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人はまずいものがちょっと好き。

父が木村屋のあんぱんが好きなのだけど、「あの上にちょっと乗ってる桜の塩漬けが美味しくなくていいんだよ」と言ってたのをすごく覚えています。

僕が好きな千石駅近くの焼豆大福にも2~3個だけちょっと硬めの豆が入っていて、「邪魔だな〜」と思いながらも楽しんで食べてしまううえ、なければさみしい。

こういうちょっと美味しくないものがワンポイントで入っているのは、すごく作るのが難しいような気がする。

画竜点睛というか…完璧に近いものにワンポイント。一歩間違うと蛇足。こういうのは狙ってできるものなんだろうか。実は上記のような必要なワンポイントは、どこかしら思いだとかストーリーとかそういうのが入っているパターンが多いのではないかと思います。「無駄だけど、どうしても入れておきたかった」みたいな。

木村屋のあんぱんには色々ストーリーあるみたい。

ちなみに焼売のグリンピースは蛇足だと思っています。外しちゃうもん。
何しろ、こういうちょっと気になる仕掛けがしてある食べ物に注目しています。

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