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【カンボジア】トゥールスレンとキリングフィールド



はじめに


プノンペンではチュンエクのキリングフィールドとトゥールスレン虐殺博物館を見学しました。

2箇所とも結構時間をかけてしっかり見て回ったのですが、感想をうまくnoteにまとめられる自信が無く……。
写真を見返すのでさえしんどいので今回はざっくり残して後々追記していこうと思います。
※直接的な写真は載せていません。


トゥールスレン虐殺博物館

入場料+音声ガイドで10ドル。音声ガイドを借りることを強くおすすめします。理解が深まるほか、「次の展示はショッキングなので注意して」「気分が悪くなったら無理せずベンチで休んで」とアナウンスを入れてくれます。それくらい心が痛む内容が展示されているのです。


ここは元々学校の校舎でしたが、ポルポト政権時には約20,000人の拘束・拷問・虐殺が行われた場所です。建物内には実際に使われた拷問器具や血の跡が未だに残っていました。



ポルポト率いるクメール・ルージュは不平等、格差のない原始共産主義(農業が一番!勉強や文化やお金は争いの元、農業だけしていればいいという極端な考え)を掲げ、医者や教師、弁護士など格差の原因となる知識を持った人々やその家族を殺害していきました。
他にも読み書きができる人、メガネをかけている人、手が柔らかい人(文化的な人だとみなされる)なども理不尽にです。

そういった人々はまずこのトゥールスレンに送られたそうです。


建物の中は収容者や看守の顔写真、煉瓦で作られた独房、生存者が描いた当時を再現した絵などを見ることができます。

この出来事がたったの50年前というのも驚きでした。
人々はここで拘束・拷問を受けた後、何も知らされず次のキリングフィールドへ輸送されます。



キリングフィールド

トゥールスレンからトゥクトゥクで20分、17,100リエル(4.2usd、600円くらい)。

キリングフィールドはポルポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場。

このような場所がカンボジア内に300箇所もあり、今回私が訪れたのはおそらく最も有名なチュンエクのキリングフィールドです。

入場料+音声ガイドで6ドル。音声ガイドは日本語も対応しているので借りることをおすすめします。どのようにしてこの場所に連れてこられたのか、何が行われていたのか詳しく説明があります。


ここは主に処刑が行われていた場所で、犠牲者のご遺体は地面に掘った穴に捨てられました。歩いていると骨や衣服の破片が地面から露出したそのままの状態で残してあります。この場所が発見された当時の話も聞いたのですがあまりにも衝撃的で想像もできないくらいです。



歴史の資料集で見た覚えがあるキリングツリー。赤ちゃんがこの木に頭を打ち付けられ殺されました。


慰霊塔は、虐殺が始まった4月17日にちなみ17階層になっており中には犠牲者の頭蓋骨などがぎっしりと納められています。近づいたときにはさすがにゾッとしました。

献花

おわり

今回記載したのはオーディオガイドや見た資料の1%にも満たない情報で、現地に来れば各々知るもの、感じられるものがあると思います。私はうまく言語化できませんが……。
ただ、楽しいだけが旅ではないので、ここを訪れたからには語り継がなければいけないなと思いました。

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