まるみえピアノ

奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室主宰中西美江です。 2024年夏再び「ポコラたちの大冒…

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奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室主宰中西美江です。 2024年夏再び「ポコラたちの大冒険」が始まります。今回の旅は・・・

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  • 2024年ぽこあぽこピアノ教室発表会講師演奏「ア…
  • 2020ぽこあぽこピアノ教室 発表会総集編

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「ポコラの大冒険 黒い森のひみつ」第1章 

「アムネンの戸惑い」 4つの国の音楽会が終わってから、アムネンは戸惑っていました。 音楽会で、ポコラたちが自らの内なる音楽を高らかに宣言している姿を目にし、 音楽がドモラを鎮める力になっていく様子に心から感動しました。 アムネンは自分の心にほのかな暖かい光が宿したことに気づきました。 私はいつから「歌を忘れた神」になったのだろう?そして、何故? 思い出そうとするのですが、自分が昔「音楽の神」だったという事しかわからないのです。 魔人レイブンが煙のように現れた。 レイ

    • 黒い森のひみつ

      【 プロローグ】 昔々、歌を忘れた神アムネンが音楽の神だった頃、謎の疫病が4つの国全部を襲った。大勢のポコラ・ホモラが命を落とし、なすすべもなく見えない恐怖に怯える4つの国の民たち。アムネンは音楽でみんなの心を癒そうと奔走するが、音楽の力だけでは病を救えず、心を癒すこともできなかった。 失意の中、アムネンは誰も踏み入れてはならない森へと向かった、森の中に答えがあるかもしれないと考えたのだ。足を踏み入れた者は誰も帰ってこないという「禁断の森」だった。暗くて黒い森も歩いていく

      • 「ポコラの大冒険」再び始まります。

        奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室 中西美江です。 昨年の夏に発表した「ポコラの大冒険」 2024年2月の発表会で無事に最終回を迎えることが出来ました。 そして・・・2025年のピアノ発表会に向けて再び「ポコラの大冒険」が始まります。今回の舞台は「黒い森」です。全てを飲み込みそうな深い森の中 思えばグリム童話やアンデルセン・その他多くの童話の題材に選ばれています。日本でも自然を信仰する文化が昔からありました。山岳信仰などはそれを代表する物でしょう。 人間には窺い知ることの出来

        • 炎の国 燃え盛りし原始の原

          「火の国 燃え盛りし原始の原」 アクニ:わ〜〜〜本当にすごい勢いで燃えているのね! シルフ:火の国のパワーを感じるね テライ:うん!すごいねこれが火の持っている力なんだね イグニたちは火のポコランに会い、他のポコラやホモラたちと束の間の時間を過ごした。 ヴェナ:さぁ〜では井戸へ行きましょう! 井戸へ着くとヴェナは言いました。 ヴェナ:先ず私が一人で行きますね。私が下に着いたら音を出して合図しますので、一緒に飛び込んでください。 ヴェナが先に井戸のしたへ降りて行きました

        「ポコラの大冒険 黒い森のひみつ」第1章 

          旅の終わりに向かって〜古の場所へ〜

          「古の場所へ」 ヴェナ:さぁ〜ここです。 テライ:ここ?大地の滝の裏にこんな道があったなんて!知らなかった!それにまだこの道の気配が全く感じられないんだ。 ヴェナ:さぁ〜この扉を一気に開けてください。 扉が開いてみんなが目にした光景は、たくさんの石がきれいに並べられた場所でした。 シルフ:お墓? イグニ:そうだよね テライ:初めて見る場所だよ テライは突然大声をあげました テライ:誰かいますか〜〜〜〜私は大地のポコラ「テライ」ヴェナに導かれここまで来ました!ここはどこな

          旅の終わりに向かって〜古の場所へ〜

          「誰も冒してはならない神が集いし国へ」

          風のソリス:それでは私がお教えしましょう。4つの国の中心地「誰も冒してはならない神が集いし国」で「音楽会」を開催するのです。4つの国全土に「鎮まれし歌」が響き渡った時「ドモラ」は「ホモラ」に還り、国が鎮まります。 そしてポコラたちに音楽が帰って来ます。 イグニ:でも、今私たちポコラには音楽が殆ど残っていないんだよ!どうやって古の歌を蘇らせて、音楽会で演奏出来るような曲にすれば良いんだ? ヴェナ:イグニ?あなたは今、結果の事しか話していませんよ。でもまだ何一つ始まっていませ

          「誰も冒してはならない神が集いし国へ」

          旅の終わりに向かって〜奏でられし大地へ

          「奏でられし大地へ」 テライの案内で水の国から大地の国へ通常よりも2日も早く到着することが出来ました。 イグニ:水のポコランが2日前に大地の国へ行ったって言ってたよね?この調子だ間に合うよね?あっ!!でもヴェナも近道を知っているという事はないの? テライ:それはないね、この近道はポコラの中でもポコランとポコランの子どもしか伝えられない秘密の近道なんだ。 シルフ:えっ!!他の国のポコラが通ってもよかったの? テライ:それが不思議なんだ!本当は秘密の言葉を言わないと開けない

          旅の終わりに向かって〜奏でられし大地へ

          旅の終わりに向かって〜踊り子ヴェナを追って〜

          「旅の終わりに向かって」 神々の「聖なる館」から出発したポコラたち、自分たちが後にしてきた国を思うと、自然と足が早くなります。 イグニ:あぁ〜早く火の国に戻りたいな・・・今ごろ火の国はどうなっているだろう・・・ シルフ〜休むのはやめてどんどん前へ進もうよ! シルフ:だめだよ、今のうちに、しっかり食べて、寝ておかないと、国に帰ってからはとっても忙しくなると思うよ アクニ:シルフのいう通りだと思う。気持ちが焦るのはわかるけど、あともう少しで水の国よ。先ずは水の国に入り、水

          旅の終わりに向かって〜踊り子ヴェナを追って〜

          神々のところへ〜4つの国の神々に会う〜

          「聖なる館の広場」にて 魔人レイブンに「この世の終わりの世界」に連れていかれそうになった所を天使ルミナに助けられたポコラたち4人は、危機一髪レイブンから逃れる事が出来ました。そしていよいよ4つの国の神々に会うことが出来るのです。失った音楽を取り戻し、ドモラを鎮め、国を蘇らせる事が出来ると信じ、神々のお出ましを今か今かと待っています。 シルフ:さぁ〜これで失った音楽を神々に与えられたら、すぐに戻ろう! イグニ:そうだね アクニ:早く帰って、ドモラたちを鎮めようよ テライ:ポ

          神々のところへ〜4つの国の神々に会う〜

          神々のところへ〜天使ルミナあらわる

          ブレイ: さぁ〜さぁ〜どうぞどうぞ、私が連れて行ってあげましょう! と魔人レイブンが4人を捕まえたその時!今まで聞いたことのない心が癒される綺麗な歌声が聞こえて来ました。神々にもっとも近くで仕える「天使ルミナ」が七色の光に包まれてやって来ました。 天使ルミナ: さぁ〜魔人レイブン!4人のポコラを離しなさい。あなたは4人を傷つける理由は何もないはずです。あなたはアムネンの手伝いをしているのですか?だったらもう止めなさい。神々はあなたたちがどこにいて、何を企んでいるのか、何をし

          神々のところへ〜天使ルミナあらわる

          神々のところへ〜歌を忘れた

          ここは4つの国が交わる場所にある「光が閉ざされた回廊」 歌を忘れた神アムネン: レイブン、ドモラの勢いはどうだ?大暴れしているか? 魔人レイブン: えぇ〜そりゃ〜もう気持ちが良いくらい大暴れですよ〜それにしてもどうして4つの国をめちゃくちゃにしたいのです?あなたは昔は音楽の神だったのでしょう? アムネン: 昔はね、いつもいつも4つの神に気にいられるような音楽を歌って、ポコラを幸せにする音楽を奏でて・・・ふん!自分は良いと思っていなくても、他の人が良いと言えば良い、音楽はそん

          神々のところへ〜歌を忘れた

          始まりの章〜祈祷師アベリを訪ねて〜

          商人マーブから「神々のすむ館」に入る為のカギを持っているのは祈祷師アベリだと聞かされた、イグニ・アクニ・テライ・シルフの4人はアベリの住む街の外れへ急いで向かいます。 火の国イグニ:こんにちは、私はイグニ、火のポコラです。神々の住む        「聖なる館」に入るために必要な物を頂きにきました。 大地の国テライ:こんにちは、大地のポコラ、テライです。         どうぞよろしくお願いいたします。 水の国アクリ:水のポコラ、アクリです。どうかお願いします。 風の国シルフ

          始まりの章〜祈祷師アベリを訪ねて〜

          始まりの章〜商人マーブに会う〜

          イグニ・アクニ・テライ・シルフの4人は今まで「旅」というものをしたことがなかったので、旅の支度をするのも初めてです。 何を持っていったらいいのかな?そもそもどっちに行けばいいの? 行こう!という気持ちが収まると、「どうしよう!」という不安の気持ちの方が大きくなりました。それを見て心配した火のポコランが「イグニ、長い旅になるか、短い旅になるかわからないが、「旅」の支度を整えてくれる 「商人マーブ」の所へ行きなさい。マーブは旅人が必要としている情報を必ず持っているんだよ。」と教え

          始まりの章〜商人マーブに会う〜

          始まりの章〜仲間と共に〜

          イグニに呼ばれて「ポコラの谷」に集まったアクニとテライそしてシルフ シルフ:どうしたの?イグニ アクニ:この頃元気がないよね?どうしたの? テライ:なんか考えていることがあったら、僕たちに言ってくれよ! イグニ:みんな!心配してくれてごめんね。 僕はドモラを倒して、神々の怒りを鎮めるための旅に出よう!と考えている。その事をみんなに言いたくて、集まってもらったんだ!そして、一緒に行って欲しいんだ!ねぇ〜行ってくれる? テライ:もちろんだよ!やっぱりイグニはすごいな!僕もなんと

          始まりの章〜仲間と共に〜

          始まりの章〜自分にできること〜

          イグニは、ポコラの谷で火のポコランの話を聞いてからずっとある事が頭から離れません。それは「自分には何が出来るのか」という事です。 火のポコラは元々積極的で行動的なので、常に「どうすればいい?」を考えてしまいます。答えを待つのなんてイヤなんです。神々が怒っているというのなら神々に直接尋ねたら良いじゃないか!だってその方が話が早く進むじゃないか! あっ!それだよ!自分が行けば良いんじゃないか!このまま自分の中の「音楽」がなくなってしまうなんて、これほど最悪なことなんてもう無いに

          始まりの章〜自分にできること〜

          始まりの章〜何が起こっているの?〜

          「何かおかしい」「何か起こっている」という不安の気持ちを抱え ホモラたち、ポコラたちから笑顔が消え、ポコラも音楽を奏でる事が段々と難しく感じるようになりました。なぜなら・・・ポコラの演奏する音楽に耳を傾けるホモラたちからも笑顔が消え、「音楽」で癒しを求めるホモラも少なくなってきたのです。 そんなある日・・・ 水のポコラ「アクニ」が、水の国にある「聖なる神の泉」から「黒い水」が流れ出しているのを見つけました。「きっとこれからもっと大変な事が起こるかもしれない!イグニ、テライ

          始まりの章〜何が起こっているの?〜