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新時代のリーダーたちへ捧げます。

完璧な人などいません。
完璧な上司もいません。
人はときにどうしようもなく弱くなる存在です。

ITの進化による人間関係の希薄化
会話の少ない職場環境、成果主義、チームワークの崩壊など
時代の急激な変化の中で、心と体がついていかない人もいるかと思います。

リーダー論やリーダーシップを学ぼうとした時に於いても、
単純に「カリスマ性」を求められる様なセミナーに落ち込まされ、
益々元気がなくなっていらっしゃるのではないでしょうか?

私が掲げます「マーベラスリーダー」というリーダー像には、
そんな「カリスマ性」は必要ありません。むしろ求めないでください。
では、求めるものは何か?

それは
周囲に自立を支援していく、正直で前向きな姿勢を持つ人間性
つまりは、「信頼される人間像」となります。

カリスマとは、結果にしかすぎず、求めるものではありません。

謙虚に、正直に、人として正しく生きる事が、人から信頼される事になると、改めて認識して頂ければと思います。

では、なぜ私はこのような考え方になったのでしょうか?
そのきっかけを教えちゃいます。

「リーダーって?」と考え始めたきっかけとは?

① 対話すること

人と人との関りには、未来永劫、「直接対話をする事」が必要な事かと思います。事実、私は「対話」を重視して上司たる立場を務めてきましたが、ちょっとしたことから対話がなくなる・少なくなると、こちらの意図と違う事をされてしまう、二度手間と言う事も経験させられてきた状態です。

メールや書面にて要件を伝える事も、話を整理できることにはなるので有効です。が、どうしても「一言足らず」になることもあるもので、提出してもらう見積もりに一言足りずクレームになったり、希望と異なる商品を案内していて更なる説明と切り替えをお客様にお願いする事になっていたり、「話しておけば良かった・・・」と思われる事もありました。

直接的な対話は、相手の心情にも余裕を与え、こちらもそれを見て安心させられるので、時間がないとされ、便利と思われるコミュニケーションツールが増幅していく現代においても、せっかく話す為の「口」を持って生まれた存在なのですから、活用したい所です。

対話は、間違いなく、相手に安心感を与えます。
対話は、「 人類最強のコミュニケーションツール 」です。

② 柔軟性を持った行動

チームメンバーの性格や性質を見回してみた時、十人十色な対応を求められる事がわかりました。

従来のリーダー像って「力強さ」が優先され、強引とも取れる指導力が重宝されてきたじゃないですか?確かに、それも必要な事ではあるのですが、現代の20代にウケがいいかと言えば、そうでもない。

ウケが良い・悪いだけの話ではないのですが、その後の仕事の理解度について大きく差が出るので、注意したい所なんです。
「説明を加える」=「対話」が必要となってきます。

「最近の若い連中は、何を考えて働いているのか、よくわからん。」
こんなセリフ、一度は耳にした事がありませんか?

なので、実際に聞いてみました。「若い連中」に。

「思う事を、どうやって伝えたらいいのかがわからない。」
試行錯誤してるんですよ!若い連中の経験値の枠組みの中で!

その声に耳を傾けようとしないリーダーが多いんじゃないですかね??

若い方々の中には、確認する事に抵抗を持つ人もいます。
「改めて聞いたら迷惑では」「怒られる」「嫌味を言われる」「やばい、聞いてなかった」って感じで。最後の例は自分が悪いかもしれませんが(笑)

こういった状況から、新たなる時代のリーダーには、
その心情を捉え、彼らの行動に、変化を与えていける「寄り添いの姿勢」が求められてくると、私は考えます。

社歴の長い方たちには、従来のスタンスが通用するかと思います。
新たに採用をしたスタッフに同様の手段を取った際、表情が曇る事が理解できました。

で、ある時に「私の話している事がわかる?」と聞いてみると、
「実は・・・わかりません。」と。

このキッカケが、人をリードする方法を考え直さなくてはならないと思えた瞬間でした。
良かれと思って、自分の意志だけを伝えるリーダーシップは、完全にミスリードと痛感しました。

その際、感じたのは、「対話」と「行動」の見直しでした。

ここからは、毎日が試行錯誤の繰り返しです。
次回は、その指導方法について、お届けしようと思います。

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