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ノイズミュージックにまつわるよもやま話。

音楽ジャンルとしてのノイズ。どっぷり浸かったことはないけど、それなりに好きな時期がありました。音楽としても好きだけど、ノイズにまつわるエピソードで好きなものがあるので、ある種の都市伝説として記しておこうと。

①新宿にあったノイズレコード専門店の話。

一緒にバンドやってたMCモニカこと、大谷くんの話。彼は、結構ヘビーにノイズ沼に浸かっていたらしく、新宿の専門店に通い詰めていたそう。
ある日、そこの店長に「本当にやばいのが入った」と、なぜかお店ではなく、新宿の公園に呼び出されたんだって。

公園に着くと、「今回特別に2万でいいよ」と言われるがままに買った…というか買わされたらしい。まるで、ドラッグの取引みたいだ。
帰って聞くと、電車の音が延々収録されているものだったとか。
結果、大谷くんは「俺、ノイズですらない電車の音に2万円も出して、何やってんだろう?」と思ってノイズの世界から距離を置いたとのこと。

なんで、その店長、そんなことしたんだろう。

②三茶のレコード店の話。

これは、打ち上げで聞いた話。
三軒茶屋にあった、ノイズを扱うレコードショップで、全然ノイズアーティストでもない人が、適当に作った音に豪華なジャケットとかをつけて、「限定2枚/レア」ということで20万円もの値段をつけて委託販売したそうな。
そしたら、2枚とも売れたんだって(笑)。その場のバンドマンみんなで「夢のある話だよなぁ」とか言ってた思い出が。デュシャンの便器みたいな話だ。

③ノイズのファンには…

比較的にお医者さんが多いという話を聞いたことがある。これは某ノイズアーティストから聞いた。
なんでも、手術の後とかは気持ちが昂って寝れなかったりするそうで、そういう時にノイズをかけて寝る人がいたりするんだって。
なんかこの話を聞いたときに、ちょっと不気味な気もしたし、なんとなく納得したんだよな。医者って、精神的にもすごく大変な仕事なんだろうなと思います。

以上、信じるか信じないかはあなた次第な、ノイズの話。

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