maruko|中絶・避妊をすこやかに考える

20代後半の会社員。女性のリプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する権利)がもっ…

maruko|中絶・避妊をすこやかに考える

20代後半の会社員。女性のリプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する権利)がもっと育まれるといいな 🌏 2020年までの投稿内容ですが、過去のアーカイブ記事として公開中です。音声配信アーカイブ▶︎ https://anchor.fm/marukorhr

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中絶を決断した人に本当に知ってほしい3つのこと

なによりも最初に、中絶をすると決意した人へ伝えたいことを今回は書きたいと思います。 自分が経験したとき、後から振り返ると「分からないから怖い」と感じていた部分がたくさんあったから、少しでも社会的にタブーと認識されがちで、正しい情報が十分にない《中絶》について悲観的でもなく、楽観的でもなく、どう乗り越えていけるのか、自分の人生にこの体験を取り込んでいけるのかを一人の体験者として書いていければ幸いです。 1. 決意したことはまちがってない。自分の過失だ、責任のない行為だと片付

    • 【久々ラジオ】ep6. 中絶を経験してから時間が経つ今思うこと 「中絶を経験してから時間が経つけど前向きになれない」「中絶をした自分が幸せになっていいのか」というご相談について。一年半経つ今、私が考えてることや悩みもシェアします。 https://anchor.fm/marukorhr/episodes/ep6-em46fc

      • 「中絶を決意した人に伝えたいこと」についてFRIDAYデジタルで記事にしていただきました。老若男女の目にとまって、いい意味で議論が生まれるような内容になればと思います。濃密な文章を書いていただいて嬉しいです。ぜひ読んでみてください✏️ https://friday.kodansha.co.jp/article/128994

        • 【取材いただきました✏️】 朝日新聞の「オトナの保健室」というコーナーで、私自身の経験談を記事にしていただきました。中絶にまつわる社会のあり方、選択の自由について課題や疑問がたくさん湧いてくる……。 ぜひ読んでみてください🌱 https://digital.asahi.com/articles/ASN7N0QM8N7GPTFC001.html

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        中絶を決断した人に本当に知ってほしい3つのこと

        • 【久々ラジオ】ep6. 中絶を経験してから時間が経つ今思うこと 「中絶を経験してから時間が経つけど前向きになれない」「中絶をした自分が幸せになっていいのか」というご相談について。一年半経つ今、私が考えてることや悩みもシェアします。 https://anchor.fm/marukorhr/episodes/ep6-em46fc

        • 「中絶を決意した人に伝えたいこと」についてFRIDAYデジタルで記事にしていただきました。老若男女の目にとまって、いい意味で議論が生まれるような内容になればと思います。濃密な文章を書いていただいて嬉しいです。ぜひ読んでみてください✏️ https://friday.kodansha.co.jp/article/128994

        • 【取材いただきました✏️】 朝日新聞の「オトナの保健室」というコーナーで、私自身の経験談を記事にしていただきました。中絶にまつわる社会のあり方、選択の自由について課題や疑問がたくさん湧いてくる……。 ぜひ読んでみてください🌱 https://digital.asahi.com/articles/ASN7N0QM8N7GPTFC001.html

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        • 中絶のためのガイドライン
          3本
        • アフターピルについて
          2本

        記事

          自分らしい人生を生きること

          自分らしく生きるって、年を重ねるほど難しいなあと思う。 世の中にはいろんなタブーがあるし、差別もある。日々のSNSを眺めていると、誰が正しくて、何が間違っているのかわからなくなる時がある。そのジャッジは時に近しい友人へ、時に自分へ向いてしまうこともある。 その判断は正解か、間違いか。 答えはなくて、ただ「その人がその人らしく生きるための決断ならば正解とも言える」のかなとこの頃思う。それは、私がこのnoteで扱う、産む・産まない選択に関しても言えることだ。 このnote

          自分らしい人生を生きること

          「中絶や避妊について考える」音声配信はじめました。

          自分でもびっくり……なのですが、音声による発信を始めてみました。 noteをいつも(とっても)マイペースに更新しているのですが、頻度とは相反して、私の記事を読んでくださる方が日に日に増えています。 無名な私のもとに足を運んでくれる方を思うと、いかに中絶や避妊に関することを知りたい方がいるのかというのをあらためて身にしみました。 中絶や避妊に関する考え方や、社会を変えていかなければいけないという意識が強くなる一方なのですが、その半面で、私は自分が生きている社会の中で、仕事

          「中絶や避妊について考える」音声配信はじめました。

          疲れた身体と心のケアの方法

          中絶手術を受けてから一年が経ち、日々は何気ない日常を送っていますが、いまだに当時の体験や記憶のなかで葛藤があります。 それでも、少しずつ良くなってきました。 当時思ったのは、化学療法(手術や薬の処方)ではない精神面のケアは自分でやるしかないんだということだった。 望んでいなかった過去の選択や出来事を心から肯定できるようになるのは時に時間がかかるもの。これは私の場合のほんの一例ですが、自分を癒すために行なっていたケアを今日はシェアできたらと思います。 maruko自身が

          疲れた身体と心のケアの方法

          オンライン診療でアフターピルを注文できる病院【最終更新2020/5/12】

          思わぬ妊娠の可能性があるセックスをしてしまった人が妊娠を防ぐための薬「アフターピル(緊急避妊ピル/モーニングピル)」については以前の記事で説明をしました。 日本では薬局などでの市販化は実現していませんが、一部の病院ではオンライン診療でアフターピルを処方・発送するサービスを行ない始めました! (2020/05/12追記) 産婦人科医の高橋幸子さんがtwitterで、このコロナ下で対面診療が難しい状況下でもアフターピルがオンラインで処方してもらえる病院をリストアップしていまし

          オンライン診療でアフターピルを注文できる病院【最終更新2020/5/12】

          女性が生きやすい世界の為にできることは?-私がnoteを始めた理由

          こんにちは。marukoです。 今日はこのnoteを始めるまでのことや、今考えていることをつれづれ綴ろうと思います。普段の記事は情報の要素が多めですが、今回は、より個人的な内容になりそうです。 ・・・ このnoteは、中絶を決意した女性が抱える人に話せない悩みや恐怖を、どう乗り越えていけばいいのか、ヒントが見つかって、心が少しでも軽くなるような精神的な拠りどころを、たとえ小さくても、一つ増やすことができたらと思い始めました。 筆者自身は医者でも専門家でもありませんが、

          女性が生きやすい世界の為にできることは?-私がnoteを始めた理由

          中絶手術から一年後に抱える悩み

          中絶について、どう向き合うことができるのか、実体験を振り返りながら綴っているnoteですが、実は先日自分が中絶手術を受けて丸一年が経ちました。 その時のパートナーとは今も一緒に暮らしていて、命日のような日は二人で心の中で祈りました。 そう、前向きに解決したいと思って文章を綴る一方で、私も自分の生活では今も日々中絶体験と葛藤しています。 正直、立ち直るのには時間がかかると腹を括っていたものの、丸一年経ったか……と思うといろんな感情がうごめきます。今回は、日々の中で私自身が

          中絶手術から一年後に抱える悩み

          【妊娠を防ぐ】緊急避妊ピル・低用量ピルについて

          今回は、妊娠を日常的に防ぐ低用量ピル、そして緊急避妊ピルについて。恥ずかしながら、私は24才くらいまでピルとは何か?日常的に服用するピルと、緊急避妊ピルがそれぞれ何か詳しく知りませんでした。 日本ではまだピルを服用することへ抵抗がある人も少なくなく、認知度も低いです。しかし、男性側にしか避妊する手段がないのは冷静に考えるとあまり健全とはいえないと思います。 そして、日常的に服用する低用量ピルは避妊だけでなく、PMSの症状改善や生理開始日のコントロール、生理痛の改善などにも

          【妊娠を防ぐ】緊急避妊ピル・低用量ピルについて

          【まとめ】中絶・避妊について相談窓口や関連記事【2020/07/05更新】

          私自身、人工中絶手術を受けた経験として、当時正しく新しい情報をどう手に入れればいいのか悩みました。 また、親にも言えない、友人にもなかなか言えない「中絶」の決断と葛藤、事後の鬱な気分をパートナー以外、誰にもこぼすことができなかったのが辛かったです。もう1時間7000円とか8000円払って、心理カウンセラーにかかるか真剣に考えてたりもしました。 感情論や経験談で一緒に悲しくなるのではなくて、現状を冷静に把握できるプラットフォームにもっとスマートにたどり着きたかったなというの

          【まとめ】中絶・避妊について相談窓口や関連記事【2020/07/05更新】

          人工中絶の病院を選ぶポイント

          情報が集めにくい中でも適当に選択せず、しっかりと病院を選んでほしいと思います。それは、病院によって手術方法も、中絶への意識や対応が全然違うから。もちろん、これは体験者としての一意見ですが、個人的に着目してほしい、おすすめのチェックポイントです。 ①手術方法で選ぶ(病院によって異なる) ②麻酔内容で選ぶ(私自身、とても痛みに弱いのです。) ③中絶に理解の先生を選ぶ(メンタルを守るため大事) 計3点の視点から、少し詳しく書きたいと思います。これから綴る内容の一部は下記のNHK

          人工中絶の病院を選ぶポイント