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正木諧 (datkids)
2023年9月28日 00:14
これにて完結.°(ಗдಗ。)°.小気味良い電話の音で目覚める。見慣れた天井に布団。今日一日、自分は何をしていたのだろう。iPhoneの時刻は0時8分。知らない携帯番号からの電話を不審に思いつつ低い声で応答すると、電話口は年増の女性だった。「もしもし。燈里ちゃんのお知り合い?」嫌な予感がした。全て夢じゃなかったのか。陽太の肉体が死に、本来の僕に返ってきたのか。
2023年9月27日 01:10
どんどんと不穏な空気になっていくね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)暗い。中身は大人でもやはりこういった気味の悪い場所は怖い。ただそれ以上に彼女は父親を手に掛けたという事実ものしかかり、恐怖心は計り知れないものだろう。二人とも滴るほど汗をかいているが、ただ一度彼女を抱きしめた。「大丈夫。何とかする。」何とかってどうするんだ。僕にもわからない。ただ彼女の返答は
2023年9月26日 08:15
今回結構ヘヴィーで露骨な表現があるので注意「遅えと思ったら、さっきのボウズ連れ込んで油売ってたのか!」勢いよくドアを引っ張り、燈里の頭部を殴った。「何だお前。このガキのことが好きなのか。母親に似てお前もサカってんな!」「そういうんじゃ」「そもそも誰だよ、この小便臭いガキは。」「私も初めて会ったから」「一目惚れってやつか!」「だから…」「ああ!ちょうどいいな!お前
2023年9月25日 15:32
今回ドキドキするところです。わざわざ首を突っ込む話でもないのに、不思議と言葉になって出てしまった。これはお持ち帰りの常套句とも取れるが、この歳で言うと全く別の意味になった。いや、現実世界だと完全に誘拐でお縄だ。少しの沈黙の後、ほころびかけた顔をキュッと締め上げて「気安く呼ばないでよ。」と、つっけんどんな返答をくれた。不思議と彼女の表情には数滴の期待と不安が入り混じってい
2023年9月24日 15:50
面白くなってきたとこです。「はい。燈里ちゃんと僕、どうぞ。」この店のママらしき人物が整えた椅子の前にオレンジジュースとポッキーを少し置いてくれた。「おい!そんなガキに俺は一銭も払わねえぞ!」「いやあねえ、これは私からの奢りよ。僕?名前は?お母さんはどこにいるの?」そういえばそうだ。この女性も僕の名を知らないし、一見である可能性は高い。あのクソ親父の子種とは思いたくも
2023年9月23日 18:36
長編かつサスペンス初挑戦なので暖かい目で見守ってください。先に言っておきますがグロテスクな表現、著しく倫理観の欠如した表現が含まれますので苦手な方は頑張ってください。そして、あまりに長いので2話ごと掲載します。普段の倍以上の文量なので価格はちょっと上がってて堪忍す。「お昼休憩に読める600文字程度」を意識してきましたが、内容が内容なのでお昼に読む人はいないですね。この物語はフィクシ