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自分を知る為のコツ、教えます。

過去三回の投稿において、自分自身が考える「今後のリーダーの在り方」をお伝えさせて頂いたのですが、そもそもなぜに私がこんな考え方をもって、ブログという形式でお届けする気になったのかって所を、私の経験談も含めてお話しさせて頂きます。

今から2年前、今の勤め先としては存在すらなかった、営業に関わる二つの部門の長を任される事になりました。
当然、過去に於いてそのような人間がいなかったので、どのような振る舞いをし、どのような方向性を持ち、どのような態度で、メンバーをまとめていこうとするのかは、自分で考え切らなくてはなりませんでした。

そのタイミングで、「自分自身の事を振り返って」みる様にしたのです。

1 人生の振り返り

私が、社会人として働き始めたのは、スポーツ用品を販売しているサービス業でした。
常に、お客様と対面し、ケガや事故の無いように、商品特性を理解して伝えていく販売員でございました。では、なぜこの職業に就いたのか?

小学生の時は野球、中学でも引き続き、残念ながら高校は強豪校であった為、入部の道すらわからず、大学で体育会系ソフトボール部に入部と、ずいぶんと野球に育てられた環境です。
小学校では、最終学年での成績が良好であった為、年間最優秀選手賞をキャプテンと同時受賞。経歴は飛びますが、大学でも優秀選手賞を頂いた事もあります。

と、個人の自慢をしたいわけではなく、その中でも語っていきたいのは、
やはり「仲間」の存在です。

一見、野球をしていたので仲間には多く囲まれていて順風満帆と思われてしまうかもしれませんが、小学生と中学の時にいじめにもあっています…。でもそんな時にも救ってくれたのは、今も付き合いのある仲間でした。大きな声で「○○って酷いよな!」「○○って最低だよな!」と、私に聞こえる様に遠くからでも声をかけてくれたんです。学校に行くことが苦になっていた私が、仲間に救われた瞬間でした。

大学でも、合宿での失敗があり、夜中に合宿所から逃走する騒ぎを起こしました。実際は、車の中で考え事をしながらも寝てしまっただけ何ですが…。気が付けば、車の周りに人だかり、心配した仲間が必死に探してくれていた様です。私は失敗のショックで、正直記憶があまりなく、驚かされたのですが。先輩・OBに怒られましたよ。ただ、この瞬間に、「自分の意思は素直に表現していこう」とも考えさせられた次第で、今もその意思は継続しております。

何度となく「想いを共有する仲間」に助けられた事は、今でも私の脳裏に鮮明に残っています。ありがたい事です。おそらくは、この経験がなければ、「仲間を大切にする気持ち」、
一定の個人を守るだけではなく、全体に対してどのような仕組みで仕切る事が、納まりを良くするのか
と考える様になる脳は養われなかったかと思います。

今現在に於いて、「まずは人ありき」と考えていける動力は、この野球活動を通じて養われて来たのだと自負しております。野球は、個が結集したチームスポーツですから。
社会においても、この「個が結集したチーム」と言う意識は非常に大切であると考えています。

2 男女の関係性について

タイトルから考えると、恋愛事情などの話がなされそうですが、残念ながらしません(笑)
社会に出れば、当然ながら、男性のみ・女性のみの世界と言う場所は限られており、大半が男女の労働力が結集している事かと思います。

私は、過去においては女性と話す事が苦手なタイプでした。なんかカッコつけていたんでしょうし、気負っていたのでしょう。今となっては、当時出会った人すべてに謝罪して歩きたいくらいです。

確かに、異性と話す免疫がなければ、会話が続かない事に不安も出てしまう。そして、話す事が嫌になり、面倒になり、異性とは口も利かずに過ごせる人生を送っていく。
確かにそれはそれでいいとも思いますが、私は、あらゆる考え方を吸収したかったので、何とかして脱したい衝動に駆られていました。

そんな私を救ったのは、「ホームステイ」です。アメリカのミネソタ州に高校生の時に行きました。この当時の私は、まだ女性恐怖症を患っていた次第です。
そこでももちろん、出会いがありました。日本から10名程度のグループで移動したのですが、同世代もいれば年上・年下と、とにかく色々な環境から集まってきた人たちがいました。初めの頃は、話す事が苦手であったのですが、徐々に打ち解けて話かけてもらえる様になったのは、
とにかく笑顔でいよう」と考えたマインドと、
そうなんだ!」「なるほどね」の口癖。
とにかく気に入ってもらえるように、相手の話に耳を傾けまくりましたね。

また、ステイ先の人たちとの出会いも、女性と関わる事が苦手であった自分を変えてくれました。いきなりパーティーに連れていかれましたからね。
まぁ、物珍しいのか、酔っぱらっていたのか、女性に話かけられる事られる事。驚きましたが、心掛けたのは、笑顔と耳を傾ける姿勢でした。英語力なんて、片言でOKとも気が付かされた瞬間でしたね。

今までの自分と異なる自分が成長してくると、日本に帰ってからも、女性についてのハードルが下がり、人生初の彼女が出来たのも、この頃であったかと思います。あ、恋愛事情は語りませんと言ったので、この話はここまで。

早い段階にて、苦手が克服できたので、大学では何の心配もなく、4年間過ごす事が出来ましたね。男女問わず友人の幅が広がり、外交的にもなっていましたので、各学部に友人ができた事を覚えています。

この時に学んだ事と言えば、「肩肘を貼らない」事に集約できるのかと思います。大人になればなるほど、駆け引きなんて事を深く考えてもしまいがちなのですが、私からすると、その手の思考は、時間の無駄を生むだけで、
目の前にあるチャンスを失う事にもつながると思っています。

人って、結局のところ、「笑顔」と「包容力」には勝てないのではないでしょうか?
自分の話をニコニコ聞いてくれたり、親身になって聞いてくれたりしたら、嬉しくなりますよね?その方の事を信用することにもつながりますよね?
あなたの周りにいる、頼りになる方の立ち居振る舞いって、そんな感じではないでしょうか?

3 過去を振り返ってみて

良さそうな事を並べてはおりますが、これでも「人間関係」については、ずいぶんと悩まされてきました。笑顔で接していたとしても、退職された事もあるし、苦労をかけている事もあります。では、笑顔や包容力じゃないじゃないか!と言われてしまいそうですが、断固として、
笑顔と包容力が織りなすハーモニーが大切である
と言い切らせて頂きます。

少しだけ上の立場(上司や先輩)になると、「先輩風」を吹かせようと、肩肘を貼ってしまうものです。
今、そんな立場に立っていらっしゃるあなたに質問です。

あなたは
笑顔で挨拶が出来ていますか?
笑顔で相談に乗れる心持がありますか?
笑顔で会話出来ていますか?
笑顔でお疲れ様を伝えていますか?
ミスに対して、即時キレていませんか?
ミスに対して、理由を確認していますか?
ミスに対して、どこまで寛容になれていますか?
ミスをしてしまった人に、どこまで寄り添えていますか?

こんな事をしていたら、注意・説教する機会がないのと同じではないか!とお叱りも受けるかもしれませんが、その行為を取ることを否定する気持ちはありません。
でも、そんな中でも「愛情」をもって接するあなたであって欲しい。

上司や先輩と言う立場の者は、経験値の量が多少豊富である事かと思います。
では、その経験値を、部下や後輩に惜しみなく与えていますか?
上司としての大切な事は、笑顔でその経験値を与え、その方の経験値を上げる事であり、その笑顔の輪を拡げる活動を行う事だと考えています。

私は、野球やホームステイなどの経験を通じ、自分自身の考え方を改められました。自分一人で解決しようとしても、なかなかに答えは見つけにくいのかと思います。
私は、その中で、人と対話し、時に気が付かされ、気付きを与えて参りました。この行為が、自分自身を変えるきっかけにもなるのです。

私の掲げます「マーベラスリーダー」とは、
柔軟性と寛容性を持ち合わせたリーダー論となります。
「リーダー論」っていうと重苦しいですかね。
であれば、「先輩論」ってところでしょうか。
仕事に於いて、人生に於いて、家庭に於いて、子育てに於いて。学業に於いてと、「人と人との関り」があるのであれば、
人に教える事が自分への肥やしにもなります。

教え方も、そのリーダーそれぞれの器量です。
が、そこには必ず「愛情」を持って頂きたい。
今の世の中に対し、何かしらの欠如を感じている方が、この記事をご覧になるのであれば、まずはその見つめ直しをされてください。

私も、部下や後輩に対し、愛情をもってやり取りをしてきました。そして、当人達の意思を尊重し、対話してきました。
結果、彼らは、自らの意思を持って行動し、笑顔が増えたのを痛感しております。

何かを考えるきっかけが必要であるから、この記事に出会ったのだと思います。もし、この記事が、あなたにとってのキッカケとなるのであれば、嬉しく思います。

キーワードは、肩肘を貼らない事かと思います。
完全なる人間は、なかなかにいません。
近付こうと努力・尽力されているのかと思います。

人が変わるキッカケって、どこに転がっているのでしょうかね?
なかなかに見つけにくい物ですよね。
では、一度やってみてほしい事があるのです。

それは、自分自身を見つめ直す事

きっと、と言うより必ず、あなたが歩まれてきた人生において、何があなたを成長させ、何があなたに関係し、何があなたを支えているのかが見えてくる事かと思います。
まずは、お試しあれ♪

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