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楽しいと無双できる

こんにちは!

「今年はもっと暑くなるから気を付けてね」と
灼熱の夏予言を受けるかのような梅雨入りになりました…

僕はアトピー体質で汗疹がしんどいので暑いのはけっこう苦手です。
どちらかというと寒い方が耐えられます。

例年のお決まりパターンとして、夏の暑さが雨音と共に近づいてくる時期になると「スノボ行きたいなぁ~」と雪山が恋しくなるのですが、

ふと「そういえばどんな経緯でスノボにハマったんだっけ?」とボーっとしている時に思い返してみました。

すると”こうやってハマった、の1つのプロセス”が見えてきたので、

これから何か新しいことを始めようと思っている方にとって少しでもご参考になることができたら幸いです。

違う意味でハマってしまった、の図

今後新しい趣味や技術を身につけようとするも、”迷いが生じてしまった時にどうハマっていったか”を振り返るための個人的なバックナンバーとしても記事に残しておこうと思います。



海が苦手だったので


生まれつき汗をかくとほぼ100%かゆくなるので、夏の暑い日は特に汗をかいてスッキリ!というよりも汗疹との格闘になってしまうんです。

灼熱の海辺で汗疹の身体で海に入ろうものなら、どうしても傷口に海水が染みてしまい、
海水浴がなかなかの苦行と化してしまっていました。

転んで擦りむいた日の湯船が染みる感覚と表現すると、イメージしやすいかもしれません。

真夏の海辺で真っ黒に日焼けしてギャル達との宴に溺れるイケイケサーファーになるのは、今世では不可能であること早めに悟りました。

夏の海で遊ぶことが少なくなっていった為か、
「横乗りやってみたいけど、海は無理だしな~」とサーファーのカッコ良さに憧れつつも、

できない歯痒さをどうにか解消できないかと探して辿り着いたのがスノーボードだったんです。

幻のスクールおじさん


新しく始めようとするならスクールで教わろうと思ってたので、

気軽にできそうな単発のスクールを探してみると意外と単発も受講できることに気付き、思い立った同年の冬にやってみることにしました。

なぜスクールで教わろうと思ったかと言うと、幼少の頃にゴルフの打ちっ放しに連れて行ってもらったことがあるんですが、

親の教え方が絶望的に下手だったので全然球に当たらず、ゴルフがめっちゃつまらないと思ってしまったんですよね。

なので新しく教わりたいと思ったことは、ちゃんと教える人から教わろうと思ってました。

そして3時間の単発スクールが始まります。
受講生は僕含めて3名のティーンな男女でした。

僕は本当に人との出会いに恵まれていると思うのですが、

スクールで教わったインストラクターのおじさんとの相性が抜群によかったんです。
教え方も神がかっていました。

どの部分が”相性が良い”と感じたかと言うと、

  • 怪我を防ぐ為の正しい転び方

  • 板の上に乗ってただ平坦なところを滑る

という、初心者が最初に必ず学ぶめちゃめちゃ地味なことも凄く楽しいと思える教え方”をしてくれたんです。

加えて、

  • ほとんどの初心者が陥ってしまうこと

  • スノボを楽しいと思えなくなってしまう理由

これも同時に教えてくれました。
地味な基礎をなぜどのようにやっておく必要があるのかを、楽しく教えてくれました。

恐らく想像に難くないとは思うのですが、スノボ初心者がつまらないと思う理由の大半が”いきなりリフトに乗って、わけもわからず上から降りてこようとする”だと思うんです。

よく男女の集団で、経験者の勢いに負けてリフトに乗ってしまった初心者パターン、とかあるあるだと思います。

確かにおじさんが言う通り、「それはやらなくなってしまうわ」と妙に納得したことを未だに憶えています。

なぜなら、”わざわざ重い板だけ抱えてリフトに乗って、滑れずにわざわざ重い板を抱えて降りてくる”ことになってしまうので、

「それならブランコの方が楽しいじゃん」と。
「引っ越し業者でもないんだし」と。

飲み込みが恐ろしく早い


3時間の授業のうち、半分は基礎の地味なことをひたすら繰り返しました。

平坦なところをただ転ぶだけ。ただ滑るだけ。

もちろん飲み込みの速度に個人差は生じるものの、受講生は僕含めて皆一様に楽しんでいました。

「転ぶのも意外と楽しい!」
「板の上で滑るってこんな感じ?!ええやん!!」といった具合です。

傍から見たら地味すぎる工程なのに。

転ぶことすら楽しくなってくる

そして少しずつ角度のある斜面を木の葉のように滑ることも教わり、基礎をみっちりエンジョイした後は、板を抱えてリフトに乗って本腰のターンを順序良く教わっていきます。

初めてのターンを学ぶ時も

  • 板の向きは肩の向きに連動する

  • 滑っている斜面において板の上に真っ直ぐ立つとはどういう状態か

といったこれまでの先入観がぶっ壊れることをたくさん教わりますが、

基礎よりも難しいので全然上手くいかない状態が続きます。

ここで凄く不思議だったんですが、”全然上手くいかないのに全く苦じゃなかった”んです。

なぜ苦ではなかったのかをよくよく考えてみたら、最初に学ぶめっちゃ地味な基礎そのもの(プロセス自体)が楽しかったので、

応用のターンで転んでも(上手くいかなくても)楽しかったからだ、ということに気付いたんです。

で、何が起こるかというと、上手くいかないことすら楽しいので、

ターンができるようになるまで、すっごいたくさん転ぶんですが、自分でもわかるくらい恐ろしい早さでコツを掴めるようになります。

転びすぎてガチで雪だるまになるかと思いましたが、雪だるま式に上達していくんです。
それは他の受講生も同様でした。

そして3時間のスクールが終わる頃には、みんなある程度のターンができるようになっていて、

「スノボ超楽しいやんけ!」と脳汁が出すぎて顔がキマってしまうくらいはっちゃけている受講生達を、後光が射すかのようにインストラクターのおじさんが微笑む…という絵柄が出来上がっていました。

プロセスが楽しいと無双モードになれる


以上、ここまで随分長く書き綴ってしまいましたが、
(途中から鮮明に思い出し始めてしまいテンション上がってしまったためです、スミマセン…)僕が何かにハマる時の1つのプロセスをまとめておくと、

  • 序盤のつまらないプロセスそのものを楽しめる

  • 上手くいかないこと自体も楽しめる

この2点があるとドツボにハマっていけるようになるみたいです。

そして、たとえつまらないと思い込んでいるプロセスでも、探してみたら意外と楽しめるポイントもあるかもしれない…

つまらなくてもその楽しめるポイントを探すことにも、今後はチャレンジしてみようと思います。

逆に序盤の地味なことが楽しいと感じられなければ、あるいは楽しさを見つけられなければ、向いていないのでハマらない。

そしたらスッパリと諦めてまた新しいことを見つけられます。

ここまでご覧になって頂いてありがとうございます。

一人でも多くの方が新しいことを始めるきっかけになれたらとても嬉しいです。

お互い新しいことを始めたことによって交錯することが、この記事をきっかけに起こったらとても面白いですね。

この記事もまた僕にとって貴重な経験となりました。

人生、山あり谷あり。
山頂と谷底でお会いしましょう。
それでは!

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