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#7 業界で急成長中のneways登場

それから約6年後のある日、

今度は弟からの一本の電話が。


弟「スゴい情報入って来た」

「amwayみたいな感じなんだけどamwayとは全然違ってる」

「〇〇さん(弟の紹介者)の紹介者の方がこのビジネスで成功されててフェラーリのF360とポルシェ911とメルセデス・ベンツのSL500に乗ってるらしい」

「俺が旅費出すから一度その人に会いに行こう」


と、なにやら鼻息荒く話して来たのを今でも覚えてます。


今思うとみんな最初の一報は「すごい情報!」から入るってことですね  笑


そして当時愛知県に住んでた僕に、旅費まで出すから九州まで来いと言う。

当時サラリーマンで燻(くすぶ)ってた僕にとってはもしかするとビッグチャンスの話かもしれない。

だけどamwayみたいに人に言うのは嫌だし…

とはいえポルシェやフェラーリが所有出来るのはスゴイ。

今のサラリーマン生活ではとてもそのような高級車の所有は無理だ。


ぐるぐる考えながら飛行機で九州に飛びました。


訪問したその方がやってたビジネスがnewaysでした。

ビジネス展開としてはamwayと何ら変わりないイメージでした。

だけど僕の興味を引いたのは「化学物質」の話でした。


newaysはのちにこの化学物質(経皮毒)の話が問題となって行政処分を食らって会社そのものが潰れてしまう(売却)運命を辿るのですが、

この頃のnewaysはとにかく勢いがありました。


おそらく大きな理由として「化学物質が身体に与える影響(経皮毒)」のプレゼンを聞いてしまうと怖くて他社製品を使えなくなってしまい、さらには善意で経皮毒を伝える人が大量発生し、

一時は業界2位のニュースキンを抜いて年商700億円のamwayに続く2位にまで急成長したのです。

経皮毒の話はみんなに伝えなきゃ!との使命感で動いた主婦の方もかなり多かったようです。



ちなみに現代国語の成績が絶望的に悪かった僕ですが、

実は化学の成績はさらに悪く、

試験という試験全て赤点で100点満点で14点とかだった記憶があります。


こんな僕が化学に少し興味を持ったキッカケになったのがnewaysだったのです。


例えば二酸化炭素CO2では人はすぐには死なないものの、一酸化炭素COでは人は呆気なく死にます。

これは物質が安定するために酸素Oを奪うためで………


これは多分化学の基本中の基本(小学生レベル?)の話なのでしょうが、

何しろ全部赤点の僕にとっては全てが新鮮な化学の勉強となりました。


ですのでamwayの時同様に、ビジネスではなく化学物質の部分に興味を持ってnewaysのセミナーにあちこち参加するようになったのです。


結局経皮毒の話は過剰な話で経皮毒なんてものは存在しないということが、詳しく知ることで後にハッキリしました。

そして今ではこの「経費毒」というワードを使ったプレゼンは薬機法違反になるのだとか。

しかし何しろ化学赤点の私ですから、当時何も理解していない化学の話は、

むしろ新鮮でもあり、面白いなって思える世界でした。


知れば知るほど事実だったり、また、一般に言われていることと違ってたり。


しかしビジネス上の結果はどうでもよくて、知識として身につくことがとにかく楽しかったのです。


そんなある日、夕方のニュースでnewaysの行政処分を突如知ることとなるのです。

続きは
第8話 neways行政処分の衝撃


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第1話 プロローグ(序章)


第2話 勉強が大嫌いな少年期

第3話 アルバイトで発見した新たな自分


第4話 ねずみ講で警察に連行された


第5話 大手ネットワークビジネスの会社 ニュースキン登場


第6話 今度は最大手のアムウェイ登場


第8話 neways行政処分の衝撃


第9話 保険の外交員になり、金融商品取引法を学ぶ


第10話 月利3%のFXの会社に転職


第11話 なんと詐欺師の会社だった


第12話 大元の会社に助けてもらう


第13話 ここも詐欺師の会社だった


第14話 危機一髪 被害者を救い出す


第15話 警視庁24時(TV番組)に当事者が登場


第16話 山田、スポーツブックアービトラージに挑戦


第17話 次は香港で海外投資?


第18話 偽装通貨で大損した人続出


第19話 勉強するしかない


第20話 これから副業を始めようという方へ


第21話 何をしているのかわからない息子


第22話 両親から託された夢の実現へ



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