ずつ欲求を満たしてから、次の段階へ。

というのは、何か、ぼやけてきます。

例えばですよ、
仕事でも、スポーツでも、子育てでも
同僚や後輩、子供など、他者のために
作業を教えたり、訓練したり、
相談に乗ったりしてませんか?

こんなこと、普段からやってますよね。
誰かのために、何かをして
お互いに満足や、喜び合うこと。

仕事ならば、会社発展のために。
スポーツなら、チームのために。
子育てなら、子供や家族のために。

常に、他者、自己を超えた存在のために
奉仕してませんか?

これって

承認欲求を満たして無くても、
自己実現していなくても、
自己超越欲求を満たしている
ってことになりますよね?

でも、マズローが言うには
これは、第6段階の欲求。

第5の自己実現欲求を満たした後にくる
次の階層の欲求です。

何か、自分で書いてて
深みにはまりそうですが…


◆自己実現欲求って間違って解釈されていないか?

もう一度、5段階欲求を見てみます。

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既に、社会的欲求まで満たしている僕たちは
次のフェーズとして、承認欲求が芽生えてきます。

ここ、違うんじゃないのかな?

そんな疑問を抱きながら
さらに調べてみると、

モチベーション理論で有名な、
これもアメリカの心理学者
ダグラス・マクレガー

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彼の提唱した、X理論、Y理論

この理論を説明するために、
マズローの5段階欲求を利用したことで
解釈が、尻切れトンボに
なってしまったのではないかと思います。

この理論は、簡単に言うと、
仕事に対する姿勢(動機付けや、管理)を
2分化する理論です。

簡潔に違いを説明すると、

・X理論とは
人は受け身で、怠け者である。
だから、指示、命令で動かす
➡第3段階までの欲求が強い人間に対して
仕事をさせる方法。

・Y理論とは
人は勤勉である。
だから、条件(権限や報酬)を提示しながら動かす。
➡第4段階以上の欲求が強い人間に対して
仕事をさせる方法。

このY理論が自己実現欲求を
自分本位の部分だけを抜粋して
・自分の能力の具現化
・自己成長したい
・創造的でありたい

この部分だけをクローズアップ
してしまったのではないか?

マネージメントや、モチベーション管理には
有効ですが、

マズローが言いたかった
利他的な部分は、省いて
しまったのではないでしょうか?

なので、自己実現の欲求は
自分が成功さえすれば達成できる
という誤解を生んでしまっているのでは
ないでしょうか。


◆結論、成功とは?

前述したように、
自己超越欲求は、普段の生活から
誰しもがやっています。

第4、第5段階を経ずとも
事実やってますよね。

てことは、こういうことじゃないですかね。

背景 波紋

自己超越欲求を満たすことで、
承認欲求が満たされ、
自己実現欲求が満たされる。

それが、サイクルとして何回も
回ることで、
満足感や、幸福感が
感じられるのかな。

図にするとこんな感じ。

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単に、自己実現欲求が満たされるだけでは
自己満足で終わりです。

成功するって、
自分一人では出来ないですよね。

必ず、応援者がいたり、
お互いに助け合ったり。

人とのかかわりの中でしか「成功」は
手にできないのです。

サイクルを回していくことで、
それぞれの欲求が育っていき、
ある時にイノベーションが起きていく。

それが、技術革新だったり、
悪しき常識の打破だったり、
結果的に自己成長にもつながっていくのでは?

ありたい自分って、
本当に実現したい自分って、
他者と一緒に成し遂げることだと
思いませんか?

翻って考えると
SNSなど、現代は自由に発信できる時代です。

人々に役に立つ記事を書くという
奉仕の精神が、共感を呼び、
承認欲求が満たされ、
自己実現にたどり着くのかな。

そしてまた、
もっと役に立っていくこと。

noteの書き方にも通ずるかも。

更に、このサイクル、SNSだけじゃなく
リアル社会でも通用しますね。


今後は、僕もくだらない記事は
少しセーブして、役立つ記事を
書いて行こうと思う、マサでした。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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