IMG_5894のコピー

【組織の混乱が企業成長を導いた】 20~100店舗の飲食店経営で学んだ大切なあれこれ#1

【強みは《不安定な》組織】

前職の株式会社ゴリップは2005年京都に創業し、2018年現在海外含め120店舗となっている。20店舗ごろから直営店もFC店も全国に展開している。
2011年に掲げた「2015年サムギョプサルを世界に」のスローガンを実現していたので規模でいうと20店舗以降の拡大スピードが爆発的だった。

当時の組織は大きなビジョンに全員が燃えていたので
関西に拠点を置く、熱量の高い組織だった。

ただ、出店(事業展開)することは
既存の安定を崩して挑戦すること。

120店舗に到るまで要因は異なるが、
組織が安定したと言える日は1日もない。笑

振り返れば(強引な面ももちろんある)
組織の安定するのを待っていたら、今のスピードでの展開はなかったし
事業を展開できていなければ出会えていないメンバーもたくさんいる。

不安定な組織とは
変化に柔軟でビジョンに向け突き進める組織。
新たな役職、チャンスを掴めるベンチャーならではの組織。

間違いなく《強み》だった。

【組織の混乱が企業成長】

前職は経営幹部とも距離も近く、創業したてのベンチャー企業だった。

毎月入職・退職が循環し
全国に拠点ができれば、物理的距離が生まれ
それ以上に心的距離が溝を作った。
それは
組織の血が薄まるということだった。

今までは幹部が直接
会社の思い、VISIONを語り、未来を描いてきた。
組織拡大は理念浸透、信頼関係ともに今までのやり方は通用しなくなり、組織が混乱し続けた。

これらの混乱を
都度乗り越えなければ、次のステージには上がれない。

20人の組織と
100人の組織では性質も課題も何もかもが違いすぎる。
(120店舗の時には3000人の組織になっているのでそりゃ同じわけには行かない。笑)

組織の混乱を悲観せず、
全員で組織を分厚くしていく。
トップダウンだけでなく、中間管理層の躍進が企業を育てる。

【250人超える退職を見て】

前職では延べ250人を超える退職を目の当たりにした。
仲間が増え続ける企業運営では
組織(人)についての問題が一番心が痛む。

組織の新陳代謝がいいということは
たくさんの入職者がいる=ミスマッチで退職が増えている
関わる人が増える=事件事故が増える

その時々で
ミスマッチの退職や事件事故は
組織全体からみると
一人のこと、たった一人の問題に見えるが
経営幹部には毎回笑えない状況の連続。

入社時には共に歩もうと決めた仲間
なぜミスマッチが起きたのか
なぜ事故が起きたのか、事件が起きたのか
ハゲそうになることばかり。。笑

たくさんの反省と悔恨がめぐるが
間違いなく言えることは
どの一人が欠けていたとしても、今の状況はなかったということ。

企業の成長合わせて
組織には必要な人員が巡る。
組織はたくさんの悩みを運んでくるが、
事業はたくさんの仲間と歩める方が楽しい。

組織についてはまだ、留めておきたいことがあるのでまた後日にする
(理念浸透・段階的組織づくり・採用/離職対策etc..)

こんな形でもたくさんの方と繋がれることに感激しています。是非仲良くしてください!