2.8 島暮らし/おふくろの味とは...
おはようございます。最近、空が明るくなる時間が少しずつ早くなってきました。そろそろ春が近づいてきているな。とつくづく感じます。
この日は、以前紹介した “タイラギ貝” を島のおばあちゃんに持っていったら、そのタイラギ貝の紐(ヒモ)を使った、料理をおすそ分けしてくれたお話をします。
タイラギ貝とは!?と思っている方は
こちらの記事を良かったら見てください!
朝、そのおばあちゃんところに用事があって家まで伺いました。
結婚する前は仕事の関係で時々話していた程度の方です。
ただ、結婚してからは地区が離れているということもあって
きちんとご挨拶に行けてなかったので、結婚して島に住み始めてからは始めて話しました。
「よく島に嫁に来たな~!」「漁師の嫁はほんと大変やろ~。」
と笑顔で接してくださり、ホッと一安心。
そのおばあちゃんも漁師の嫁として本島に来て
バリバリお手伝いをしていたので
少し自分と重ねる部分があるのでしょう。
そんなこんなで、話が盛り上がり、用事も済ませると
「これ、あんたんところがくれた貝紐を使って大根と一緒に炊いてみたんよ。よかったら食べまい!!!」
と。
こんな食べ方があるんだ!と思い、初めて口にしました。
家に帰って食べてみると
「なんか、めっちゃ懐かしい味なんやけど!!!」
と、思い、旦那さんにも食べさせると
「おふくろの味やね~。」と。
二人とも初めて食べるのに、なんで懐かしい味がするんだろう...。
少し、不思議な感覚に陥りました。
気になってGoogleで「🔍おふくろの味とは」は調べてみると
幼少期に経験した家庭料理、もしくはそれによって形成された味覚
またそれらを想起させる料理を指す言葉
“幼少期に経験した味” なんかな...。
よく似た味をきっと小さい頃に
お母さんかおばあちゃんがよく作っていたんだろうな。
と思い、腑に落ちました。
おふくろの味も伝統文化として、次世代に残していきたい。
ふとした時にご先祖様と繋がれたような感覚を今回のことで感じました。
これからも自分、子供にも感じてほしい。と思い
今後、料理を作っていく際は、地道におふくろの味を研究しようと
今日思いました。
また、余談にはなりますが
そんないい経験をさせてくれたおばあちゃんからたくさんのいただきものを頂きました。
自分で作った八朔と大根だそうです。
こうやって物々交換が頻繁に行われているのも、島暮らしのいいところの1つ。また、作った人の顔がわかる食材は安心するから多少傷んでいても食べたくなります。私も余裕があれば畑をしたいところだが....。
この日もそんなこんなで
小さな幸せがあった良い日でした~。
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