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#15 警視庁24時(TV番組)に当事者が登場

噂によると、どうやら大阪のグループが全員合計で4億円ほどこのFXに投資していたとのこと。

恐らくリーダー格の人には紹介料が入っていたのでしょう。

お金集めをした挙句ブッ飛んだ。

そりゃあ大騒ぎになって当然。

基本的には儲かる話は人にしないものです。

やはり紹介料が入るなどの打算があるからこそ人に伝えようという行動に出るのです。


そんなある日、朝日新聞にベタ記事が載りました。

「白昼堂々会社員を拉致」

すぐにピンと来ました。

あ~FXの会社のY社長、つまりFXの大元の詐欺会社の社長のことだろう。

投資していた被害者に拉致されたんだ、と。

そういえばトヨタ商事の事件も衝撃的だった。

※ 閲覧注意 https://youtu.be/O6ESK8A2qoE

https://ja.wikipedia.org/wiki/豊田商事事件


拉致くらいで済んで良かったんじゃない?なんて思ってました。


さらにそんなある日、

当時大好きで録画してまでも必ず見ていたのが「警視庁24時」というドキュメント番組。

いつものように録画したものをボーッと見ていたところ、

「東京の浜松町の交差点で白昼堂々会社員が拉致。付近はビジネス街で、目撃した人がすぐに警察に通報。ここから拉致された会社員の救出劇が開始された!」


えええええええええええ?
これってもしかしてもしかする?

見ていたらさすがはドキュメント番組、壮絶な内容でした。

どうやらY氏は昼休みの時間に国道15号線の横断歩道を渡っていたところ突如現れた男女に羽交い締めにされ、両手の親指を結束バンドで巻かれて固定され、メルセデスベンツCクラスのリアハッチに放り込まれて連れ去られたとのこと。

そしてそのCクラスは首都高を通って東名高速大阪方面に向かったとのことでした。


警視庁は緊急事態の通報に騒然。

交通機動隊も出撃し、覆面パトカー合計7台で大阪方面に向かっているCクラスを追跡。

Cクラスにバレないように徐々に徐々に車体の前後横を包囲。

距離と間合いを詰めて、静岡県の浜松SAに追い込んで車を停めさせて突撃。

無事に会社員Y氏の救出に成功。

この一連だけで20分くらい流れていたでしょうか。

Y氏の顔にはもちろんモザイクがかけられていましたが、風貌やモザイク越しでもあのY氏だとすぐにわかりました。

そして解説が。

「男女と会社員の間には金銭トラブルがあった模様」と。


確かに何億円もぶっ飛ばした詐欺の大悪党なのですが、この段階では連れ去った男女が悪いことにはなっていました。

相手がどんな悪党だったとしてもこの行動は誘拐なのです。


恐らく彼らは投資していた方々にY氏に何があったのか直接説明させようと考えたんだと思います。

その気持ちは痛いほどわかります。

みんなに儲かってほしい。

良い案件を紹介してみんなに喜んでもらって自分も儲かる。

お金にお金を稼いでもらう。

こんな最高の話はない。


実はこれ、ネットワークビジネスを経験していた人が陥りやすい犯罪なのです。


しかし実態は、集まったお金を配当している「ポンジスキーム」と言われる詐欺の手法がほとんどなのです。


実業もしていなければ運用もしてない。

集まったお金を配当に回しているだけ。


冷静に考えてみてください。


自分が実業を起こすのであればわざわざ高配当で一般人からお金を借りますか?ということ。


普通は国民金融公庫などの金融機関から借りますよね。

返金不要の国の補助金だって充実しています。
ましてや今は低金利。

それにもかかわらず最初から高金利手法でお金を借りるということは、

金融機関がお金を出してくれない、見込みのない事業なのか、

最初から詐欺なのかのどちらだと思ってほぼ間違いないのです。


FXや暗号資産となればそれは投資であり、金融庁からの縛りはさらに強くなります。

投資がダメとは言いません。

しかし投資は慎重に行なってください。


しかも紹介を出すのであれば他人様の大切な大切なお金を出させるわけですから、

それが本当に運用している投資なのか、

金融ライセンスは保有しているのか、

出資法には違反していないか、

紹介料が出る案件は特にカネ集めの犯罪の可能性が高いのです


外資系の保険会社から始まり、詐欺会社2件を短期間に渡り歩き、

この間、金融の法律に関する知識を一気に学べた気がしています。


金融商品取引法は、ネットワークビジネスで遵守しなくてはならない

特定商取引法・薬機法よりもさらに重い重い罪になるのです。

https://www.iaifa.org/kinyushohintorihiki/


最大懲役10年以下最高1,000万円以下の罰金


投資詐欺のカネ集めの手法は全てこれ。


①会社が金融ライセンスを持っていない

②紹介者も金融ライセンスを持っていない

③紹介料が入る


もうほぼ必ずこれ。


①も②も金融庁から義務付けられてますし、

③は金融商品取引法違反のはずです。


投資商品を紹介してお金をもらうのは「業」に該当するので、

保険会社と同じでライセンスが必須。


無いということは100%詐欺と思って良いでしょう。


続きは
第16話 山田、スポーツブックアービトラージに挑戦


↓ 詐欺に引っかかってるかも?と思った方はご相談ください ↓

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第1話 プロローグ(序章)


第2話 勉強が大嫌いな少年期

第3話 アルバイトで発見した新たな自分


第4話 ねずみ講で警察に連行された


第5話 大手ネットワークビジネスの会社 ニュースキン登場


第6話 今度は最大手のアムウェイ登場


第7話 業界で急成長中のneways登場


第8話 neways行政処分の衝撃


第9話 保険の外交員になり、金融商品取引法を学ぶ


第10話 月利3%のFXの会社に転職


第11話 なんと詐欺師の会社だった


第12話 大元の会社に助けてもらう


第13話 ここも詐欺師の会社だった


第14話 危機一髪 被害者を救い出す


第16話 山田、スポーツブックアービトラージに挑戦


第17話 次は香港で海外投資?


第18話 偽装通貨で大損した人続出


第19話 勉強するしかない


第20話 これから副業を始めようという方へ


第21話 何をしているのかわからない息子


第22話 両親から託された夢の実現へ


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