野口雅子

フリーランスウェディングプランナー&MCです。 人と自然にやさしいエシカルウェ…

野口雅子

フリーランスウェディングプランナー&MCです。 人と自然にやさしいエシカルウェディングをゼロから新郎新婦様と一緒に創っています。本質に必要なことだけにフォーカスした「未来を創る」結婚式のご提案をしています。https://sevenhappiness.com/wedding

マガジン

  • バージンロードとハゲの唄

    野口雅子のリアルストーリーを思い出すままに書き溜めます。

  • 雇われない生き方

  • 結婚式って何のため?

最近の記事

世界を幸せにする結婚式とはなんだろう?

私は何をしたいんだろう? この人生でなにをやりとげたいんだろう? 昨日 エシカルウェディング協会のビジョンミーティングで ファンドレーザーの久保さんにいわれた言葉が 心の中でリフレインしている。 「時間てなんですか?」 その時はすぐに答えられなかった。 時間・・きもち? 自分の人生の一部? いや、 人生そのもの? それを何に使うのか? 何に費やしたいのか? ずっと考えていた。 自分の思いの原点を紐解く。 結婚式がお二人はもちろんなにかの不幸せにつな

    • 心の中の鈴が鳴った

      一般社団法人エシカルウェディング協会の https://ethicalwedding.info ウェブマガジン発行のためのブレインストーミングを行ったときのこと。 日々の中で 自分の心の中で 究極に 一番心が震えることって なんだろう? 子供の頃からのことをたくさん思い出した。。 あ、そうか、 私、、やりたいのは 「人生万歳!!」 ってことだったんだと 心の中の 鈴が鳴った。 まるごと、人生うけとめて まるごとおめでとうっていいたい 生まれて来てくれてあり

      • 「結婚式を通してお二人の人生を映画にするプロジェクト」の小さな一歩

        新郎新婦様の衣装試着に同行した時、さりげなーく新婦様が新郎様の髪をかきわけてあげてる感じ、、おもわずカメラのシャッターを切ったらとても愛おしい瞬間が撮れた。 初めてお会いした時は 私に対する緊張もあったのかとは思うけれど お二人の距離感も もう少し 恋人同士という感じの 向かい合うという空気感があったのだけれど 婚約式を済ませ、ご一緒に住まわれるようになり、結婚式まであと1ヶ月となって、久しぶりにお二人にお会いしたら、お二人の心が同じ方を向いて、夫婦としての一歩をすでに踏

        • ウェディングデザイン事例

        世界を幸せにする結婚式とはなんだろう?

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        記事

          綺麗なお金

          このところclubhouseを聞きながら自分をチューニングできるようになったと思う。まだ聞く専ですが、、自分の中の気づきがすごくて、これを忘れないうちに書き溜めて置かなくては、、とりあえずガタガタあらあらの未完成でもいいから とにかく思っていることをアウトプットして、あとからちょっとずつ整理をしていけばいいと思うようになった。 だってねー! 文書書くのは割と好きだからいいんだけど・・、タイトル画像をどうするかっていうのが なかなかハードルあがっちゃっていて、画像選んだり加工

          綺麗なお金

          カリフォルニアディズニーランドで雨の日にもらったカードの言葉に泣いた

          その日は朝から雨だった。ずっとここに来るのが夢だった。 ディズニーランドのはじまりの地に。 当時、役者だった私は「夢を売る」商売をしていたわけで ディズニーランドで働いている先輩からも その裏話やストーリーなどを聞かされていた。 すごいなぁ。。。なんでかすごいなぁ。。 あの、ウォルト・ディズニーが私たちにくれた魔法の国が 初めてこの世に誕生した その匂いを、 バイブレーションを、 どうしても生で感じてみたかった。 「人を幸せにする」 ということはどういうことなのか、

          カリフォルニアディズニーランドで雨の日にもらったカードの言葉に泣いた

          毎月15日だけはお休みにした理由

          よくお休みってないんですか?って聞かれる。 お休みってなに? って感じなんです。。と答える。 フリーランスとしてウェディングプランナーの仕事をしているわけだけれど、どこからどこまでが仕事なのかプライベートなのかの境目はない。 ごはんを食べながらテレビをみていたら、外食時のマスクの置き場所問題についてのニュースをやっていて、「あ、そうか! それは絶対ゲストに必要だ、何か用意しなくちゃー」と 思いついたアイディアを手帳にメモ。おくからごそごそマスクケースになりそうなものを物

          毎月15日だけはお休みにした理由

          プロとアマのボーダーライン 10の違い

          これまで一緒に仕事をしてきた人たちや、出会った人たちの中で、この人は本物のプロだと思う人たちの共通点を感じてきました。 一方ウェディングの仕事をしたいといって私のところに来られた方のほとんどは、食べられないから、向いてないから、彼が親が反対するから、と、なんだかんだといいわけをして簡単にあきらめてしまうのは なぜだろう? そんなプロとアマの違いを私なりにまとめてみました。 自分への戒めも兼ねております。。はい。 <プロとアマの違い10> 01・アマは常に自分が向いている

          プロとアマのボーダーライン 10の違い

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜まとめINDEX〜

          INDEX 序章:結婚式をしない人たちが増えているのはなぜか? 1950年代:日本独自のパッケージプランが誕生 1960年代:高度成長期、大量生産のため結婚式がワンパターン化 1970年代:式場と式場紹介所の提携システムが誕生 1980年代:バブル全盛期に結婚式がエンターテインメント化 1990年代:ゼクシィ創刊とインターネットの登場 2000年代:オリジナルウェディングの文化が開花 2010年代:結婚式のビジュアル化、フリーランスクリエイターの増加 2020年代:(予測)

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜まとめINDEX〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2020〜

          戦後からの70年あまりの ウェディング文化の流れを追っていくとわかることは 現在の一般的な結婚式の形式は、 けして 長年の日本に伝わる伝統からくるものではなく その時代、その時代に 必要にせまられてできたものであり いわば 「経済をなりたたせるため」にやむなく生まれたものなのです ですから これからご結婚される方には 特に知っておいてほしいのは 「これが日本の伝統、とか これが普通、とか、結婚式とはそういうもの」 という間違った説明を受けても、鵜呑みにしないでくだ

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2020〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2010〜

          この10年の間に ウェディング業界は また数々の あらたな洗礼をうけることになります。 1つ目は、インターネットの普及による口コミ情報です つまりこれまでは、ゼクシィをはじめとするエージェントや、 会場や業者などの企業側からの広告宣伝による情報しかなかった時代から おなじ立場の知らない人からでも、 簡単に口コミ情報を得られるようになったので、表に出すことは「タブー」とされてきた内情が明るみに出はじめました。 2つ目は、フリーランス化の波が来たことです。 インターネット

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2010〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2000〜

          21世紀がやってきました。 2000年代は、 ブライダル業界には 3つの大きな変革がありました。 1つ目は 結婚式の主催者の交代です。 仲人文化がなくなっていくと同時に 主催者として主導権をにぎるのは 親ではなく、 新郎新婦自身、 ・・になったことで 結婚式の意味づけや価値観が変わったのです。 それまでの結婚式の主な目的は「新郎新婦のお披露目」でした。 つまり、 「我が子が 結婚することになりましたので、  どうぞ皆様のお力添えで 若い二人を導いてください。」

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜2000〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1990〜

          80年代の終わりごろ、、 昭和から平成になり、消費税が初めて導入され、 さらに 1991年にはいわゆるバブルが崩壊、 一気に日本の経済が大混乱となりました。 これまでの右肩上がりの経済が総崩れして それまで多くの国民が信じてきた 価値観が見事にひっくりかえってしまったのです。 一流企業に勤めることや、出世すること お金持ちになって、人より多くのものを所有すること。 それこそが幸せだと教え込まれて育ってきた 昭和世代の若者は 「作り上げられた神話」を 信じることはなくなっ

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1990〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1980〜

          日本においては 第一次ベビーブームが落ち着いて 婚姻数は減ってしまいましたが、日本はまもなくバブル時代へと突入していきます。 常に右肩あがりの経済。給料は年々上がって当然の時代。 婚礼件数が減った分 ひと組あたりの売り上げを上げなければいけないという式場のニーズにタイミングが合い まるでショーのような派手な演出が エスカレートしていきました。 1981年イギリスではダイアナ妃がご成婚。 その時のダイアナ妃の美しさと豪華なドレスは世界中の話題になりました。 芸能人のきらび

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1980〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1970〜

          さて、、1970年にはいると 戦後の第一次ベビーブームに生まれた世代が 結婚適齢期を迎え 結婚式の件数が加速的に増加します 厚生労働省のホームページ 平成18年度「婚姻に関する統計」の概況より「婚姻件数の推移」 それにともない、 椿山荘や、料亭であった白雲閣(現リビエラ) ホテルなどでも 結婚式が多く行われるようになり 専門式場も誕生していきました。 しかし この頃は、インターネットのような便利な情報網は ありません。 そこで誕生したのが 「結婚式場の紹介所」です。

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1970〜

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1960〜

          1960年代になるころには 新興の集合住宅地開発が進められ 若者たちは あたらしくて 綺麗で 欧米風スタイルを取り入れた生活をスタートします。 この時代、とにかく物をたくさん持っていることが、豊かさの象徴でありました。 豪華なホテルや専門式場がどんどんできていき 「有名な場所で結婚式を挙げる」こと それが 憧れであり自慢であり 幸せの象徴でもあった時代だったのです。 そのため、式場は たくさんの結婚式を 効率よくこなす ことが使命となりました。 高度成長期のこの

          なぜ日本の結婚式がガラパゴス的進化を遂げたのか?の考察〜1960〜