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面接での効果的な質問とは?

こんにちは。

私は新卒面接をしていると難しいなと感じることが多々あります。
たとえば中途のように「法人営業経験が3年ある」などがないため、その人がどのレベルなのかがいまいちよくわからない。なんてこともありました。

ただ、ちゃんと深く質問をし取り組み難易度を知ることで、今の自社に必要な人材なのかどうかを見れるようになったと思ってます。(完璧ではないですが)


取組み難易度を確認する

これは、自社で求めているレベルが、候補者の「当たり前」~「瞬間最大風速的にがんばった」の、どのあたりに位置するのかを確認します。

間違いやすいのが、「自分が求めるレベル」ではなく、「自社が求めているレベル」です。

たとえば、「頑張ったこと」を質問で聞いた際に、以下のような回答を得られたとします。

私が大学時代に頑張ったことはフットサルサークルです。授業がない日は、朝からトレーニング活動に打ち込み、3年次には地区大会で優勝することが出来ました。

これで、わぁ、地区大会で優勝はすごいね!頑張ったんんだね!で終わらせるのではなく、この方の「取組み難易度」を確認するための質問をします。

どんな質問をして難易度を聞き出すか

ではどんな質問ができるかを考えてみると、以下のような質問をすることが考えられます。

① 何チームでおこなわれた、どのような大会? 
  ⇒数チームと数十チームではどっちのほうが難易度が高いか。
② これまでの成績は?
  ⇒強豪校での話なのか、それまで下位だったチームなのか
③ どんなメンバー構成?
  ⇒強豪校出身者揃いなのか未経験者ばかりのチームなのか
④ あなたはどのような役割だった?
  ⇒リーダーに従っていたのか、自らリーダーシップを発揮したのか
⑤ チーム(個人)としては何が課題だったの?
  ⇒何が課題で、どのように解決したのか。それは誰が考えたのか。

日本的チームワークバイアス

一つ例を挙げると「困難を乗り越えられた理由を教えていただけますか?」
という質問をしたとします。

その質問に対しての返答が以下のような場合はいかがでしょうか。

困難を乗り越えられた理由は、周りのメンバーのサポートがあったからだと思います。私一人では乗り越えられなかったことも、お互いに声を掛け合い協力することで、さまざまな困難を乗り越えることが出来たと自負しております。この経験により、人間関係の大切さを学ぶことが出来ました。

文章で読んでしまうと、ちょっと違和感あるかもしれませんが、もし面接時に自信たっぷりとこの回答をしてきた場合、日本的なチームワークという美談バイアスがかかってしまうかもしれません。
その結果、「なるほど、みんなで協力して乗り越えたんだね。」とかで終わってしまうかもしれません。

取り組み難易度を知ることを目的とした場合、「周囲のみんな」は正直どうでもいいんですよね。

「○○が大事だと学びました」
「□□の重要性に気づきました」

正直これは、私の息子(小学1年生)だって学びますし気づきます。

そうではなく、
 ・どんな役割をはたして、成果(結果)に貢献をしたのか?
 ・実際何が出来るようになったのか?
ここが知りたいですよね。

こういった質問をすることで、以下のような回答が出てくると、またその人の取り組み難易度がわかり自社のレベルと合うかどうかの見極めができると思います。

※望ましい回答例
「メンバーに対して〇〇のように働きかけたことで、段階的に意識が変わり、雰囲気も改善しました。このことから、困難から逃げずに取り組むことで必ず結果に繋げることができるという自信を得ました。」

最後までご一読いただきありがとうございます。
これから面接を始める方含めて、この記事がお役に立ちましたら幸いです。

引き続きよろしくお願いいたします!

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