日本語の、「ら」抜き言葉と「い」抜き言葉
「ら」抜き言葉と「い」抜き言葉、
正しくは「ら」も「い」も抜かない表現であるべきだ、と良く話題になる。
「ら」抜き言葉の元の言葉「〜られる」
「い」抜き言葉の元の言葉「〜ている」
だが、言葉の曖昧性回避のため、ぜひとも「ら/い」抜き言葉を推奨したい。
(こんなことを言ったら、いろいろなところから怒られそうだが...)
だが、英語学習においては、誤解を無くすためにも、
少しでも日本語の曖昧性は無くした方がよい。
(個人的には、会話でも曖昧性を無くす表現を使った方がよいと思うが)
「ら/い」*有り*言葉は、それぞれ以下の表現用途で使われるようだ。
〜られる =「尊敬」「受け身」「可能」
〜ている =「状態」「行為」
これが、「ら」抜き言葉と「い」抜き言葉の両方を使うことでどうなるか。
〜られる =「尊敬」「受け身」
〜(ら)れる =「可能」 ※(=「〜することが出来る」の意)
〜ている =「状態」 ※(=「〜して、いる」の意)
〜て(い)る =「行為」
「尊敬」と「受け身」を勘違いすることは、ないと思うので、
それぞれの表現を日本語で正しく理解できるようになる。
「ら」抜き言葉は、誤解を避けるため現実でもワザと使うことがあるようだ。
「い」抜き言葉は、あまり実感できないかもしれないが、
今〜している?
うん、今〜している状態だよ!
【行為状態の真っ最中】
今〜して(い)る?
うん、今は〜していない状態だけど、行為は毎日〜して(い)るよ!
【行為継続中】
このように、英語での動詞、
「現在進行形」と「現在形(普段形)」の表現の違いで例示できる。
他にもあるかも。
私は、日本語で、無意識のうちに使い分けているように思う。
(「い」抜き言葉はちょっと怪しい部分もあるが)
「ら」抜き言葉と「い」抜き言葉は正しくないと教育されるから、
書籍やネットで得られる英文和訳でも「ら/い」*有り*言葉が使われたり、
「ら/い」抜き言葉はどの意味で使われるか怪しい時もあるかもしれない。
情報を正しく読み取れるよう、注意深く見るように心がけたい。
そして、外で使うと怒られるかもしれないから、
ひっそりと自分の中でだけは、
「ら/い」抜き言葉を使って、しっかり表現を使い分けているのだ。
(自分の中で使っていると、ポロッと言ってしまいそうで心配だが)
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