ビジネス用語に辟易する起業家の巻

最近、謎のビジネス用語を使う人たちになんだかなーと思っています。

この「最近」というのを、
 「関西に帰ってきてから」
 「大学院を修了してから」
 「起業してから」
とするべきかで、ケンカを売る相手は変わるかもしれません。


上記3つは、僕にとって大体おんなじタイミングだったので、

実際のところ、
(首都圏と比べて)「関西」という地域に問題があるのか、
(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科が厳格すぎて)世の中の基準が緩いのか、
起業家界隈ってそんなものなのか、
それとも僕がおかしいのか、原因の在り処はわかりませんが。


それはさておき、
「謎用語」を上げればキリがないのですが、

例えば、

 デザイン
 マーケティング
 ブランディング
 コンセプト

あたりが、あるあるでしょうか。

しかも、組み合わせて使われることも間々ある(笑)。


これ、別に普段の会話で使う分にはまぁいいんです。

というか、結構人によって使っている意味が違ってくるし、えらい人でも定義がいろいろある。

そして、言葉に罪はない。


でも、だからこそ、お金払うセミナーとかで、
これらの言葉の定義もしないで話を進めるのは本当にやめていただきたい

「ブランディングセミナー」と言われて参加したら、完全にプロモーションのセミナーだったこともありました。

そういうのは本当にやめてほしい。



…と、書いていて気づいたんですが、

僕のプロフィールに

「社会システムデザイナー/パラレルアントレプレナー」

とかいう謎用語がありますね…


この機会に、一応僕なりの定義を書いておきます。



■システム

「(定められた)1つ以上の目的を達成するために組織された相互作用する要素の組み合わせ」

(ISO/IEC/IEEE 15288 「(system is) combination of interacting elements organized to achieve one or more stated purposes」をGoogle翻訳)

→なので、目的があって複数の要素からできているものは全部「システム」です。ソフトウェアシステムなどには限りません。自転車も新聞も組織もシステムです。



■社会システム

社会をシステムだととらえたとき、その構成要素は「人(個人や法人などの組織を含む)」であると考えます。

僕の場合、何か目的を持ったものをデザインの対象としているので、communityとかGemainschaftよりも、associationとかGesellschaftに近いイメージです。



■デザイン

「つくる」こと。

(スカしている気がしますが)設計するって思ってもらってもいいですし
engineeringしてもらっていると思っていただいてもいいです。

英語ではdesignとengineeringの違いはあんまりないらしい…Xerox PARCの研究員によると、engineeringは原理寄り、designは人間よりのニュアンスがあるものの、engineeringの原義は、genius(才能)やgene(遺伝子)と同じ命に関するもの、だとかなんとか。
参考 https://en.wikipedia.org/wiki/Design#Design_and_engineering



■社会システムデザイン

社会システムの物理構成要素が人だと考えたとき、
目的によって、役割を定め、メンバーを集めて役割を当てること。


寄玉超訳すると、

「人の役割と感謝からなる価値の連鎖の仕組みを作ること」

これは、我ながら良い訳!!!



■パラレルアントレプレナー

これはまぁ「いろんなことやってるひと」ぐらいでいいです。
どうせ後で言われるので、「いろいろやっています」というのを先に行っておくためにつけているような肩書です。


最後締まりませんでしたねすみません。


そのうち、このブログなりに、
マーケティングやブランディングやコンセプトデザイン(出た組み合わせ語)について、自社の実例を出しながら書いてみたいと思います。


では。


(2017/08/16 綴り間違い修正)

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