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疲れた身体と心のケアの方法

中絶手術を受けてから一年が経ち、日々は何気ない日常を送っていますが、いまだに当時の体験や記憶のなかで葛藤があります。

それでも、少しずつ良くなってきました。

当時思ったのは、化学療法(手術や薬の処方)ではない精神面のケアは自分でやるしかないんだということだった。

望んでいなかった過去の選択や出来事を心から肯定できるようになるのは時に時間がかかるもの。これは私の場合のほんの一例ですが、自分を癒すために行なっていたケアを今日はシェアできたらと思います。

maruko自身が実践してよかったケア

①ハーブティーや精油など香りで癒す

心身疲れたとき、まず無意識的に求めたのは私の場合「香り」だった。

寝る前にノンカフェインのカモミール茶やルイボスティーを飲む習慣は元からあったけど、妊娠前後は五感が敏感になるのか……、香りに癒されている自分を発見し、これはもっと癒さなければ!と即座に色々調べていた。

当時住んでいた大阪のエリアでは、あまりハーブ専門店がなかったのだけど、日本の百貨店・デパート内に40ほどお店を構えるenherbがあった。

カウンセリングを受けて、自分のコンディションにあったお茶を配合してもらえるのが良かった。お守りのように、手術前後や家で、時には大きなポットにたくさんお茶を作って、本を読みながら飲んでました。


②ホットヨガで体をリラックス

休日、家で悶々としそうになる時、いろんなホットヨガのジムの体験に行きました。大体のところが初回は無料〜500円ほどで受けられるので、私のような未経験者でも、リフレッシュにおすすめ。

私は身体も硬いし、体力がないので、超初心者のレベルでひたすらストレッチをするコースを選び続けていました。

それでも、自分の体をいたわる1時間は心身ともに良かった〜。


③鍼灸治療を受ける

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東洋医学について調べる中で、鍼灸治療を受ける機会がありました。

一つ、気をつけたいのは先生の選び方。街中だとたくさんあるけど、どれがいい治療院なのかわからない。私の場合は人伝いに紹介してもらおうと思い、信頼できる身の回りの人に聞いて回りました。

東洋医学の「私たちは、自分自身を治す力を潜在的に持っている」という考え方を教えてもらった時、なぜか救われた気持ちになった。

当時処方される薬の増え方や、度重なる手術に心がすり減っていたので、藁にもすがる思いで来院した私でしたが、細やかな問診のうち、少しずつ身体に鍼灸治療で体を目覚めさせることで、基礎代謝から改善された実感がありました。


④数日間キャンプをして、自然の中に身を置く

地理的には車で1〜2時間と週末で行ける場所に、彼とキャンプをしに行ったのはとても良かった。中絶の手術を乗り越えての、お疲れ様旅行でした。笑

・自然の中で、時間の流れをゆっくりと感じられる
・電波が届かない山の中で、自分の声に耳を傾けられる
・もはや何も考えないで、食べることと寝ることに集中できる

この点で、とても良かった。精神衛生面が改善されました。初夏〜秋であれば、レンタカーとテントを借りて週末にぜひおすすめ。


⑤オンラインカウンセリングを受ける

ずっとカウンセリングを受けたい気持ちはあったのですが、日常を過ごすことに精一杯だった1年。ようやく、葛藤や悩みを客観的に捉えられるようになった今だからこそ、人と話したい。

そう思って受診を決意しました。利用したのは、こちら▼

4,000円/45分と良心的な価格設定でハードルも低かった。(対面だと時に8,000〜12,000円くらいします。)

cotreeに登録されているカウンセラー(臨床心理士や心理カウンセラー)の方と、性別や専門のトピックなど希望に合わせてマッチング診断をしてくれる。すごいスムーズだった印象。

まさに自分が今抱えている悩みについて共有し、45分の中で、何が自分にとってトラウマになっているのかを初めて言語化することができました。

カウンセリング自体も初めてだったんですが、もっと誘導されるものかと思ってた。でも、実際は「あなたはセックスの何が怖いのか」「トラウマとは何を指すのか、もう一度言語化してみて」と、あくまで自分が放った言葉に対して、もう少し説明を求めてくれる、そして無意識的に持っている自分の中の答えや明確な悩みを口にして言語化する、という作業でした。

結果、私の場合は受けてみてとても整理されて良かったです。

「自分を守るために、よく戦いましたね」
「あなたの決断は、必要だった」
「よく生き延びてきましたね」
「自分の心と体を大切にしてください」

理解をしてもらった上で、声をかけてもらうことが、今抱えている問題の直接的解決に結びつかなくても、どれほど救われるものなのか、というのを身をもって実感しました。

自分と向き合う時間が持てたことが嬉しかったです。

・・・

と、いくつか紹介しましたが、これもあくまで私の場合です。

・何に癒しを感じるか
・力が湧いてこないうちは、いかに受動的に癒されるか

この2つだけに集中して、日々ぼんやり考えつつ、少しずつ試していけたら、ゆくゆく元気になった後の日常生活の質の向上にもつながると思います。

花を飾って活けることからでも。

どうか自分の感覚や感情を穏やかにできる方法を見つけてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。一個人の記録ですが、どなたかの力になったら幸いです。