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「は」で始まる映画をひたすら繰り返しみたい時期がある。

高校の頃、英語の授業で「レオン」をなぜか観させられた。

しかも授業中だから中途半端なところで終わって、続きを次の授業で見たか見なかったか?それとも私が当時つるんでいた友達と授業をサボって、今思うとわざわざ行くような魅力があるとは思えない駅前のデパートの一角に設置してあるプリクラにはまっていてそれを撮りにいく為というふざけた理由でサボる事がしょっちゅうあったので、そういった理由で結局観てないのか、、、全く記憶にないのだが、、、、よくよく考えると英語の授業中によりによって「レオン」。、、、あのレオンの若干たどたどしい英語のしゃべり方がある意味教材によかったのだろうか。

とにかく中途半端に観られなかった「レオン」の続きが見たくて、その後レンタルビデオで観たのだろうけど(当時はDVDも、ましてやネット配信もないのです)何故だかそれから映画という世界の面白さにはまり、高校の頃はひたすらレンタルビデオを借りて映画を観まくっていた。

当時は邦画は全く興味が無くて洋画一辺倒「スリーパーズ」「ユージュアルサスぺクツ」「羊たちの沈黙」「ショーシャンクの空に」「ファーゴ」「ミザリー」「フィフスエレメント」「フェイスオフ」「セブン」「ファイトクラブ」等など。

当時地元にそれほど大きくはないけれど映画館があるのはうっすら知っていたけれど、自分には縁のない場所だと思っていたし、映画館で映画を観る身分(どんな身分だ)ではない気もしていた。子供のころから映画館に映画を見に行くような経済状態でもなかったし、我が家はもっぱら図書館通いの家だった(だから今でも本が好きでもある)

高校を卒業して上京し、初めて映画館というところで観た映画が「シックスセンス」で、その後当時半年足らずしかもたなかった都会暮らしの中で、休みの日にはもっぱら映画館通いをしていた。その頃観た映画は「エリンブロコビッチ」「マルコビッチの穴」「17歳のカルテ」「アメリカンビューティ」「グリーンマイル」「60セカンズ」等など。高校の頃やたらに海外に憧れていたせいか、この頃は全くと言っていいほど邦画は見ていなかった。

短い上京時代を経て(経るほどいない)地元に帰ってきて、再就職したのが、まさかの映画館受付であった。そう映画にはまった高校生の頃「うっすらあったような、、、」くらいの存在だった(あくまで映画館に行く習慣が無い我が家にとっての)映画館で働くことになったのである。

映画館に勤めると映画がタダで(もしくは格安で)見放題なのでは?という下心はもちろん大いにあったと思うが、予想に反して職場でまともに観れた映画は少なかったと思う。当時勤めていた時点の話だから今はどうなっているか全くわからないが、その頃は私が想像した通り勤務時間以外(もちろんだが)に無料で映画が見られた。という事は早番で仕事が終わってから観るか、遅番で仕事が始まる前に観るか、休みの日に観るかという事になるわけで、、、、そう、仕事が終わればすぐに帰りたいときもあるし、しかもちょうどその終わったタイミングで始まる映画が見たい映画とは限らない。遅番も同じくである(しかも遅番は映画を観た後仕事が待っているからなんだか集中できない)かといって、せっかくの休みに職場に来て映画を観る、なんてのもやっぱり億劫になってくること請け合い。それこそ映画好きを自負する私としては、意地でもせっかく映画館で勤めているのだから映画を(タダで)観まくってやろう、、、と意気込んでいたかは覚えていないが(記憶力、、、)勤め始めの頃は割と頑張って、出勤時間より2時間も早く来て「スパイダーマン」を観たり、仕事終わりに「隣のヒットマン」を観たり、、、「千と千尋の神隠し」や「ハリーポッター」は当時大人気で、家族ずれから年配の方まで客層も広く、しかもリピート客が多い映画だったから、面白いのだろうなあ、、、、と思ってはいたが、結局公開当時は一回も観ずにその後何年かたってDVDでやっと観て「映画館でも見ておけばよかった・・・」と後悔したものだった。

余談だが、学生時代にも「アルマゲドン」と「タイタニック」がえらい人気だったから絶対にミーハーっぽく映画館になんか行かないぞ、という謎のひねくれを発揮した後にやはり当時はVHS(ビデオテープ)でみて「これは是非映画館で観るやつだ、、、」と同じ後悔をしたのを忘れ繰り返してしまっている。

とにかく、勤務先の映画館にて当時公開されていて、そして私が一番見たかった映画がちょうどやっていたので、その映画だけは集中してみたくて、休みの日にわざわざ職場に行って鑑賞した唯一の映画が「ハンニバル」だった。

はい、ここでやっと「は」が出てきましたよ(何の話か分からなくなっているのは私もです)

そう、【「は」で始まる映画をひたすら繰り返してみている今日この頃】の「は」はハンニバルです。長かったですね(というかこんな長ったらしいどこの誰が書いたか分からない文章を見てくださっている方がいるかどうかも分かりませんが・・・)

とにかく、寝る前に必ず「ハンニバル」を観る、、、というより、もはやBGM代わりかというくらい、見たり見なかったりしながら、だけどやはり「ハンニバル」をつけていないとなんだか落ち着かない。心なしか私の部屋で寝ている猫も「ハンニバル」を流していると、スヤスヤ寝ている気がする始末(気のせい)

「羊たちの沈黙」ももちろん好きな映画である。しかし、「羊たちの沈黙」はある意味現実的というか本当に怖い。私の中では「ハンニバル」は非現実的で一種のエンターテイメント的(美術、音楽、演出など)要素が多く、純粋に映画として楽しめるのだが、同じ面白さでいうと実際には「羊・・・」の方が怖いし、サスペンスの面でいうと現実的な分入り込めて面白い(面白いというのは怖いという面も含めて)とも思う。

使われているBGMや、装飾、そしてロケ地もフィレンツェが出てきたり、目にもなにかと癒される場面(内容は別として)が多いと思う。たぶん1回2回くらいしか見てなかったり、残酷な描写のある場面ばかり気を取られていると気づかないのかもしれないが、それを除けば、本当にエンターテイメント性の高い映画だと思う、あくまで私の中で。あくまで。

・・・・個人の意見、感想です。

そして、やっぱり「レオン」も大好きな映画の一つです。



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