見出し画像

黒色の世界でたった一人の白色

例えば、世界中の人が黒色の服を着ていたとします。
そんな中、あなたただ一人だけ、白色を着たいと思っています。

そんな状況で、
堂々と白色を着られる人は、
どのくらいいるのでしょうか。

自我を抑えて、みんなと同じ黒色を着る人。
自分だけ白色を着ていても、全く気にならない人。
気がついたら、周りにまで白の良さに気づかせてしまえる人。

いろんな人がいると思います。

私は、
「白色を着たい!」と自我は強くて、
勇気を出して白色を着てみるけれど、

周りが黒色だとどうしようもなく不安になって、
周りの目を気にしてしまうような人間です。

最初は「絶対白色がいい!」と言う信念があっても、
黒色に囲まれているうちにその信念すら自分で疑って
自分のことが信じられなくなります。

そのうち、なんで自分は白色を着ているのかと、
自信を無くしてみんなと同じ黒色を着てみます。

でも、やっぱり、強すぎる自我に背いて着る黒色は、
どうしようもなく着心地が悪いため、
幸せな気持ちになりません。

勇気を出して白色を着てみても、
自我を殺して黒色を着てみても、何かが違う。

時には、グレーを着てみる。
でもグレーは一番地獄だった。
味方が消えた。

黒色にも阻害され、
白色には共感されなくなった。

私の居場所は、この世界にないと思った。

でも違った。
この世界には、白色が当たり前の場所もあった。

黒色の世界が全てだと思っていたから苦しかった。
その世界に執着していたから辛かった。

必要だったのは、
その場所で自我を抑え”我慢”するではなく、
新しい世界に踏み出す”勇気”だったのだと。

初めて気付かされた。
仲間を見つけた。

ーーー

井の中の蛙、大海を知らず
私は自我を殺した世界で、空の青さを知ることはできなかった。

ーーー

今いる場所の居心地が悪いなら、自分の足で環境を変えてみる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?