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悪魔の子供たち(完結・小説)

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自分の正体を誰にもバレることなく、事件の裏側を知られることもなく、自然発生的に平和を混沌に変えてしまう存在。ある高名な僧がそのような性質の子供たちを称して「悪魔の子」と呼んだ。「…
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記事一覧

悪魔の子供たち①

あらすじ  札幌有数の進学校である茜灯(あかねび)高等学校は現在、開校以来最大の危機に直…

MASAMI
6か月前
2

悪魔の子供たち②

2 自由運動  入る学校を間違えたか――。  たまにそう思うことがある。  俺のような日…

MASAMI
6か月前
2

悪魔の子供たち③

 3 悪と聖と  何とか遅刻だけは回避できた俺たちは、いつも通りの変わらない一日を過ごし…

MASAMI
6か月前
1

悪魔の子供たち④

 4 保健室の問診  インタビュー後、少しだけハルとダベっていたら夕日がいつの間にか姿を…

MASAMI
5か月前
2

悪魔の子供たち⑤

 5 ハイエナ    翌日、ハルは万全な状態であの十字路に現れた。いつも通りの微笑みと、そ…

MASAMI
5か月前

悪魔の子供たち⑥

 6 呪われた学校  すでにそれは「パワハラ事件」と呼称されていた。それでもそこに体罰が…

MASAMI
5か月前
1

悪魔の子供たち⑦

 7 沈黙の当事者たち  昼休み。俺とハルは高屋さんに会いに出向いた。 教室では高屋さんと萩原さんが同じところに固まって話をしていた。しかも二人ともノリノリで話をしている。どちらかというと萩原さんの方がうるさいくらいだ。  他のグループはというと、その様子を遠慮がちに遠目から見ているのだった。  腫物扱い。それに加えて萩原さんよくやるわ、偉いよね、といったところか。それよりもその腫物が意外なほど元気なので、元お仲間さんたちにとってみればそれが安心材料になっているのかもしれ

悪魔の子供たち⑧

8 印象操作  あっという間に時間が過ぎていく。 この二日間、新聞部は我らの成すべきこと…

MASAMI
5か月前
1

悪魔の子供たち 終

 9 共食い 「信用と、情報力?」 「ええ」  竜胆氏は頷いた。 「あの子は大人顔負けの類…

MASAMI
4か月前
3